ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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飛び加藤

2012-07-04 09:49:12 | 舞台関係
三上さんがチラシから「おいで。おいで」と手招きをしたんです。
で、即GETしたのが飛び加藤でございました。

実在人物である加藤段蔵をモデルに作られたお話。
以下、ネタバレがございますので、これから観劇される方はご注意を!

とある手妻師が御上に捕えられたお白洲にて、取り寄せ箱の由来を語るところから物語が始まります。
ワタクシ無知で、手妻なるものを知りませんで。。。日本で独自に発達したいわゆる手品みたいなものなんですってね。
戦国時代に活躍した忍。江戸時代となって時が下れば、その草としての仕事はなくなり、能力を生かしてこういった技術を磨いていったのかもしれません。
お白洲で手妻師が語る時代はまだ忍を必要としている時代ですが、加藤段蔵は忍としてではなく大道芸人として現れます。
抜け忍のお話かと思いきや、どっちかっていうと人情話+復讐劇みたいな感じ。
人魚姫の物語を織り込んでいるので、ほんのり綺羅でありながら哀しい色味も帯びてます。
実在の加藤が暗殺(しかも厠で・・・^^;)されたのとは違い、とても穏やかな最期を迎えてラストってのが気に入ってます。

桔梗役のマヨマヨがすっごく良かった。
老婆の声とか迫力ありましたね。せっかくの可愛いお顔も半分以上封印。
でもラスト、復讐を終えた時の悲しそうな声に、段蔵への愛を感じました。

筧さんはパワフルでしたね。
多分、サイゴンでしか観たことがないと思うんですが。。。
衣装がすごく似合ってました。

我らが三上さんは、美味しいトコ取り(笑)
存在もカッコよければ、衣装も黒一色でカッコよし!
人情あふれるシャイで優しい男。クールを装ってましたが、あれじゃぁ忍は無理じゃないか?と思うくらい隠しきれない愛情があふれる元忍でした。
結局、与三郎は自分の意志で抜けたのか桔梗の術で抜けたのか・・・解らなかったんですが^^;(←頭悪すぎ)あまりにもあっけなく死んじゃって、それがちょっと悲しかったなぁ。。。
ワタクシ、たぶんサニーサイドウォークでM.O.P.観劇復帰をしたと思うんですが(夏のランナー以降疎遠になってた時期があるのです)、アマーズしか覚えてない(笑)

藤山新太郎さんの手妻もすごかった。
うーどんのくだりが特に素敵!
あとね、ラストの蝶から紙吹雪への移り変わりが儚くて綺麗だったなぁ。。。
どうして紙吹雪ってあんなに悲しげに見えるんでしょう。

楓の愛美ちゃんはとってもよく通る声で可愛いでした^^
そしてクルクルとよく動く!殺陣にも参加してたし、一番動いてるんじゃないか?ってくらい動いてました。

出てくる人みんなとっても素敵でしたね。
楽しくて楽しくて、でもちょっぴりホロリとくる・・・そんな舞台でした。

歴史ものってやっぱり好きだわ~*^^*







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