ヒョウタンゴミムシ

黒光りする物体が目に入った。
ヒョウタンゴミムシ。


立派な顎。
噛まれたらかなり痛そうだ。
この仲間は海浜性だけでなく、山にもいる。
その昔、祖父が珍しいクワガタが捕れたといって見せてくれたのがヒョウタンゴミムシのなかまだった。
たしかに、それくらいの迫力は、ある。

アカテガニ

砂浜をこの姿で歩かれると、一瞬何者かと思ってしまう。
よく見れば何のことはない、アカテガニ。



餌を探しに浜まで出てきたのだろうか。
それとも未だ山へ帰っていないのか。

ヒロバネカンタン

砂浜に続く草むらから、あまり聞き慣れない声が響いてきた。
カンタンに似ているが、断続音。
これは・・・何者？





正体はこいつだった。
ヒロバネカンタン。
この個体は羽化不全だが、特徴であるオスの翅の広さはよくわかる。
元気に鳴いている個体にはとうとう巡り会えなかった。
10年前にはかなりレアだったヒロバネカンタンだが、最近の動向はどうなっているのだろう？
この場所も鳴いていたのはけっこう限られたエリアで、大型台風がくれば波をかぶってしまいそう。
これは台風が来て絶滅する前にもう一度ちゃんと探しにいかないといけないかな。

ニホンヤモリ

夜。
妻を友人宅に送ったついでに海岸に出てみた。
台風のうねりが予想以上に高く、波打ち際は危ない。
仕方なく護岸にライトを向けると、おや、お馴染みの姿。


さらにその先では岩場でも。


一瞬、海浜性の別種、とか思ってしまったがもちろんそんなはずはなく、いつものニホンヤモリ。
家の中だけでなく、こんなところまで出張しているんだ。

クサキリ

あ、顔が短い。
最初の感想がそれだった。


クサキリのめす。
たしかにこの仲間にしては顔が短い。
決して珍しい種類ではないが、何故か今年はこれが初めての個体。
もうシーズン終わりが近いというのに・・・