まくとぅーぷ

作ったお菓子のこと、読んだ本のこと、寄り道したカフェのこと。

就学時検診2020

2020-11-12 20:03:18 | 日記

自慢じゃないけどうちの事務ちゃんずはアウトドアもする事務である。具体的には何をするかと言うと、先生の校門前配布を手伝いに行って、学校や幼稚園の前で出入りする子供達や保護者にチラシなどの入ってるビニールの手提げを配る。寒かったり暑かったり雨降ってたりするとちょっと大変だけど、一番困るのは「要りません。」って断られることだ。しかしもっと困るのは中に入ってるシールとか鉛筆とかのおまけを抜いた後、ビニールごとその辺にポイッとされること。なので配布が終わるとそこら辺をパトロールする。デスクワークとはまるきり違う種類のこの仕事をみんなわりと気分転換になるから好きだと言う。わたしも実はそうなのだ。しかし感染症騒ぎの始まった春からこっち、手渡しってのもどうよ、と言う雰囲気になり、まる一年封印された。今日は久しぶりに出陣である。マンモス校には後輩二人、辺鄙なところにある少人数の学校にはわたし一人で向かった。

前の日に実施した営業さんの話だと、例年なら鈴なりの同業他社はいないが、受け取る側にはそんなに抵抗感もなさそうだったとのこと。初めて降りる支線の駅は、見渡す限り工場だらけで、そこから少し歩いて国道を渡ったところに大きな小学校の敷地があった。これだけ広々してるのに各学年1クラスのみの学校である。校庭では伸び伸び遊んでる子供達がいる。受付時間はたった15分、その20分ほど前から校門のすぐそばに立って配布開始。マスクをつけているので声のトーンを高めに、笑顔でいることが音から分かるようにしながら差し出すと、ほぼ100%受け取ってくれた。たいていが友達親子連れ立ってやってくるので、向こうの方に現れた姿の人数を確認したらその分だけの手提げをバッグから取り出してスタンバイ。なんとなく、手にいっぱいある中から渡すより、これはあなたのためにっていう感じを演出したりして。そして「受付どこですか。」「入り口こちらですか。」などと質問されちゃうのも校門前では良くあることだ。こちらから入ってください、受付は中で聞いてください、なんて調子良く答えるわたし。誰やねん。

就学時検診は来年入学する子供達がやってくるわけで、例年ならほとんどの子がニコニコしながら保護者と歩いてくる。友達連れの男子は弾丸のように駆けてくる。でもなんだか今年はちょっと不安そうな顔をしてる子が多かったように思う。保護者の表情もちょっと硬くて、これ怒ってないよね、って心配になりながら声かけした。とりあえず解禁になったのは嬉しいけれど、おそらく地域性もあると思うし(これがおハイソなA区だったら拒否されそう)まだまだ緊張感を持って暮らして行かなくてはいけないんだなと改めて感じた。

事務所に戻るとマンモス校組はとっくに帰っていて、持っていった資材が予定の半分の時間でほぼ無くなったんだって。もっと持っていけば良かった、と嘆いていた。そちらは学童クラブの勧誘が三人一緒で、その人たちがビニール手袋もしていたので、こちらもはめて配ったそうだ。

来週も引き続きアウトドア。みんな風邪ひかないようにがんばろう。おー。


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