まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1478 『鬼滅の刃』を見に行ってきた(前編)

2020-12-07 09:23:12 | 日記
よろしくお願いします。







いきなり蒸気機関車の写真、上2枚は王寺町の王寺駅近くの公園、下2枚はこの前行ってきた浜寺公園で撮ったもの、先頭には「無限」と書かれたプレートが掲げられている。これは夢か?夢なら覚めなければ・・・、「見るべきものはすぐそこにある」だと、それは何・・・?

と言うことで世間の風潮には流されないぞ、流されないぞ~、と思っていたのですが、ある日力尽きた。そんなわけで行ってきました↓↓↓



ご存知、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』です。もうねえ~、何か凄いですね~、これまでもいろいろな大ヒット映画があっても洋画やアニメは全然興味なかったんですよ、見るのは実写の邦画だけ。そんな自分(一人称)がまさかアニメの映画を見に行くことになるなんて、この物語のどこにそんなひきつけられるものがあったんでしょうねえ。
漫画やテレビアニメがヒットしていたのは知っていた、流行の異変を感じたのはこの映画が上映される直前に映画館のサイトを見た時のこと。とにかく上映回数が多い、しかも2つのスクリーンを割いている、これは感染症禍の影響で座席が半減されていたからだろう、だから実質は回数は半分、それでも多いことには変わらない、それだけ初めから大ヒットは確証済みだったのだろう。案の定映画は大ヒットして社会現象に、いずれはこれまでの興収の記録も抜くことでしょう、ただ自分(一人称)はその様子は冷めた感じで見ていました、ってか見ているつもりだったんだけどねえ~。






ブームになっていろいろな所で取り上げられるようになったが、「ここまで言って委員会」や「モーニングショー」で一流のコメンテーターが見た見ないで議論するくらいにまでなってきた。こうなると自分(一人称)もだんだん興味がひかれるようになってきたが、まだ映画を見に行こうとまでは思っていなかった。更に奈良県がこの漫画の聖地としていろいろと紹介され始めてきた、奈良テレビでは一流俳優の加藤雅也が柳生に行って主人公のコスプレで岩を切っていた、関連の土産物もできたりで、まあ便乗もいいとこと言った感じですが、まさか地元がこの映画で注目されることになるには。そんなわけで僕としたことが、いよいよこの映画を見なければならないと言う気持ちにさせられてしまった。

行こうと決めたのは5日のレイトショー、ネット予約のページで座席の埋まり具合をチェックしていたが前夜では10隻くらいが埋まっていた。上映回数が減ったからこれは倍率も上がりそうやな~と思ったので翌土曜日の朝一番でチケットを手配しに行った、大和郡山だから家から自転車でも20分、近いとはいいことですね~、すんなりと狙った座席を取ることができました。この日はドラえもんにヱヴァンゲリヲンと上映作品も強力なライバルが揃い踏みと言うことで、シネコンは朝からたくさんの人で賑わっていた、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』は来年に新作が上映と言うことでこれはアンコール上映なんですね、この前NHKでやっていたやつかな。自分(一人称)はヱヴァンゲリヲンには興味はないがこの映画は流れで見てしまいました、まあ気になることはあったので、それがこれ↓↓↓




第三新東京市です、東京が崩壊して首都機能を箱根に移して造られた町だと言うことですが、あの自然いっぱいの箱根がまさかこんな風景にされてしまうとはねえ。しかもその後も何度も攻撃を受けて最後は全滅してしまうとかって、やめてえやあ~、それでなくても箱根は今災い続きなんやから。箱根ももう5年以上足が遠のいてしまっている、そろそろ旅の虫が鳴き出しそうな頃だが、感染症禍のこともあるし自分的には経済的なこともあるので、まだまだ行ける日は遠そうな気がしています・・・ってまたまた話が逸れてしまいました、僕の悪い癖、『鬼滅の刃』の話でしたね、悪い悪い・・・。

その『鬼滅の刃』については正直自分(一人称)はほぼ何も知りません、知っていると言えば↓↓↓



主人公がビービーの勝負服を着ていることと、その横にいる女の子が薪か竹みたいなのをくわえていると言うことくらい。このことについては仕事場の人に聞きました、この女の子は鬼にされてしまったが人間の心も持っているのでかまないようにくわえさせられているとか、昨今の感染症予防のマスクに通じる部分もありますなあ。これくらいの知識で見に行ってもついていけるんですか?と思ったが、『そこまで言って委員会』ではその辺りのバックボーンは全部物語の中で説明されているから初心者でも十分わかる内容になっているとのこと、それならまず大丈夫か。そんなわけでこれまでアニメはほとんど敬遠していた自分(一人称)にとっては約40年ぶりのアニメ映画、まさかこの歳にもなって行くことになるとは思わなかった。世間の風潮がここまでこの漫画に傾いたとなるとこれはステルスマーケットでも何でもない、感染症禍の中の暗い時代に光を差し込んでくれたと言ったところでしょうか。そうなると自分(一人称)もその流れに乗ってみるしかないですね、と言うことで見に行くことになりました、さて、その感想については後編でお送りすることとしましょう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち



