ういーくえんど・なちゅらりすと

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オヤニラミ

2012-03-23 14:11:46 | 
もう一つ、狙いがあった。
国内帰化種、オヤニラミ。
本来の生息地では保護しているような場所もあるそうだが、ここではかなり増えているという。
私も今までは大分で捕獲したことがあるのみ。
半信半疑だったのだが・・・こちらもあっさりとゲット。



淡水魚とは思えないハードな外観が実に面白い。
ちなみに名前の由来は、側面にもう一匹小魚がいるように見えて、子が親を睨んでいるようだからだとか。
そのあたりの感覚には疑問符だが、かなり根性の入った面構えであることは間違いない。

ちなみにこのオヤニラミ、一匹目を捕獲したのは私。
トータルでも私が5匹、弟子が2匹。
この日は圧勝だった。

アカザ

2012-03-23 14:09:38 | 
アカザと聞いて、植物を思い出すのは普通の自然好き。
荒れ地によく生え、新芽を摘んでおひたしにもできる。
水戸黄門が持っていたのはアカザの杖だとか。
もし、アカザエビを思い出したら、あなたはずいぶんグルメだ。

ところがアカザというもう一つの生き物がいる。
それが今回の主人公、ナマズの仲間、『赤刺(アカザ)』だ。

普段よりちょっと遅めに家を出て、途中、弟子と合流し、向かった先は東京。
約2時間後、こんな場所で、と思ってしまうような川に到着。
疑心暗鬼で川をのぞくと、水質は確かにいいようだ。
意外に流れも早い。

川に入って数分後、先に歓声を上げたのは弟子だった。
手にした網の中には・・・間違いようのない、赤茶色の不思議な姿。
アカザだった。

これは負けてはいられない。
彼が見つけたポイントをジッと観察して、大きな石を動かしていくと・・・
入った。
一回り大きなアカザだった。
結局、私が3匹、彼が1匹。
師匠としての面目は保てたと言えよう。



さて、このアカザ、かなり環境の変化に敏感な魚で、生息場所もかなり限られている。
実はこの場所のアカザも国内移入ではないかという噂もあるようだ。

しかし、実に面白い姿だ。
長いヒゲに小さな目。
間違いなくこれは夜行性でヒゲをたよりに夜間、獲物を探しているのだろう。
鰭には強烈な棘があるので、気をつけないといけない。



ちなみにこのアカザには甘くて嫌な思い出がある。
その昔、チョコエッグというおまけつきチョコレートが流行ったことを記憶されているだろうか。
そのおまけが生き物のフィギュアで、かなり出来がよく、私も一時ハマっていた。
その初期のシリーズにアカザがいたのだ。
元来コレクター的要素を持つ私、当然のようにコンプリートを目指していくのだが、当然のように同じものばかり重複してくる。
ほとんど揃った、しかし、アカザがなかなかでない。
チョコは不味くはないものの、甘い。
冷蔵庫に食べかけのチョコがたんまりたまった頃、ようやく現れたアカザのフィギュアは・・・地味だった・・・
実物を見ると確かに良くできていたのだと思うか、あまりに感動の薄いフルコンプリートだった。

カジカ

2012-03-23 14:06:14 | 
なんともいかつい姿ではないか。
カジカである。



カジカと名前のつく魚は多くて、その類の総称にも使われるが、単独の魚の和名でもある。
このあたりは和名の辛いところ。

かなり上流部ではあるが、この姿、海に下る小卵型だろうか。
少なくとも移動する車内で図鑑をめくっていた弟子はそう判断していたが。

そう、この日は弟子と一緒だった。
この春に高校を卒業した彼は、4月から家業を継ぐべく専門学校へ。
やがて10年もすれば店先に彼の新作が並ぶようになるかもしれない。
ただ、その時にこんな強面の魚がモチーフになっていないことを、微妙に祈る。