ういーくえんど・なちゅらりすと

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イシノミ

2011-10-20 17:18:55 | その他の昆虫
湿った、地衣類の生える岩の上、行方不明になったヒナカマキリを探していると別ものものが目に入った。

イシノミ。
原始的な昆虫といわれる。
正確な種類は同定するすべもないが、ヤマトイシノミ?

あまり好まれるスタイルではないかもしれないが、アップにするとなかなかどうしてかっこいい。
長い触角に3本の尾毛。
岩に擬態したような模様も細かい。

別に珍しくも何ともないのだが、意識をしないと見ることすらない。
そういう意味では恩知らずのヒナカマキリに感謝か。

名前の由来は・・・想像がつく。
本当かなと追い回してみると、ぴょんと跳ねて消えていった。
たしかに石蚤。

ヒナカマキリ

2011-10-20 17:17:09 | その他の昆虫
日本最小のカマキリ、ヒナカマキリ。
こいつは自宅のまわりにも生息していて、時々玄関でであったりする。
翅が退化していて飛ぶことはできず、もっぱら地面を走り回って獲物を探している。

自宅近くの公園を歩いていたときのこと、薄暗い林の中で、目線の高さにこのヒナカマキリが浮いていた。
近づいてみると、クモの巣に足がくっついて動けなくなっているのだ。

ヒナカマキリに翅はない。
だから飛んできて引っかかったなんてことはありえない。
上から飛び降りた?あり得なくはないが、そうしたらもっと絡み付いていていいだろうから、ちょっと考えにくい。
くっついているのは足先だけなのだ。

どうも状況からして、自分で歩いて登ってきて、くっついてしまったようだ。

幸い、巣の主はいない。
どれ、写してから逃がしてやろうと近づくと、こちらを威嚇するようなポーズ。
小さいのに気が強い奴だ。
そっと外してやって、近くの石の上におろして記念撮影。


さて、カメラの設定を変えてもう一度、と思ったらすでにその姿なし。
恩知らずな奴だ。

ナンテンハギ

2011-10-20 17:16:09 | 植物
花の時期、あまり注目したことはなかった。
だが、とてもきれいな赤紫色の花を咲かせるナンテンハギだ。

私がナンテンハギに注目するのはいつも春。
新芽の季節。
新芽には独特の香りがあって、癖もなく、おひたしにすると実に美味しい。

新芽の先をちょんと摘むだけなら元気な株はすぐに脇芽を伸ばすから枯らしてしまう心配もないし、春の香りを楽しむのにはいい野草なのだ。

改めて満開の花を眺めてみた。
濃い赤紫色のきれいな花。
悪くない。

春は新芽、秋には花を楽しむのが一番いいのかもしれない。

クロマダラソテツシジミ

2011-10-20 09:28:37 | チョウ
2年前に関東で大発生したときには、地球温暖化の象徴のように○HKがニュースで流したから、聞き覚えのある長い名前かもしれない。
略称クマソ。南方系のシジミチョウだ。

日本で見つかった歴史は浅く、21世紀に入ってから沖縄で見つかり始め、それがすごい勢いで増加、北上したものだ。
はじめの頃には珍チョウ扱いでもてはやされたものだが、今となっては害虫扱いに近い。沖縄では見かけるシジミチョウの結構な率がクロマダラソテツシジミという有様だ。

それでも日本で越冬できるのは九州南部や四国南部までのようで、少なくとも神奈川の冬は乗り越えられない。
それが今年、またやってきた。
相模湾岸を中心に発生しているようだ。

食草はソテツの若い葉。
なので、ソテツが植えてあるような公園などを探し歩くと出会えるかもしれない。
写真の個体も、適当に目星を付けて向った公園であっさり出会えたものだ。
実は自宅のすぐ近くの公園にもソテツがあって、そこは毎回細かくチェックしていたのだが、残念ながら?そのソテツにはまだ来ていなかった。

どうしてそんなに爆発的に増えたのかといえば、食草がソテツという、他に競合する相手がいないものだったこと。
産卵から成虫までのサイクルがきわめて早いこと。いい条件で飼育すると2週間とからしい。
小柄な体に似合わず良く飛ぶらしいこと。
などがあるだろう。

神奈川での発生はおそらく11月頭までくらいか。
きれいであることは間違いないし、もう少し追いかけてみようと思っている。

ショウリョウバッタモドキ

2011-10-20 09:24:24 | バッタ
子供の頃、ショウリョウバッタモドキはとても珍しい種類だと思っていた。
ショウリョウバッタはちょっとした草むらですぐに見つけられたし、子供にはあの大きなメスが簡単に捕まえられる格好の遊び相手だった。
その頃に持っていた図鑑にもショウリョウバッタモドキは並んで乗っていたのだが、野外で自分で見つけられるのは皆、ショウリョウバッタだった。

これがチガヤの茂る草むらを探せば、そこそこ発見できるバッタだと知ったのは比較的最近になってから。
それでもかなり局地的にしか生息しないのだが、馴れてくるといそうな場所というのも見えてくる。

そして、追いかけてみて、何故子供の頃に見つけられなかったのかわかった気がした。
ショウリョウバッタはすぐに飛んで逃げる。そして草丈の短い地面が好きだから、子供にも簡単に見つけられる。
ところがモドキの方は、飛びはするがすぐにチガヤの草むらの中。
おまけに細い体を生かしてくるっと葉の裏に隠れてしまう。
そういった環境や生態を理解していなかった子供には見つからなかったわけだ。

ちなみにもともと体には赤茶色の線が入る。けっこう模様の変異も大きい。
ということは、きっとどこかに全身ピンクの派手派手なショウリョウバッタモドキがいるはず、と思っているのだが、こちらにはまだ出会えていない。