No.1477 信貴山歩き旅(1)

2020-12-05 19:05:25 | みち
よろしくお願いします。




















斑鳩町を通り抜けて三郷町へ、近鉄生駒線の信貴山下駅を過ぎると大和川沿いに出てそこから国道25号線を経て大阪へ、といつものルートを走っています。目指すは堺方面、今回は自分的GoToの大阪編を、と考えての走りでしたがちょっと寄道で信貴山下駅前へ、ここには昔信貴山へと向けて斜面を上っていたケーブルカーの車両が展示されています。この間たまたま文化財のページを見ているとこの車両が文化財に登録されているとのことで興味があったのですが、見てみるとまあ普通の車両って感じでした。さて、走りを再開しようかと思ったが駅前から伸びる坂道を見て、前にこの坂道を自転車で上って行ったな~、あの時はきつかったなあ~、と思い出した。そう言えば今年の大河の絡みもあって信貴山へ行ってみようと思っていた、まあさすがに自転車ではキツいからバスか歩きかな・・・と思っていた矢先に怪我をしてしまって計画は中断。やがて走りを再開してそろそろ行こうかな~と考えていて、それなら今回がいい機会かも知れない、と言うことで突然の予定変更、相棒君を駅前の自転車置場に置いて、歩きで坂を上って行くことにした。前に相棒君を駈って上った時は激坂に挑戦すると言った遊び気分だったが、歩きで行くと急さも感じるし距離も長い。駅前の賑やかなところから閑静な住宅街、更に上って行くと緑が多くなってきて少し寂しい雰囲気、その静寂の中で上の方からは西和清陵高校の学生さんの声が聞こえてくる。坂を上り切った所がT字の交差点、昔はこの激坂をさっき信貴山下駅前で見たケーブルカーが走っていたことになるが、今はその廃線跡は全くうかがえない。

















西和清陵高校前を通り過ぎて更に上りは続く、信貴山へと続く県道に入ると道は狭くなり厳しい傾斜とカーブの連続。ここも前に相棒君と走ったがその時は前に進めの一心だった、折り返したら負けだと思ってこの坂を上って行った、今はそのことを思い返しながらこの道をゆっくりと自分(一人称)のペースで歩んで行く。車の通りは結構多い、信貴山へ行く人も多いのだろうが、ここから大阪へと抜ける人もいるのだろう、そしてこの坂を自転車で上っている強者もいる。途中で県道から分かれる道があったのでそちらの方へと入って行く、こんな所にも住宅がある、住んでいる人たちは通勤や買い物に行くにも大変だろうな、これは車が必需品になるところだろう。急坂は滑り止めの丸が彫られたコンクリートの舗装、ちょうど横を通り過ぎて行った宅配の車が必死に上って行っていたが、ある日力尽きた・・・、その車を追い抜いて再び県道へと出たが、あの車はどうなっただろうか???















県道へ出ても坂は続いているが、もうすぐの所で道は広くなっていてその先にはバス停と待合室の建物が見えている。手前側には写真にあるようにケーブル跡の遊歩道、この道はさっき上ってきた坂道の終わりのT字交差点から続いていたが山道だったので敬遠した、ここでは石畳になっているけど多分帰りも通らないだろう。地図サイトを見ると写真にある建物はケーブルカーの駅だったとの印がついている、信貴山駅とあるからここが終点駅だったと言うことか。東信貴鋼索線は信貴山下駅からこの信貴山駅までを結んでいたが1983年に廃止、信貴山下駅から上り始めた時にはこんな急な傾斜の地にこれだけたくさんの住宅地が、と思ったがそのための道路網の整備にケーブルカーが支障になっていたことが廃止につながったとなっている、まあ途中に駅はなかったから完全に観光用の運行、それも20分毎だったらしいから割に合わなかったかも知れない。それでは昔に戻ってここでケーブルカーを下りた気分になって先へと進んで行きましょう、信貴山の観光ポイントとなる場所はまだ1キロほど向こう、ここは旧街道の雰囲気が漂う町並の中を歩いて行くこととしよう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。         まちみち


No.1476 曽我川(5)

