ぶつぶつ地蔵

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八犬伝

2012-12-20 15:21:24 | 舞台関係
11月29日ソワレ 八犬伝

是非、もぼさん脚本の舞台に村井くんがご出演して欲しかったんです。
カレーライフとか風が強く吹いているとか・・・もぼさんの描く本に村井くんは合うと思ったんです。
そう思ってたら、以外に早く村井くんキャストインしてくれました(笑)
カワイクなくちゃいけないリユウの時に、演出の深作さんが「まだタイトルは公表できませんが、また鈴木さんと一緒に作品作りますよ」と教えていただいていたので、発表と同時に「うわ!オイラの夢かなったりぃ~☆」状態でした(爆)

さてさて。八犬伝。
原作は馬琴の南総里見八犬伝です。水滸伝をベースに馬琴が考えたとされています。
いわゆる、複数人の英雄がどんちゃんするお話ね。程度の認識でした。
深作監督(お父様)の映画も見ていませんし、本も(持ってるくせに結局)読んでいません。
全くの真っさら状態で見たのですが。。。主要登場人物が多すぎて、しかもそれぞれのエピソードを盛り込まなくてはいけないので、はっきし言って一発目でストーリーを完全に理解する事ができませんでした^^;一生懸命ストーリーを追ってたんですけれど。。。置いてけぼりを何度も食らわされた気分です。
2公演とってて正解でした。

ぶっちゃけ、ストーリー的感想は「身内のことは身内で決着つけてくれよな。庶民を巻き込むなよ」って感じ(爆)
事の発端があまりにも殿様の個人的感情すぎるんですもの。
しかし現況はどうであれ、物語の展開的感想としましてはなかなかオイラの好みです。っつか、水滸伝好きだから好きでおかしくないんですけどね。
ただね、舞台で見せるには時間が足りない気がする。。。水滸伝だったら、見せ場の幾つかを舞台化するわけで、水滸伝全部を舞台にはできません。(味方だけで108人も出てくるので、何日かかるかって話になっちゃいますので)
しかし八犬伝は八犬士とゆー、微妙な人数なんですね。しかも水滸伝みたくそれぞれのエピソードが完結しておらず、八犬伝の世界を描くためには削るに削れなかったんでしょう。(水滸伝は物語の成り立ちが、ベースとなる史実を元に講釈師の話の寄せ集め・・・再編成となっているので、場面ごとにある意味物語が完結しています)
仁義礼智忠信孝悌の八文字に当て嵌められてもいますので、どう考えても削れません。
登場させて終焉を描くとほとんどいっぱいいっぱいって印象が否めませんでした。
これは致し方ありませんね。

登場人物はというと、お目当ての村井くん@小文吾は。。。結構ウジウジしてました^^;
ウィキを読んだ限りじゃ、相撲取りのような巨漢で年齢もかなり若い感じで、結構ボケ担当ですか?的だったので、どんな暴れん坊なのかと思ってました。
全然違う印象でしたね。
いや、それが悪いってのはないんです。物語を読んでないのでキャラクターの印象って固まってないので。
でもなー。。。ちょっと物足りなかったな。うん。やっぱり暴れまわって欲しかった。
個人的には毛野あたりを演じて欲しかったかも。。。でも女装は似合わない気がするし、なにより絶世の美女は無理・・・そうなるとやっぱ小文吾か^^;

お久しぶりだったのが現八@荒木くん。
非常にカワイイでしたね*^^*なんか、めっちゃ現八が似合ってました。
一瞬、村井くん現八でもいいかなって思ったけれど、荒木くんが当たり役だと思うのでこれは譲れませんね。

馬木也さん丶大(ちゅだい)法師も素敵でしたね。親子対決が切なかった。
丶大って、犬の字を分解してるんですね。ウィキに書いてました。

浜路役の森田彩華ちゃんもよかったなぁ。特に玉梓に蘇らされた怨霊の時。
薙刀を振るう姿が綺麗でした。

語らずには居れないのが香寿さんですよね。伏姫と玉梓の二役。まさしく女版ジキハイ状態で演じてらっしゃいました。
ラストはさすがに伏姫観音に変わるのは無理だったんですね。玉梓のまま強引に伏姫演じているのはさすがでした^^;


もぼさん版八犬伝では、ウィキで読んだストーリーとは設定が幾つか違っていて、伏姫と玉梓が親子だったり、八犬士が信乃を除いて死んじゃったりしています。
ちゃんと読んでいないので安易に語ることはできませんが、もぼさん版八犬伝は七犬士の犠牲があって生き残った信乃にその先にある新しい未来が重なる・・・的なお話でしたが、原作は大団円なんですね。
でも、これはこれでいいんだと思います。
舞台版八犬伝は二次創作な訳ですから、馬琴の八剣伝を一旦解体し、そこから骨になるものを拾い出し主軸に沿って肉付けし、組み立て直して造り上げる。
そーして、もぼさんと深作さんの八犬伝が生まれたんだと思います。
深作さんの作品は、前回の「カワイク~」の時にも思いましたがストレートだなぁって思うのです。今回の八犬伝も、すっと真っ直ぐな印象でした。


ひとまず平岩版八犬伝を読むのと、深作監督の八犬伝を見る。。。ことにする。
今更ながら、調べたら・・・横内さんもスーパー歌舞伎で八犬伝を手がけてたぁ~^^;どっかに映像ないかしら。見たいぞ!











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1 コメント

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あわわわわ(;`皿´) (ひー)
2012-12-20 18:20:11
変換間違い多すぎますね(T_T)
今日はもう修正できないので、明日修正致します。
失礼致しましたm(_ _)m
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