素人俳句と自覚しているがいい句は作りたい。
まず、句作りの初めは生活の中で感じたことを五七五でメモをとる。最近の例では、残暑の頃手の平を扇かわりにして風を送る時、蕎麦を啜っている途中にドアチャイムが鳴った時、車のバックファイヤーの音で庭の虫の音が一斉に鳴き止んだ時のメモがある。
まず、句作りの初めは生活の中で感じたことを五七五でメモをとる。最近の例では、残暑の頃手の平を扇かわりにして風を送る時、蕎麦を啜っている途中にドアチャイムが鳴った時、車のバックファイヤーの音で庭の虫の音が一斉に鳴き止んだ時のメモがある。
・手の平の慰めの風秋暑し
・ドアチャイム箸を止めたる走り蕎麦
・いちどきに虫の音止みぬ破裂音
このメモを、俳句雑誌等に載っている「俳句作りの心得」を頭に入れながら手直ししていく。いろいろあるが今回は「リズムを整える」「説明にならない」「窮屈な表現にならない」を意識した。それを頭に手直していくうちに次の句になった。
・扇ぐ手の風の微かや秋暑し 千字
・ドアチャイムに止める箸先走り蕎麦 千字
・虫の音を闇に沈める破裂音 千字
もつと吟味すれぱいいのだろうが、これでよしとするのが素人俳句‥‥か。