2020-12-02 10:11:56 | ふうけい
よろしくお願いします。



















前回お送りした飛鳥川と並ぶようにして大和平野を南北に流れる曽我川については8月頃までに4回に渡ってここで巡った記録をお送りしました。前に巡ったのはまだ怪我をする前で、その時は大和川の合流地点から流れとは逆向きに上流方面を吉野口駅前まで走りましたが、今回秋になって明日香村を巡った後、足を伸ばして吉野口駅まで走りました。そんなわけでここからもう少しだけ上流部を目指して行ってみようと思います。
まずは吉野口駅、JR和歌山線と近鉄吉野線のホームが同居する乗換駅だが駅舎はローカル線にありがちな風情のある造り。最近はJR西日本も駅舎を橋上化、簡素化する流れが主流になっていて古いものを残しておく気はないんかい、とも言いたくなるが、ここの駅舎はずっと残していってほしいところ。曽我川は駅の前を流れていてその向こうを通っているのは国道309号線の旧道、川に沿って進んで行くと国道309号線の新道と出会う奉膳交差点へとたどり着く。旧国道309号線もそちらの方へと向かって行くが今回進んで行くのはそこから分岐する県道120号線、五條、吉野へ行くときに利用する道だが専ら最近は帰りに利用する方が多くなっている、今回もある程度まで行った所で折り返す予定です。まずはその前に電車の写真を撮っておこう、ちょうど踏切が鳴ったのでそちらの方へと行ってみるとまず近鉄電車が通り過ぎて行った。吉野口駅は近鉄とJRが乗り換えの利便性を考えたダイヤとなっているので、JRの車両もすぐに通り過ぎて行った、ここも新しい車両が走っているがシルバーの車体はローカル線には合わない感じも。まだ乗ったことがないけど乗り心地はどうなんだろう、今度またこの辺りを走る予定を考えているので、機会があれば・・・と言うか時間とお金に余裕があったらになってしまうが・・・乗ってみようと思っている。















県道と言っても田舎を通る細い道、近鉄線の踏切を渡る辺りは相当狭くなっていて、そこを通り過ぎると小さな集落へと入る。その中で道が分かれている所があって五條方面は左へ、と示した道標が掲げられている、五條なら右だろ・・・と言いたくなるところだが地図で確認すると何かとんでもない所へ行ってしまいそうだった。矢印に従って道を進んで行くと集落を抜けて山と田畑が広がる緑の眩しい所へと至る、この日は明日香村に彼岸花を見に行ったわけだが前にも書いた通り、その彼岸花はちょっと期待外れだった。田んぼには稲穂が実りいよいよ刈入れを待つばかり、ホントならこの辺りにも一面に朱色の彼岸花が咲いているはずなのだが、どうも最近は季節がへそを曲げているのか花がへそを曲げているのか・・・。やがて道の左手側には近鉄吉野線が沿ってくる、右手側には田園風景が広がりその向こう側にはJR和歌山線の架線も見えている、この風景の中を曽我川は流れているのだがその姿はどこにあるのかははっきりとは見えない。

















近鉄薬水駅付近に差し掛かるとJR和歌山線の線路と曽我川がいっしょに近づいてきた、周辺には集落もあるからJR線も駅を造ったらいいのに、とも思ってしまうがあまりメリットはなさそう。久しぶりに寄り添ってきた曽我川はこの場所から更に南へ山へと入った所が始まりとなるはずなのだが、地図を見ると川はいくつかに分かれていてどれが曽我川なのかは分からなくなってしまっている。元々明日香村走りのついでと言う感じでここまで来てしまったノープランの走りだったので、ある程度の所まで来たら折り返さなければならない、残念ながら曽我川巡りは今回はここまでとなってしまいました。さて、今回走ったこの県道120号線はこの先JR和歌山線に沿って五條市へと至っているが、この道が京奈和自転車道のルートとなっていて、至る所でその表示を見かけた。京都嵐山から始まって奈良県を通り過ぎて和歌山まで至る大規模自転車道はまだ計画の途中段階と言う感じだが、奈良県内ではそのルートはほぼ全容がはっきりしてきたようです、今回は曽我川をメインに走ったが次回への宿題を見つけることもできた、久しぶりにこの道を通って和歌山まで行ってみることとしましょうか、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち



No.1475 飛鳥川(2)

