ちいちゃんのひとりごと

ちいちゃんのひとりごとを勝手気ままに書いています。

私と言う女遠い記憶part30

2018年02月18日 | 介護
いっぱい泣いた。人生でどれくらい泣いたことだろう?いつも泣いていた。泣かされながら泣いていた。どれだけ泣いたらいいのかと思うくらい泣いた。
いじめられて泣き、夜は布団に入って悲しい話を作って泣いた。布団を頭から被って声を殺して泣いた。悲しい話を作るのはお手のものだった。私はいつも悲劇のヒロインだった。
呑んだくれの父は良く呑んで帰ってくると、すまないと思ったのかお土産を買ってきた。それは不二家のケーキだったりヒロタのシュークリームだったり寿司折だったりした。とっくに歯を磨いて寝たのに起こされて弟と二人それらを食べた。あの日の不二家のケーキはご馳走だった。昨日、銀座の不二家に行った。2階のレストランだった。不二家のレストランは美味しかった。私は父を思いだしあの日のケーキを思いだし泣いた。
帰りに主人が首から外していたカラーを付けたら隣の席の男の子がまじまじと主人を見た。この子に主人の病気を説明しても無理だろうが、悲しくなった。
まだ隣の席の男の子は小学生になったかならないかの年齢だった。私は涙があふれでた。隣の席の男の子は悪くはないが、可愛いその男の子と主人も昔可愛かったろうと…。
涙が止めどなく流れた。私はこの人と生涯共に生きて行こうとその時思った。
所詮どんなに好きになっても芸能人は憧れでしかないと思った。それからその日私は大好きな小野美子さんのライブに行くのである。
ライブ会場に行く途中の地下鉄の通路であのヘルプマークのポスターを見かけた。(ヘルプマークについては後々詳しく話そうと思う)私はすかさず主人と地下鉄のポスターの前の遺失物預り所に行き、早速ヘルプマークをもらい、いとも簡単にもらえることに涙した。
私はその後小野美子のライブで楽しい一時を過ごしたことは言うまでもない。この小野美子のことも後々話そうと思う。
とにかく子供の頃から良く泣く子供だった。それは今も変わらない。嬉しくても悲しくても泣いている。些細なことで泣いている。そういえば嬉しいことがついさっきあった。少しだけ泣いた。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マトリョーシカ

2018年02月18日 | 介護
2018.2.18
なぜかマトリョーシカを集めている。
ネットで知った銀座の木の香に行ってみた。
このお店は初の来訪である。
店内のそこかしこにマトリョーシカが並ぶ。
チェブラーシカもあった。
日本のこけしもあった。
財布のお金と相談し、マトリョーシカを選ぶ。
手作りのマトリョーシカはどれもこれも愛らしい。
どうも大好きな人にはマトリョーシカをプレゼントするらしい。
財布と相談し選んだマトリョーシカを買い求めた。
自宅にたくさんのマトリョーシカがある。
しかし、ものであふれた我が家に飾る場所がない。
結局終われたままのマトリョーシカばかりである。
そもそもなぜマトリョーシカなのかわからないが、愛くるし手作りのマトリョーシカはかわいいと思う。
そんなマトリョーシカを手にし、新宿のライブハウスに行く。
その前にお昼を食べていなかったので、銀座でお昼を食べる場所を探す。
ランチの時間は過ぎていたのでどこもお高め。
やっと見つけた数寄屋橋の交差点の不二家の2階のレストランに入る。
父が良く呑んで不二家のケーキを買って来た子供の頃を思い出した。
不二家のケーキはごちそうだった。
不二家のレストラン、美味しいです。
父が買って来た不二家のケーキは美味しかった。
そのケーキと父の顔がダブった。
私は不覚にも泣いてしまった。
帰り際に主人が首に外していたカラーを付けた。
そのカラーを隣の席の小学1年生ぐらいの男の子がじーっと見ていた。
その子に説明しても理解は無理だろうが、おそらく一生首にカラーを付けた主人の生活を想うと涙が出た。
可愛い男の兄弟だった。
父親と食べに来ていた。
それは幼い私と父の記憶に似ていたかも知れない。
会計を済ませ、それでも涙が止まらなかった。
隣の席の男の子に罪はない。
ただ、一生カラーを付けた主人の生活が悲しかった。
かわいい男の子の顔が主人の顔にダブった。
おそらく主人もそんな時代を過ごしたであろう?
その後、地下鉄に乗って新宿三丁目まで行く。
出口を探していたら都営地下鉄の忘れ物取扱所みたいなところの前でヘルプマークのポスターを見かけた。
写真を撮り、サイトにアップし、そこで私もヘルプマークをもらう。
親切にもすぐに理由も聞かずにもらえた。
ヘルプマークは私にとっての安心です。
早速リュックに付けたことはいうまでもありません。
不整脈とうつ病、何かあったときのお守りです。
それを付けて電車に乗ったら優先席で席を譲られました。
ささやかなことに感謝し、涙した日でした。
もちろんその日のライブは良かったことは言うまでもありません。
マトリョーシカいまだに3名の方にしか差し上げていません。
大好きな3名です。
そのうちあなたに届いたら、貴方も私の大好きな一人に仲間入りですね。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする