ぶつぶつ地蔵

地蔵 呟く ひーの言葉を。ぶつぶつと…。

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なぎさと多恵子

2008-03-18 17:40:50 | 問わず語り(マンガ・本・アニメネタ)
中学生の頃に読んでいた本を読み返している。

まぁ、当時のオイラは、活字嫌い(今でもあんまり好きじゃないが^^;)だったので漫画しか読んでいなかったんだけどね^^;
この本は珍しく、小説なのだ(笑)

で・も!コバルト文庫(爆!)
おいらが持ってる唯一のコバルト文庫である^^;(二冊だけど)

確か友達に借りて読んで、面白かったので自分でも買ったんだと思う。

氷室冴子さんの『なぎさボーイ』 『多恵子ガール』

いかにも~・・なタイトルでしょ?

物語の内容は、中学生から高校1年までのラブコメ。
なぎさくん視線で描かれている『なぎさボーイ』と多恵子ちゃん目線で描かれている『多恵子ガール』。
受験のこと、クラブのこと、放課後の時間。。。何から何まで、学生の目線である。
もちろんそれらは、今時の中学生の目線の受験や時間ではなく、オイラの当時にリンクしてて懐かしい香がするのだ。

でもね、今読み返してもなかなか面白い。


・・・・ってか、なんだか中学生の頃を思い出す*^・^*ポ


中一の頃は、まだちょっと小学生の延長なんだけど、学ランのせいか男子との接し方がぎこちなくなってくる。
そのうち、距離が開いちゃうんだよね。

ウチの中学は、めっちゃ不良(授業にはでないし、学校にもほとんど来ない)とちょっと不良(学校には比較的来るけど授業はちゃんと受けない)とがいた。あ、もちろん大多数は真面目な子だよ。
たまに見かけるめっちゃ不良さんは、マジで怖かった・・・。(もし今、あの当時の状態のめっちゃ不良さんに会っても怖いと思う^^;ってか、教育実習の時は怖かった。)

女子の話の大半は、誰が誰を好きだ。とか、アイドルの話。
オイラも一応好きな子なんか・・・

・・・あれ?
いたっけかな?
小学生の頃にはいたんだけど・・・中学生の時には「これぞ」という人はいなかった気がするなぁ。。。

とにかく、多恵子ちゃんみたいに好きな人を『想って』、なぎさくんみたいに自分を『想って』くれる誰かが現れるんだ(確信)と信じて憧れていた純なオイラ(笑)

昔の本を引っ張り出して読んでいると、その頃の気持ちがちょっぴり甦って、ドキドキした。

あの頃は今よりも、人に対してドキドキしていたし、ワクワクしていたし、友達と一緒に笑って一緒に怒って・・・支離滅裂だったけど感情豊かだったなぁ・・・なんて思う。


『なぎさボーイ』『多恵子ガール』は単なるラブコメではなく、相手を思いやっている芯の部分が面白い。
しかも、なぎさくんから見た多恵子ちゃんは大人びて、頑固だけれども物分りのよい女性に写っていてる。逆に、多恵子ちゃんから見たなぎさくんも、自分をしっかり持った人。子供っぽいところを残していても、やっぱり憧れの君。
男の子・女の子と視点を分けて描かれているけれども、中身は同じ中学生。憧れている相手に対しては自分は常に子供なんだよね。相手にどう写っていようとも。
そのギャップも面白い。

『好き』だからかもしれないけれど、この二人は自分の気持ちを相手に与えている。
私を好きになって!・・・ではなく、自らが『好き』だから、考えて行動をする。
実はかなりいい事書かれてたんだな、って今頃気づいた(笑)当時は、その部分がなんだか判らないけど、すごいなーって思っていた憧れだったのかも。


なんだかねー中学生の頃を思い出しつつ、今の陰湿な感情を反省しつつ、この年になってもこの二人のように与え合える恋がしたいな・・・なんて乙女になって読んでしまった。


昔の本には、その時に感じた思いが詰まっている。
その時には漠然としていたものが、新たな発見となることもある。
最近は読まなくなっている懐かしい本を、読み返してみるのも面白いね。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい (蒼天)
2008-03-21 15:46:15
蒼天も読みました
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お返事 (蒼天さんへ)
2008-03-21 16:26:11
あらー♪
蒼天さんもお読みになった?
今読むと、こっぱずかしい部分もあるんだけど、でも、やっぱり楽しいよ~
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