おはようございます。
前回に引き続き今回も高校野球の話、もうしばらくお付き合い願います。
昨日(23日)の決勝戦は広陵vs花咲徳栄、結果はもう御存知の通り14-4で花咲徳栄が勝利、意外な大差がついてしまいましたが埼玉県勢が夏の甲子園で初めての優勝となりました。
春は2回優勝していて決勝進出も今回で7回目、4年前の春優勝の浦和学院と言うお馴染みのチームもあるのですが夏の優勝が初めてと言うのは意外でした。でもこのことは『アメトーーク』でも取り上げられていて山崎が「それ言うのやめてよ~」と言ってました、今回は大層喜んでいらっしゃることでしょう。一方の広陵はもう名門中の名門校ですが、春は3回優勝しているのに意外なことに夏は優勝はなしで準優勝3回、10年前の佐賀北に逆転満塁本塁打で負けたのは印象に残っています。埼玉県同様夏に見放されたと言う感じのジンクスは今回も続いてしまいました。
上の写真は準決勝の試合終了の挨拶の時のものですが、この時広陵の中村選手は天理の碓井投手から「底力カード」を託されていました、『熱闘甲子園』では天理の分もやってやろうと嬉しいことを言ってくれたのですが、広陵の優勝もまたお預けとなってしまいました。そりゃあ仕方ないわな、勢いに勝る花咲徳栄に対してもうヘロヘロな感じの広陵、ここまで中京大中京、秀岳館、聖光学院、仙台育英、天理と一筋縄では行かない相手ばかりとの対戦だったから。いや、決して花咲徳栄が楽をしてきたと言うわけではないですよ、こちらの場合は初回からの先制パンチがすざましかった、日本航空石川、前橋育英は自分たちの攻撃がビハインドから始まる形になってしまったし今日の広陵も先制攻撃で出鼻を挫かれた感じ、すざましい攻撃力は打撃上位となった今大会を象徴するチームだったと思います。ちなみに1968年春に埼玉県勢で大宮工が初優勝した時の決勝の相手が広島の尾道商、広島県はまた埼玉県勢に屈してしまったわけですがこの辺りは何かの因縁と言ったところでしょうか。
そんなわけで今年も暑い夏の闘いが終わってしまいました。今回は天理がベスト4まで進出、奈良県勢はいつもは2回戦くらいで姿を消すのであとは気楽に客観的に試合を見るのですが、今回はそうは行きませんでした。いいところまで行ってくれると見ている方もこのまま頂点まで行ってくれ、と高望みしてしまうし冷静に見ることもできなくなってしまいます。準々決勝の明豊戦、初回記録を塗り替える連続本塁打が出て8回まで10点差をつける大量リード、普通ならこれで買ったと思うのにそれでも安心して見られないのが天理クオリティー、案の定6点返される不甲斐なさ、さすがにこれで次の広陵に勝つのは厳しいだろうな~と思っていたら、その準決勝打たれるわ守れないわミスはするわ淡泊にもなるわ・・・普通ならここで終わっていたのが今までの天理だったが、9回裏6点差を追っての大逆襲は球場全体が「わっしょい」の大合唱、団長の涙もありました。無死満塁のチャンスは3点で終わってしまったがこれまでに見たことのない粘りを見せてくれました。甲子園が終わった後、自分(一人称)が毎回選んでいるベストゲーム、最初はこちら↓↓↓
1点を巡る守り合い、せめぎ合いのこの試合を選ぼうと思いましたが、やっぱり天理vs広陵の試合の方をベストゲームとしておきましょう、この試合の後、ネットでは天理に対して好意的な書き込みを多く見かけました。9回裏の粘り、中村選手に対しての逃げない姿勢、伝統的な応援、涙の団長・・・これまではサクッと負けて何の話題にもならず消えていった天理ですが今回はさわやかな余韻を残してくれていった感じ、全国的にはまだまだ人気があるチームなんやなあ~と実感させてくれました。
地元の話ばかりなってしまいましたが今年も好ゲームがたくさんありました。大会4日目は名門、強豪、優勝候補が登場でどれも熱い試合となりました。第1試合の広陵vs中京大中京、もし途中で投手を変えなければこの大会自体の流れが変わっていたのかも知れないと言った感じ、秀岳館の鍛治舎監督、日本文理の大井監督は今回が最後の采配と言うことでしたが共に強豪校の前に上位進出を阻まれてしまいました。京都成章は9回2死からの同点本塁打、彦根東も後半驚異の粘りを見せてくれました、大阪桐蔭は9回2死からまさかのサヨナラ逆転負け、強いチームの選手たちも敗れて泣く姿は普通に高校生なんやな~と思いました。30年ぶりに現地で見た試合は滝川西vs仙台育英、結果は15-3で一方的な試合となりましたが滝川西にも随所にいいプレーがあり、最後まであきらめない姿は球場全体から拍手を誘っていました。
