2021年ノーベル物理学賞に日本人、真鍋淑郎氏が受賞した。世界的に限られた人数の一人となつた人でありただただ尊敬するだけである。日本人の今までの受賞者は各分野合わせて28人という。
何事も日本より優位に立とうとする某国は1人(平和賞)というのも面白い。
真鍋氏の受賞で驚いたのは90歳ということだ。今年度受賞ということは、研究者としては現役ということだろう。テレビのインタビュー取材の生き生きとした話し方には驚いた。
自分は間違いなく後ろ向きに生きている。90歳に目を向けがちの今、指定難病の痺れと機敏に動けないことから、気持ちや動作がアクティブでない。真鍋氏に関するテレビ放送を見ながら反省した。
ということで、脳力も金もない者は映画、007最新作「NO TIME TO DIE」を見てきた。007は第1作から全部見ているが今までと少し違ったようだ。でも久しぶりの映画で楽しかった。
WebのYahooニュースはよく見る。
時々、高齢者が詐欺被害に会うのを防いだと警察署から表彰されている。
おれおれ詐欺は勿論だがパソコン使用による詐欺の誘いも多い。詐欺師は不法に入手したメールアドレスへ一斉に送信し、メール内で上手に誘導してお金を振り込ませようとする。高齢者はそういう気持ちになるのかもしれない。
私のメールアドレスも洩れているようで、毎日のように様々のメールが届く。
「VISAカードに不正アクセスがあるので確認お願いします」のようなものから「ETCカード」「Jaccsカード」「メルカリ」だ。これらは使用していないので開くことなく削除する。
そしてアマゾンを名乗るものからよく来る。アマゾンの通販は利用しているが、不正アクセスの知らせとか口座更新のメールはすぐ削除し、別口でホームページにアクセスして確認している。
ということで今のところ被害はない。
10月1日、新型コロナに対しての緊急事態宣言とまん延防止等重点措置の全てが解除された。全国一斉に解除となつたためか、新型コロナ感染から解き放たれたような錯覚におちいる。でも、5回目の感染拡大が止んだということでコロナ過の時代がなくなったわけではないだろう。
心の引締めが大事だと思う。
テレビ報道で「今年の夏はどうでしたか？」と問いかけている街頭インタビューがあった。「どこへも出かけることができず我慢の夏だった」というふうに答える人が多かった。
社会人として現役であり活動的な人にとっては行動の制約は辛かったに違いない。頑張った人たちをねぎらいたい。
だが、高齢者を自覚する身には、今年の夏は「常にマスクをしていたことと、事ある毎に手の消毒をしていた」という印象が強い。それが特別不幸だったという思いはなく、近くでの買い物や不自由なく散歩ができたことで満足している。
