ういーくえんど・なちゅらりすと

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ムラサキクチブサガ

2023-04-20 13:20:13 | 
雨上がりの早朝、薄暗い林の中、小さなガに出会った。
飛んでいる時には単なる黒いガに見えたその姿、静止してみれば、見事な金属光沢。
この手の光沢は自然光の方が鮮やかになるな。
手ブレ量産を承知の上、スローシャッターで粘った中の一枚。


触角は長めのこの体形。
ヒネガガガのメスかな?
そう思い自宅に帰ってから調べてみたのだが・・・まあよくわからない。
分厚い図鑑を紐解いてみても、どうにも該当種が見えてこない。
鮮やかな金〜紫〜青の光沢。触角は長めで途中が白い。
これだけの特徴がありながら分からない。まさに微小蛾の迷宮に踏み込んでしまった気分だ。
こうなると頼れるのはただ1つ。詳しい人(笑)。
翌日、メールが届いた。
これはムラサキクチブサガである、と。
早速図鑑を調べる。ムラサキ・・・あった!
なるほど、確かによく見ればこいつだと思うのと同時に、これは分からんわ、とも思った。
私がよりどころにしていた色と金属光沢は標本では色褪せていて、そう思ってみなければまずこいつだとは気付かないだろう。
相も変わらず、ガの世界は難しい。

春本番

2023-04-04 10:38:05 | 
この季節、一日一日の変化が早い。
本来ならば天気のいい日には毎日歩いてみたくなるが、そんなのは仕事をリタイヤしたあとの話か。

春本番を迎える頃、いつも自宅の玄関に飛んでくるのがアカモンコナミシャク。
今年、初めての個体は3月31日だった。早め。


あちこち飛び回っているのがアカハネムシのなかま。
同定はどうにも図鑑を見てもよくわからない。これも例年は4月中旬のイメージ。


ヒメウラナミジャノメは3月末から、というイメージだからこれはそれほど感覚とズレてない。


ヤマトシリアゲはまた早い。例年は4月中旬と思っていたのだが、すでに2個体。


今年はやはり季節は早めに推移している。
気をつけないと春の生きもの、見損ねかねない。
そう思っていると次の週末もまた雨の予報。
勘弁してくれ〜。

ナミスジフユナミシャク

2020-02-06 10:07:29 | 
今年は縁がなく、全然見ることができていないフユシャク類。
たまたま玄関の灯りによってきたのは普通種のナミスジフユナミシャクだった。


たまにはちゃんと探しにいこうかとも思わなくもないのだが、真冬の夜になかなかガを求めて歩く気力が湧かず・・・

ノコバアオシャクとスカシエダシャク

2019-08-06 16:57:46 | 
ずいぶん久しぶりの更新になってしまった。
いいわけは二つ。
仕事が忙しかったこと。
天気が悪かったこと。
特に天気に関しては仕事のときには比較的良くてフリーだと雨というのが何度も続いた。
だから写した獲物も貧しくて、ついつい・・・

久しぶりに晴れた地元での休日。
別の日だが良く似た気配のガ。
ノコバアオシャクに


スカシエダシャク


アオシャクとエダシャクだから必ずしも近くはないのだろうが、どことなく模様の入り方に共通性がある。
ガの世界も奥深い。

クロホシフタオとハガタフタオ

2019-06-20 11:16:53 | 
独特のスタイルである。
フタオガ科の特徴、と言ってもいいのだろうか。

こっちはクロホシフタオ。


こっちはクロホシの色変わりかと思いきや、ハガタフタオという別種だと教えてもらった。


正直、後翅は飛ぶのにはあまり役に立たなさそうだが、アゲハチョウなどにも後翅が小さくなったトリバネアゲハのような種類もあるし、長距離を飛び回るようにもみえないし、これで十分なのかもしれない。