ぶつぶつ地蔵

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ラ・パティスリー

2012-03-23 09:12:29 | 舞台関係
3月20日 ラ・パティスリー


実はもっとかる~い漫画みたいなお話だと思ってました。
そして出演者も、阿知波さんはともかく、テレビ感覚の舞台だと。。。思いこんで挑みました。

土下座で謝ります。本当に申し訳ありません。
ぜんっぜんそんなことなくって、めっちゃいい舞台だったんです!

どの人のセリフもちゃんと聞きとれて、しかもいい感じに緩くナチュラルな感じで。
お話もよかった。
タイトルの「ラ・パティスリー」は、単なるお菓子の話ではなく、その場所と人にまつわる記憶を辿るお話だったのです。


主人公の夏樹が就職した洋菓子店は、オーナーの旦那さんのルセット(レシピ)を守る緩やかな時間の流れるお店。
そこで働く人たちのケーキへの想い、集う人たちの想い。そしてその味にまつわる記憶。
一種オムニバス的なお話を、一つの物語に仕上げているように思いました。

この中でとっても心に残ったのが、主人公にオーナーが厨房で話すシーン。

シェフは常に新しいもの、更に美味しいものを追い求め、日々精進する。
どんなに「あぁ!そうか!!」とひらめいても、翌日に店頭に並ぶそのお菓子達は、毎日同じ味。同じでなければいけない。
なぜなら、お客様はその味を求めて来るのだから。記憶の中にある、その味を。

こんな意味のことを話すのです。
高みを目指しながら、同じをキープする難しさ。
これは単なるルセットに書かれている分量の問題じゃない。使う素材の問題でもない。
たぶん、記憶の事だと思うのです。

記憶が積み重なって、今の自分があります。
でも過ぎた記憶は過去となって、時にあやふやに、時に誇張されて、時に忘れられて、蓄積されていくのです。
この蓄積された記憶を、何かのキーワードで引っ張り出します。
この物語では「スイーツ」がキーワードな訳です。

もう一人の主人公、恭也は記憶喪失で、ケーキへの情熱だけが体に染みついている、みたいな感じ。
お客さんの思い出の味を再現する作業の中に、自分の失った記憶を重ねて必死になっていきます。

それぞれの心の中の記憶と想いを込めて、ケーキが作られていきます。
過去の味、今の味、未来の味。

夏樹は言います。
「ケーキは幸せにしてくれる」
現実にはそんなものでは救いきれない沢山の問題があるけれど、それでも「幸せにしてくれる」と最後に言うのです。

どうして舞台はパティスリーなのでしょう。
それはたぶん冒頭で夏樹が言うように、ケーキを買う時は何かを祝いたい気持ちの時が多いからかな。
スイーツの記憶をたどると、温かな気持ちにたどり着く。そんなことかなぁと。


いかん・・・観た時のふわふわっとした感動を言葉にしてたら、思考が空中分解をきたしている・・・^^;
ケーキと幸せと記憶と想いの関係が解らなくなってきました。(そして、思考放棄。。。ダメダメじゃん)

でも、なんとなく。。。お菓子作りとお芝居って少し似てる気がするって思いました。
高みを目指し、でも毎回同じセリフを言う。。。って言うのが。



気持ち切り替えて(爆)
お目当てだった、吉野役の村井君ですが。。。
鍋TVや大江戸鍋祭りの時とぜんぜん違いましたね。
役柄もあるんでしょうけれど、めっちゃ大人びて落ち着いてました。
わ~っと目立つ役ではないけれど、「何を大切に自分の仕事をしているか」を見据えた役で、お話の中でどっしりと重しみたいな感じの存在だった気がします。
今回初めて気づいたんだけれど、村井君の声、めっちゃいいですね。よく通るし、よく響くし。いい低音です♪
小市マンや神農くんほどの尾てい骨直下型の低音ではありませんけど(笑)
やっぱり、弱ペダも観に行きたかったなぁ。。。
会場にあった村井君宛てのお花も素敵でした。ほとんどが、吉野君目当てでロワゾ・ドールに通いつめてるお客さんの体で捧げられたお花でした(笑)
いいよね~、こーゆー楽しい感覚。ファンの人の温かさを感じますね~☆

とってもいい声なので、本格的なミュージカルでも観てみたい気もします。
でも、どんな役が似合うか。。。想像できない(爆)
あ、ハレルヤとか良さそうかも♪
宝塚BOYSとかRENTなんかも良さそうな気がする。
ちっちゃいけれど、熱さだけならアンジョいけるか?・・・うーん、厳しいか^^;でもマリウスは嫌。(←なぜ?)
お芝居版があるなら三銃士のダルが似合いそう♪(ただし、友を選らばばの頃ね。鉄仮面の時はダメよ)
あぁ。妄想が膨らむ(←バカ)
でもね、キリっとシリアスな表情より、信長の時のようなやわらかい表情の方が好きなので、そんな役をやってほしいなぁ~♪



追記ですが、劇中で使っているケーキはすべて本物のようでした。
毎公演ごとにちゃんと用意するんですもの、すごいですね。
あれって、ご当地パティスリーで調達してるのかな~?大阪だったら近さからいくとCOCARDEあたりかなフランス菓子だし、なんつって。
観劇中、ずっと美味しそうだったんだよね~、ケーキ♪
なので観劇後に近所のジャンルプランでケーキを買って帰りましたわ(爆)
そしてこのお芝居を見ながら、プレスタットのチョコ食べたい!!と思ったのでありました。
(シャボちゃん(シャーボネル・エ・ウォーカー)でもいんだけど、やっぱプレスタット食べたい。。。)
そして使っていた食器、お皿は確認できなかったけれど、カップ&ソーサーはロイヤルアルバートのオールドカントリーローズだったと思います。
オイラがお家で使っているティーカップはロイヤルアルバートのお誕生日の花シリーズなんですよ。父と母のカップがまさしくオールドカウントリーローズなのであります。(あ、こんなプチ情報はいらない?)


こちらが吉野シェフから手渡ししていただいたショコラですぅ~♪
忙しくて深夜にしか家に帰ってないのもありますが、もったいなくってまだ食べてません。
でも、遠い昔のHAPPY MANの大福配りの時の杉山さんにもらった大福の二の舞は演じません。
ちゃんと食べるぞー(笑)






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