ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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続・里見八犬伝

2012-07-20 15:56:52 | 呟き
我らが鈴木哲也さんの作品、里見八犬伝のHPが開設されておりました!

里見八犬伝

お勉強する前に村井君の役が解っちゃったよ(爆)
悌の玉の犬田小文吾です。
ワイルド系だよね?(やんちゃ系だったりして・笑)
ドキドキワクワクです~♪
しかし体躯的(小文吾@巨漢)にはミスキャストか?^^;
牡丹の痣はお尻にあるんだって!キャッ♪


大阪は2公演しかありません。。。(しょぼーん)
お江戸に日帰り突撃でもしようかなぁ。。。

だってね、もぼ版八犬伝。。。ぜったい熱くって泣けるに決まってる!
深作さんの演出も楽しみですね。
今までの印象は「ピュア」なんですが・・・どうなるんでしょう(ワクワク♪)
大阪2回は絶対に行くぞ!
きっとお江戸と大坂では雰囲気違うだろうし。。。頑張れるかな、懐(笑)





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高き彼物

2012-07-20 10:06:17 | 舞台関係
7月13日京都文化芸術会館にて・・・高き彼物 観劇。

M.O.P.のラスト公演以来の京都文化芸術会館でございます。

もともと時代物や外国物など、実生活から遠い世界のお話を多く描かれているマキノさんですが、今回の作品は、マキノさんの経験に沿った部分の多くあるお話らしい。
ま、実際のところ、マキノさんが紡ぎだす限り、マキノさんの経験の上に描かれていることに変わりないんですが、よりマキノさんに近いのかな・・・と思いながら観劇いたしました。
マキノさんが鶴屋南北戯曲賞を受賞された作品です。


心に負った傷を癒せない秀一と、彼を取り巻いた人たちのひと夏の物語。
今の受験主義の始まりのころのお話。
人が生きる上で、何が必要で大切かを考えさせてくれる物語。
生きるとは何か。生きているとはどういうことか。
人とは、人の心とは何か。
物語を貫く「高き彼物」。。。

冒頭は突然の夕立に、パンツまでびしょ濡れのおやっさん扮する警官のセリフから始まる。
ズビズビ。を思い出す懐かしい遠州弁。
物語はほぼ一貫して、この遠州弁で語られる。東京から来た秀一を除いて。

幕開きの大雨は、バイク事故で友達を亡くした秀一の心の傷の深さを表しているようで。
そして盛夏の暑さは、その心の傷の膿を表しているようで。

秀一は負った傷を癒す術を知らなかった。彼の親も世間体と受験を優先し、傷に蓋をすることを教え、傷と向き合うことを教えなかった。
友達の死を受け入れられない秀一には、受け入れられないだけの理由がちゃんとあり、それに向き合うことを教えたのが石丸さんの演じる猪原先生であり、このひと夏をともに過ごした人々なんだと思う。
猪原先生の元で勉強の仕方だけでなく、人生を生きる上での物事の受け止め方に気づいていく秀一は、猪原先生に傾倒していく。しかしその猪原先生もまた、心の傷を癒せないでいることを知る。

物語のラストは、出来過ぎな偶然の重なりでハッピーエンドになるわけだけど、それがくどくなくって、嘘くさくも感じなくって。
心の傷は無かった事には出来ない。でもその傷と向き合い受け入れることで乗り越えていくことができる。秀一の傷も猪原先生の傷も、綺麗な水で洗われたようにジクジクした膿が無くなって、かさぶたになった気がする。
夕立のあとの爽やかな空気に似たラストでした。

マキノさんらしい笑いを散りばめたお話で、心がホッコリとしながらも熱くなる・・・そんなお話でした。
会場にはたくさんのおじさんやおばさんが観に来られてました。きっと自分と重ねる部分がたくさんあったんだろうなぁって思います。
若い。。。たくさんの学生さんにも見てもらいたい作品でした。




屑たばこ 集め吸へれど志す 高き彼物忘らふべしや
                     吉野秀雄






さすがに吉野秀雄は持っていないので、本屋さんへ行ってみようと思います。





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