まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.937 しまなみの旅冬編(5)・・・大三島

2018-05-23 02:08:26 | 瀬戸内
おはようございます。













今回のしまなみの旅冬編ははっきりしない空模様の下、岩城島からフェリーで生口島に渡ったところから始まります。ほんの数分の船旅で生口島洲江港に到着、ここには2ヶ月前に来たんだった、その時にはここからさっきまでいた岩城島の風景を見たんだった、今回は雨のせいで島も煙ったようにしか見えない、つくづくこの天気は残念だが雨が降ってないだけまだましか。旅に入ってからは天気を確認するのはやめたからこの先どうなるかは分からないが、今は降りそうで降らない曇り空に何とかこのままもってくれと祈るばかり、2か月前と同じように今回も生口島は南周りで進んで行くことにする。
この辺りは特に見所があるわけではないが瀬戸の島の美しさを広く臨める所、分厚い雲に覆われて島は霞んでしか見えないが、自分(一人称)が走っている辺りは少し陽が差してきた、これは行く先明るい希望も見えてきたと言うことか。生口島の一番南に当たる部分を回り込むと目の前に多々羅大橋が見えてきた、世界一は他の国に譲ったもののできた当時は世界一の斜張橋と言われていた、その美しさ、威圧感はその当時から変わらない。橋の入口からはカーブが連続する上り坂、2か月前に走った時はたくさんのサイクリストがこの道を駆け抜けていたが今は自分(一人称)だけしか走っていない、まあ大晦日だから仕方ないか、みんながせせこまと年越しの用意をしている時に何をしてるんや・・・とも言われそうだが。












多々羅大橋については前回も触れているので今回はサクッと過ぎることとしましょう、雲の合間から陽が差し込んで来て海がキラキラと輝いている、よし!、明るい兆しが差し込んできた、晴れは望めなくてもこの先は何とか雨に合わないで行きたいところ、その希望がますます現実を帯びてきた。大三島は前回折り返した所、今回はしまなみ海道コースを行くわけだが次の大三島橋までは約5キロと言うことで、島の東側の海沿いをほんの少し走るだけで島巡りはほとんどできない。まあ大三島についてはこれまで何度か訪れていて外周コースも内陸コースも走っているので、今回は道草はしないで素直に大三島橋へと向かう。進行方向左手側に見える海、向こう側に見えるのはこの次に寄ることになる伯方島にさっきの岩城島を含む芸予諸島、大急ぎでここまで来てから言うのも何だが、時間があればもっとゆっくり船旅を交えていろいろな島を巡りたかった、まあ今回も日帰りだから駆足になるのは仕方ないところ、でも日帰りで四国、愛媛県に入ると言うのも何とももったいないと言うか贅沢と言うか・・・。な~んて思いながら走っていたが、またまた空模様が怪しくなってきた、そんなにうまく行かないのは分かっていることだが、神も仏も信じない自分(一人称)のことだからこの先も待ち受ける現実を受け止めて行くしかない、ネタバレはできないがこの先は波乱万丈の展開が待ち受けています。










ここまで走ってきた国道317号線はこの先しまなみ海道の自動車道に引き継がれて一足先に伯方島へと渡ってしまうので国道は橋の入口の手前で途切れてしまう。しまなみ海道ができた当初は大三島橋への登り口は狭い上りの山道と言う感じで何かおっかない感じだったが、今はきれいに整備されて上りは急でカーブ続きだが見通しの明るい所を通って行けるようになった。ここで自転車でしまなみ海道を巡っているのであろう家族連れを見かけた、自分(一人称)と同じでこんな年末の押し迫った時に何してんですか~と言ったところだが、やっと仲間を見つけたと言う気もして一生懸命上って行く子供には声にならない声で「頑張れ」と言ってあげた。そんなわけでこちらも結構苦労しながらやっとのことで大三島橋へとたどり着いた、横を車が通る橋だが歩道は広く走りやすい・・・と思ったら大間違い、島と島の間の狭くその水の通りとなる所を「瀬戸」と呼ばれているが、ここはその距離がやけに狭く風の通りが橋に集中してきて寒くて寒くて仕方ない、止まって写真を撮ろうとすると風で吹き飛ばされそうになってしまう。橋を渡り終えると伯方島、旅も中盤に差し掛かってきたところだがここからが山場と言ってもいいくらい、そんな上下変動の激しい旅の模様はまた次回のお伝えとなります、さあ、今回も時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち