人でなし

不況のせいなのか、社会制度の歪みなのか、

それとも人が持って生まれた本質的なものなのか．．．

最近、凄惨な事件や無慈悲な出来事が多すぎるように思います。

人が多くなり、経済が困窮し、序列格差が広がり、

道徳心は問わず、枠内に収まる人間だけを重んじる風潮からか、

人が人の証である心を失いつつあるようにも感じます。

人が沢山集うところでは、つい隣人には無関心となり、

高速移動できる鉄の箱に収まれば、礼儀を忘れ恥を掻き棄てる。

経済優先で物事を解決できると考えがちな社会の仕組みから、

発言の語気を強めれば金になると考えるモンスターが多く生まれる。


また殺人や傷害を犯したり、騙して搾取したり物を盗んだり、

権利を侵害したり人の心に土足で踏み込んだりしても、

全ては国家の準備したプロが捕まえ尋問し、そして送検する。

更に心の通わない他人によって裁かれ、罪を償わすこととなる。

人でなしとなりしものは、心ある人であるものにその身を委ね、

その彼等によって裁かれ罪を償うべきだと考えます。