人でなし

不況のせいなのか、社会制度の歪みなのか、

それとも人が持って生まれた本質的なものなのか．．．

最近、凄惨な事件や無慈悲な出来事が多すぎるように思います。

人が多くなり、経済が困窮し、序列格差が広がり、

道徳心は問わず、枠内に収まる人間だけを重んじる風潮からか、

人が人の証である心を失いつつあるようにも感じます。

人が沢山集うところでは、つい隣人には無関心となり、

高速移動できる鉄の箱に収まれば、礼儀を忘れ恥を掻き棄てる。

経済優先で物事を解決できると考えがちな社会の仕組みから、

発言の語気を強めれば金になると考えるモンスターが多く生まれる。


また殺人や傷害を犯したり、騙して搾取したり物を盗んだり、

権利を侵害したり人の心に土足で踏み込んだりしても、

全ては国家の準備したプロが捕まえ尋問し、そして送検する。

更に心の通わない他人によって裁かれ、罪を償わすこととなる。

人でなしとなりしものは、心ある人であるものにその身を委ね、

その彼等によって裁かれ罪を償うべきだと考えます。

懐かしき場所

夜更けに神社の山門を潜り、ずっと奧の拝殿まで進み、手を合わせてきました。

若かりし頃、この境内で一日を過ごしたり、思いに耽ったりしたことがあります。

真っ暗で誰もいない境内は、厳かで凛とした中にも心安まる場所に感じます。

それから本殿の裏をぐるっと回り、拝殿横を過ぎ、山門を抜け石段を下りました。

監査対象工事

少し肌寒い、しかし爽やかな秋晴れの一日でした。

今日は発注者側の内部監査で当現場が対象となり、
総勢１１名による施工状況の調査に立ち会いました。

まずは建物内に於いて概要説明、書類審査を行い、
理解を得られると、次は稼働中の現場にて質疑応答、
その後他方の現場も確認して、監査は終了しました。

昨日とは打って変わり、すっきりとした天気に恵まれ、
当方にとってはスムーズに事が運び、いい感じでした。

正論だと感じたもの

．．．久しぶりに明確なる正論に出会ったような気がします。

【正論】温暖化外交に国益の計算にじむ　というタイトルで、
ネット上に掲載された論調は、失速気味な日本経済に対して、
少し光明が射し込み期待の持てる、そんな内容に思えました。

http://sankei.jp.msn.com/life/environment/091117/env0911170237000-n1.htm

世界大戦敗戦国となった日本は、打ち拉がれた中にあっても、
日本人の持ち前の勤勉さと器用さ、そしてほぼ単一民族たる
団結心を持って、ある意味驚異的な一大復興を果たしました。

そのエネルギーは圧縮された物質が、一挙に膨張するように、
高度成長期を経て、世界経済をリードするまでになりました。

しかしここに来て日本経済は飽和厭世的な行き詰まりを覚え、
世界同時不況にも強く作用され、閉塞観ばかりが語られます。

果たして人類は、この先も自由経済のテーマで歴史を刻むのか、
はたまた旧態依然のまま国という垣根と一定のルールを設けて、
世界大戦、冷戦、流通経済競争、資源獲得競争などを繰り返し、
互いに競争し淘汰し合う、そんな世界観で未来に繋げるのだろうか。

近未来は地球温暖化対策というカードで、目先を変えた覇権狙い、
しかし正論は将来への指針であり、一定のアドバイスと受け止め、
あと少しロングスパンな地球規模の政策と思想を待ち望みたいです。




　

晦日月

今日はドンヨリ濁った空の下、寒々しい冬日となりました。
．．．年の瀬まで残すところ、後６．５週間を切りました。

街の装いも次第に年末商戦の慌ただしさとなり始め、
足早に道行く人の姿が増えてきたように感じます。

街路樹に留まる葉数もひと雨毎、風吹く毎に少なくなり、
だんだんと、冬のもの悲しい景色に移ろいつつあります。

天気は今夜から下り坂．．．

JiJiBaBa同窓会

昨晩は同窓会を兼ねた早めの忘年会をしてきました。

久しぶりに会う顔、いつも会ってる奴、忘れていた顔．．．
年２回の集まりも、そろそろ１０年あまりとなりました。

集まっても、毎回同じ昔話をしているようにも思えますし、
早くに往ってしまった友のこと、子孫のこと、老後のこと、
また友人同士ならではの結構手厳しい意見の応酬も．．．

飽きもせず、いつまでも尽きない話に夜は更けゆきて、
夕方７時から呑みだし、午前３時過ぎ帰宅となりました。

土砂降りの山岳路

昨夜、土砂降りの山岳自動車道を愛車で帰ってきました。

隣県での技術者講習に臨み、その後友人と会食をした後、
午後８時過ぎ彼地を出発、９時半頃到着しました。

向こうでは曇りのち小雨程度で穏やかだった天候も、
山越えした辺りから次第に、土砂降り状態となりました。

急峻な登坂路ではサードで、アクセルを目一杯踏み込んで、
時速８０キロ．．．平坦路や下り坂では１２０キロオーバー、
ヘッドライトの照度の低さとワンスピードの華奢なワイパー、
横殴りの土砂降りにもめげず、何とか無事帰着出来ました。

1.5日勤務

１１月５日より９日後の今日は、再び３６時間勤務となります。

日中は他県への講習に参加し、会食後とんぼ返り、
そのまま同じ夜間作業に付き合い、明日日中一杯勤めます。

昨夜は帰宅途中、ガソリンスタンドにて愛車にハイオクを入れ、
タイヤ空気圧を前輪1.9ｋｇ/ｃ㎡、後輪2.2ｋｇ/ｃ㎡に補充、
助手席のミニノートに仕込んだカーナビを携え、いざ出発です。

それでも秋

抜けるような青空が気持ちよかったり、豪雨に襲われたり、
突風が抜けて急に冷え込んだり、はたまた夏日となったり．．．

それでも自然はゆうゆう本来あるべき姿で移ろっていきます。

紅葉は深まり、広葉は払われ、実は熟し、根は養分を蓄え、
渡り鳥は海を渡り、獣は毛深くなり、爬虫類は籠もってしまう。

アスパラ畑でも擬葉の黄化が始まり、春の芽吹きに備えます。
近隣の農家は川干時期から、そろそろ冬支度に勤しむ頃です。

唯定まらぬ晩秋の天気に、翻弄させられる毎日ではあります。

季節外れな豪雨

昨日本県に降った豪雨は、この時期にしては記録的雨量だったようです。
県中央部では、２４時間積算で２５０～３００mm降ったとありました。

そして夜半から明け方に掛けては、豪雨とともに激しい雷鳴も轟き、
各地で落雷による停電被害もあったようです。

一夜明けた市街地は、乾き掛けたアスファルト道に落葉模様が描かれ、
三面張りの河川は堆積した塵芥が一掃され、穏やかに流れていました。