2020-12-01 10:23:02 | ふうけい
よろしくお願いします。


昨日(11/30)から新しい朝ドラ『おちょやん』が始まりました、今回は舞台女優のお話と言うことでどことなくイメージが『わろてんか』とダブる部分もあるのですが、今回は主演の杉咲花さんがどんな演技を見せてくれるか楽しみなところです。前回の『エール』はちょっとおふざけが過ぎたという感じでした、初回が原始人から始まり至る部分で変な演出もあって、朝ドラの品格もあったもんじゃないと言ったところ、ただ2か月近くの休止もあって不憫な感は否めなかった。それでも戦争の部分はリアルに描き、長崎、『栄冠』は1週間しっかりと時間をとってやってくれたので、その辺りはよかったと思います。最終回のコンサートはドラマ枠の15分ではなく、もっと別の機会に時間をとってやってほしかった、まあいずれは完全版として放送してくれることでしょう、NHKですから。それにしても二階堂ふみはやっぱり怪演女優だわ、以前はどことなく取っつきにくいイメージがあっただけに、朝ドラはそれを完全に覆してくれました、民放の安っぽいドラマで消費してほしくない女優さんと言ったところでしょうか。ドラマの話、もっとしたいんだけど時間もないことなのでそろそろ本編と参りましょうか↓↓↓















飛鳥川に沿う自転車道を進んで橿原市へと向かっています、川の流れは逆方向、もう何度も走っている道ですが今回は川巡りと言うテーマで進んで行きたいと思います。川西町、三宅町と過ぎて田原本町へ、川は中心部からは遠く離れた所を流れていて、眺めのいい田園風景には環濠集落がまるで緑色の海に浮かぶ島のように見えている。飛鳥川は広い川幅でたっぷりな水量で流れている、8月に入ったばかりで暑さも中途半端ない頃だが、怪我が治ってやっと走ることができるようになった自分(一人称)にとってはむしろこの天気と暑さがありがたいくらい。容赦なく照り付けてくるお日様に嫌気を感じることなく、走ることによって涼しい風を感じながら先へ先へと進んで行く。



















自転車道は飛鳥川に沿って90度向きを東へと変えて、やがてこれまでは左手側に見えていた京奈和道の下をくぐる。振り返ると高架道と川の間には二上山が見えている、見る角度によって形が変わる二上山だが、この方向から見る山はいわゆる凛々しい姿の二上山。自転車道は今度は右手側に京奈和道を見ながら、方向を右に90度向きを変えて先へと進んで行く。田原本町の南部に当たる地域もさっきと変わることがないほどの、緑が映える田畑の中に集落が見える風景、実はこの走りの途中でもその集落をチョイ巡りで走っているのですが、その記録については写真をまとめ上げることができてないので、今のところはお蔵入りになっている。いずれ機会を見つけてお送りできればいいのですが、まあ案の定呑気な自分(一人称)のことなので、いつのことになるのやら・・・。


















飛鳥川巡りはそのまま自転車道巡り、その道は南へと進んできてやがて橿原市へと差し掛かってくる。さっきまではのどかな田園風景だったのもこの辺りでは住宅地へと入り、いよいよ町が近づいてきたな~と言った感じ、その空宅地の中を進んでいると左手側から架線と線路が近づいてきた。近鉄橿原線はもう少し東を走っているはずだが、ではこの線路は何?・・・実はこの線路は新ノ口駅から分かれて近鉄大阪線の大和八木駅へと至る連絡線。京都から伊勢志摩へと向かう特急電車が通る線路は新ノ口駅から西へと膨らんで大阪線の高架へと至る、以前は1時間に1本は走っていたが最近は本数が減ってしまっている、でも『しまかぜ』が健在なので今しばらくは安泰と言ったところだろう。中和幹線の高架下を過ぎて住宅地を抜けると目の前には近鉄大阪線の線路が見えてくる、周辺は田畑が広がっていて住宅地は線路の向こう側なのでここは電車が通り過ぎるのがよく見える、大和八木駅が近く特急電車も速度を落として走ってくれるので写真を撮るにはまあまあいい所。一方の川縁には万葉の歌が書かれた看板↓↓↓

「年月も、いまだ経なくに、明日香川、瀬々ゆ渡しし、石橋もなし」(作者不詳・万葉集1126)

歌の意味はまあ良しとして、看板の絵からも分かるように年月は経っても川はきれいに残していかなくてはならないと言うことを暗に表現しているかのようです。近鉄大阪線の下を通り過ぎると川沿いの狭い道を進んで横大路を横切って、やがて今井町の歴史的景観のある町並へとたどり着く。飛鳥川はずっと川幅を変えないで、この町並の外れた所カーブを描いて流れている、上流部へは市の中心部を通り抜けて飛鳥方面へと至ることとなるが今回はここまでです。その上流部については写真がまだまとめ切れていないのでまた少し間が空いてしまうかも知れません、その辺りはご了承ください、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。          まちみち