ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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久々に水滸伝を語る、、、の巻き

2007-03-10 14:41:04 | 壱百八星
長らく水滸伝を語ることを忘れておりましたが、最近、北方版:水滸伝を読んでいるので、久々に語っちゃおうかと(笑)

ちなみに今までオイラは、苑子版:水滸伝→正子・森下版:絵巻水滸伝→漫画版:水滸伝(横山さんのではない上に途中^^;)→柴錬版:水滸伝→津本版:水滸伝・・・そして現在、北方版:水滸伝・・・という経緯で水滸伝を読んでいるに至る。

一番お耽美な水滸伝は、やはり苑子さん版。柴進と林冲への愛が特に大きいと思った作品。でもね、お話自体が途中で終わっちゃうんだよねぇ~
一番エグイのが柴錬版。ガンガン人を食べまくります^^;(ミートパイではないけれど、トッドさんみたい・苦笑)
今読んでいる北方版は、今まで読んだ水滸伝と切り口がちょっと違うんだよね。今までの、要るのか要らないのか(要るんだけど^^;)私にはよく理解できないウジウジ宋江ではなく、かなり男気のある宋江なんだよね。北方さんが別格と位置づけるだけある描かれ方っぽい気がする。ただ今3巻に突入ッス。今んトコロ、林冲と魯智深が・・・特に魯智深が異常にカッコイイ♪今後どうなっていくのか、続きが気になるところなのだ。


■魯智深■

天孤星で13番目の席順。
あだ名を花和尚。花和尚の花とは刺青を指す。(刺青和尚ってことだねぇ。)花とついているがこの花は可憐ではなく、勇猛果敢な花なのだ(笑)
提轄(警察みたいなもの)を勤めていたが、素手で人を殺めて寺へと逃げ込み、出家して和尚となった。元々は魯達という名だった。智深は法名である。北方版では、幼少の頃に身寄りをなくし、寺に預けられ出家した事になっている。
魯智進は一般的に、豪胆かつ気持ちが優しい、しかし粗野で怪力な好漢とされている。オイラ的にも、ガハハなオヤジなイメージがあった。しかし、北方版では思慮深い人として描かれており非常にカッコイイ どの人が描いた魯智進も李逵のアニキ分みたいな感じで、憎めない男として描かれている。
4尺ほどの鉄の錫杖を振り回し、戦場を駆ける坊さんって凄いよね。
林冲とは義兄弟の契りを交わしており、京劇の野猪林は、滄洲へと移送される林冲が高求の刺客に狙われるのを助けるという、友情物語でもある。


■史進■

天微星で23番目の席順。
九紋龍とあだ名される好漢。若くてボンボン育ちの暴れん坊だったが、王進との出会いによって、自らが井の中の蛙であることを知る。王進を師と仰ぎ、後に義勇に目覚め梁山泊の一員となる。
結構派手な存在のはずなのに、オイラの琴線にはあんまり触れることがなく、印象が薄いお人なのだ。
棒術を得意とし、一騎当千の働きをする。


■孫二娘■

地壮星で103番目の席順。
あだ名を母夜叉。女夜叉って意味ですね。
水滸伝唯三の女傑の内の一人。峠で旦那と二人で茶屋を開いていたが、気に入らない客は殺していたという、ある意味賊みたいなことをしていた。金品は強奪して、肉は饅頭の餡に・・・きゃぁ。こっちの方がスウィニー・トッドじゃないッスか・・・あ、でも、こっちは12世紀のお話だから、トッドさんより先に中華ミートパイを作ってたことになるね。
孫二娘の印象は実は少ないの^^;後の二人の女傑の方がオイラの好みだからかもしれん・・・


以上までは、中国で購入した泥人形の写真があるんだけれど・・・ここからはないんですよねぇ。。。(残念)
オイラの一番好きなお方はまだ出てきておりません。ぷぷぷ。


以前書いた分に宿星と席順を追記いたしました。興味のある方は、どぞ。
■ 水滸伝を語ってみちゃう??? ~その1~
■ 水滸伝を語る ~その2~