ずっと山間の道を走り込んでいくと、ある地点で峠に差し掛かります。
以前ならそれは、ダラダラ曲がりくねった坂道を極めし所にあったのが、
近頃は至る所トンネルになり、峠を気付かない内、過ぎてしまってます。
ですから私はわざわざ旧道のしかも何とか通れるだろう道に分け入り、
見えない対向車と剥き出な山肌上部よりの落石に注意を払いながら、
草をはむ牛のごとく、そろりそろりと車を走らせるのです。
車のアクセルは踏めば踏み込むほど、当然スピードが増してゆきます。
そのスリルと爽快感は、人間の持つ能力を超えた何かに魅了されます。
スピードを維持する為に車の性能を高め、道を拡げ直線化してきました。
道幅は広く平坦となり、車は大きく重くなり、環境負荷を増大させました。
だから私は軽四より小さく感じる古い車で、わざわざ旧道に分け入ったり、
スピードを出さないで済む裏道を選んで走ったり、珠には立ち止まったり、
ある意味、人間の持つ能力の限界を追わない走り方を愉しんでいます。
...因みに当地には、ゆっくり動くことを「はむ」という方言があります。
以前ならそれは、ダラダラ曲がりくねった坂道を極めし所にあったのが、
近頃は至る所トンネルになり、峠を気付かない内、過ぎてしまってます。
ですから私はわざわざ旧道のしかも何とか通れるだろう道に分け入り、
見えない対向車と剥き出な山肌上部よりの落石に注意を払いながら、
草をはむ牛のごとく、そろりそろりと車を走らせるのです。
車のアクセルは踏めば踏み込むほど、当然スピードが増してゆきます。
そのスリルと爽快感は、人間の持つ能力を超えた何かに魅了されます。
スピードを維持する為に車の性能を高め、道を拡げ直線化してきました。
道幅は広く平坦となり、車は大きく重くなり、環境負荷を増大させました。
だから私は軽四より小さく感じる古い車で、わざわざ旧道に分け入ったり、
スピードを出さないで済む裏道を選んで走ったり、珠には立ち止まったり、
ある意味、人間の持つ能力の限界を追わない走り方を愉しんでいます。
...因みに当地には、ゆっくり動くことを「はむ」という方言があります。