ういーくえんど・なちゅらりすと

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スナアカネ

2017-10-31 09:38:34 | トンボ
週末、台風21号。
週末、台風22号。
ご承知の通りだ。
真夏ならまだしも、この季節の雨は冷たい。
さすがの私も歩く気にはならない。
ういーくえんどには何も見られなかった・・・

ところがそんな中、一日だけ歩いていた。
午前中は調査、そして午後から向かったのは・・・海岸の岩場にできた水たまり。
台風21号の高潮の爪痕は凄まじく、普段は波飛沫も届かないような場所まで波が押し寄せた形跡がある。
これは海浜性昆虫は相当なダメージだろうな。
だが、この日の目的はトンボ。
飛来種、スナアカネである。

スナアカネは例年、日本のどこかで見つかる飛来トンボなのだが、関東ではほとんど記録されていない。
それは飛来コースが南からではなく西からのためで、私が今までで唯一観察したのは鹿児島でだった。
そんなスナアカネが今年、関東にまで飛来しているという。
しかも相当な数。
二週間前にこの場所では成虫が確認されており、その話を聞いてから来たくてうずうずしていたのだが、なにせ週末は台風。
本来は午後から勤務予定だったこの日、職場でごめんなさいをしてようやく時間を作り上げたというわけだ。

歩き始めると早速赤とんぼの影。が、これはアキアカネ。


そりゃあそうだ。
そんなに簡単に見つかるわけもないだろう。
それでも本命エリアに到着すると、ノシメトンボが産卵したり、コノシメトンボが占有したり。
高潮の影響で水たまりはまだ確実に塩水だろうに、いいのかなぁ。
いくつかある水たまりを覗き込むように進んでいくと・・・足元から小さい赤とんぼが飛んだ。


こいつは!!!
朱色の体。
間違いなくスナアカネのオスだった。
翅はもうボロボロ。
それでもえらく元気で、もう少しいい角度で、と思ったら、ふわりと上空へ!
おい、ちょっと待てよ!!!!!

それでも必死に探しているともう1個体。



こっちは翅がきれいだから別個体だ。
岩にへばりつくヤモリのように慎重に慎重に・・・




神奈川でこいつを写せることがあるとはなぁ。
スナアカネである。
この後、もう1個体、翅のきれいなのを見かけ、少なくともこの時には3オスがいたことになる。
満足しておにぎりを齧っていると、いきなり目の前を大きなヤンマが横切った。
なんとオオギンヤンマだった。
これも迷入種。
また、課題が・・・

真っ赤なんです

2017-10-20 15:49:47 | トンボ
決して黄色いトンボではない。
むしろ真っ赤に染まる鮮やかなアカトンボ。



じゃあどうしてこんな和名なのだろう?
調べたことはないのだが類推するに「翅の付け根が黄色い赤とんぼ」だったのではないだろうか。
だからネキトンボ。
結果的に誤解を招くような和名に・・・

美味しそう?

2017-10-20 15:49:22 | 植物
拡大してみると、なかなか食欲をそそるような外見。
ヤブミョウガ。


そもそもミョウガの仲間ですらないヤブミョウガ。
そして、この実も果汁たっぷりに思えるが、実は乾燥している。
つぶすとざらざら。
これほど外見を裏切ってくれる実も少ないんじゃなかろうか。

仲良く食事

2017-10-20 15:48:50 | カメムシ
たまたま二匹で食べているだけであって仲が良いわけではない。
間違いなくそうなのだが、仲良くといいたくなるではないか。
ヨコヅナサシガメの幼虫。


見ていて相当トロそうに思えるサシガメ類だが、意外にしっかり食事している。
待ち伏せ型で捕食しているんだろうか。
あるいは普段は見せないが実は瞬発力がすごいとか。