ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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真澄鏡

2005-09-18 03:16:09 | 楽描き
旧暦の8月15日は中秋の名月である。
古の中国では、この日に天人が月から降りて来るとされ、瓜や秋の草花で出迎えたのだとか。平安時代に日本に伝わり、月を愛でる宴となった。

月にはそれぞれ名前がある。
新月 古くは朔と呼ばれたが、西洋占星術ではニュームーンと呼ぶ所から、新月と名付けられたらしい。
月の姿は見えないが、月がいる・・・そんな始まりを感じさせると思うのだが。。。
二日月 針で引っ掻いたように薄い薄い月。在るか無いかの絹糸の様な光。
三日月 細く儚気で優雅な月。
上弦・下弦の月 『う』字が脹らんでいく7日目前後の上弦と、『し』の字で細っていく22日前後の下弦。弓のしなるような姿から、弓張月とも呼ばれる。
個人的に上弦の月と下弦の月という呼び方が好き。
小望月 満月(望月)の前日、14夜の月をそう呼ぶ。
実際にはこの日の月の方が、満月よりもまん丸に見えるから不思議。
十六夜 いざようように出る16夜の月。『いざよう』とは、進もうとして進めない、ためらい、たゆたう樣。らしい。
立待月 立ちながら待つうちに出て来る17夜の月。
居待月 座って待つうちに見える18夜の月
寝待月 寝て待つ程に時間が経ってから出て来る19夜の月
更待月 夜更けになってやっと出て来る20日目の月。
有明月 夜が明ける頃に出る26日目の月。

月の満ち欠けに、古人は永遠の不滅を感じていた。満ちては欠け、欠けては再生する月。
その不思議を愛でながら、きぬかつぎやお月見だんごをつまみ食いするのが好き。
お月様が笑いながらこちらを見ているような優しい感じ。
月のウサギも一緒に飲みましょうよと誘ってみる。

タイトルの『真澄鏡』とは、満月の姿を鏡に見立てたもの。
この鏡に写るのは、自分自身の姿では無く、心が写し出される。
『美人の日本語』に載っている、9月18日の『言葉』がこの真澄鏡だった。

ぴょんと月から飛び出したうさぎさんと共に、今宵は月を愛でながら、心の中も覗いてみるか。

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2 コメント

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 (ももぞう♪)
2005-09-20 14:47:19
“美人の日本語”大活躍やん???♪

本ミョウリに尽きるよ きっと‥!



最近『月』の本を買ったんだけれど

なんだか難しいぃ~っ^_^;

けれど 色々な名称があって 素敵なのよねぇ‥。
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お返事 (nao)
2005-09-20 19:52:08
>も♪っちゃま

も♪っちゃまとはなんだか不思議な縁があるよねぇ・・・ドキドキ
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