最近は校名だけではどこの学校か分からない所が多くなってきました、よく似た校名も増えたし大学系列の学校も多い、そんな中でベスト8まで残った県立の三本松、初戦の下関国際を破ると次の強打で勝ち上がって来た二松学舎も撃破、その勢いでもうひとつの東京勢もと勢い込んだのですが東海大菅生の本塁打攻勢に沈みました。地元東かがわ市からは初めての甲子園出場校と言うことで、地元の盛り上がりぶりはニュースにもなっていました、こう言った話は私立全盛となってしまった最近ではあまり聞かなくなりましたが、これも甲子園ならではの話題と言う感じでした。話は逸れますがこの間近鉄大阪線の急行に乗っていると
「次は三本松、三本松」↓↓↓
とのアナウンス、その時近くにいた女子高生が「三本松て甲子園出てるな~」と言ってました、奈良にも三本松と言う地名があるからかちょっと気になるチームでもありました。
そんなわけで甲子園も終わり、高校野球大好き素人にとっては少し寂しい時間が巡ってきましたが、球児にとってはもう次の闘いが始まっています。秋の地方大会、ここでいい成績を残して来年の春へ、また甲子園に帰ってくるチームもあれば巻き返しを狙っているチームもあります。またその流れについては注目していきたいと思うところです。ところでプロ野球はどうなってんのかな、まあ優勝は広島(C)とソフトバンク(H)で決まりかな、この間横浜DeNA(Bs)が3者連続本塁打でサヨナラ勝ちとなかなか凄いことをやってましたね。一方のメジャーでは9回まで完全試合、9回にエラーで記録は途切れてもまだ無安打、しかし見方が点を取ってくれず延長へ、10回にもマウンドに上ったら先頭打者にその日打たれた初めてのヒットがサヨナラ本塁打と、西口投手並みの気の毒な敗戦を迎えた投手もいました。やっぱり野球はおもしろいと言うこと、ただ日本のプロ野球は今年はあんまりおもしろくなさそうな・・・と言うことで次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。 まちみち
前回に引き続き今回も高校野球の話、もうしばらくお付き合い願います。
昨日(23日)の決勝戦は広陵vs花咲徳栄、結果はもう御存知の通り14-4で花咲徳栄が勝利、意外な大差がついてしまいましたが埼玉県勢が夏の甲子園で初めての優勝となりました。
春は2回優勝していて決勝進出も今回で7回目、4年前の春優勝の浦和学院と言うお馴染みのチームもあるのですが夏の優勝が初めてと言うのは意外でした。でもこのことは『アメトーーク』でも取り上げられていて山崎が「それ言うのやめてよ~」と言ってました、今回は大層喜んでいらっしゃることでしょう。一方の広陵はもう名門中の名門校ですが、春は3回優勝しているのに意外なことに夏は優勝はなしで準優勝3回、10年前の佐賀北に逆転満塁本塁打で負けたのは印象に残っています。埼玉県同様夏に見放されたと言う感じのジンクスは今回も続いてしまいました。
上の写真は準決勝の試合終了の挨拶の時のものですが、この時広陵の中村選手は天理の碓井投手から「底力カード」を託されていました、『熱闘甲子園』では天理の分もやってやろうと嬉しいことを言ってくれたのですが、広陵の優勝もまたお預けとなってしまいました。そりゃあ仕方ないわな、勢いに勝る花咲徳栄に対してもうヘロヘロな感じの広陵、ここまで中京大中京、秀岳館、聖光学院、仙台育英、天理と一筋縄では行かない相手ばかりとの対戦だったから。いや、決して花咲徳栄が楽をしてきたと言うわけではないですよ、こちらの場合は初回からの先制パンチがすざましかった、日本航空石川、前橋育英は自分たちの攻撃がビハインドから始まる形になってしまったし今日の広陵も先制攻撃で出鼻を挫かれた感じ、すざましい攻撃力は打撃上位となった今大会を象徴するチームだったと思います。ちなみに1968年春に埼玉県勢で大宮工が初優勝した時の決勝の相手が広島の尾道商、広島県はまた埼玉県勢に屈してしまったわけですがこの辺りは何かの因縁と言ったところでしょうか。
そんなわけで今年も暑い夏の闘いが終わってしまいました。今回は天理がベスト4まで進出、奈良県勢はいつもは2回戦くらいで姿を消すのであとは気楽に客観的に試合を見るのですが、今回はそうは行きませんでした。いいところまで行ってくれると見ている方もこのまま頂点まで行ってくれ、と高望みしてしまうし冷静に見ることもできなくなってしまいます。準々決勝の明豊戦、初回記録を塗り替える連続本塁打が出て8回まで10点差をつける大量リード、普通ならこれで買ったと思うのにそれでも安心して見られないのが天理クオリティー、案の定6点返される不甲斐なさ、さすがにこれで次の広陵に勝つのは厳しいだろうな~と思っていたら、その準決勝打たれるわ守れないわミスはするわ淡泊にもなるわ・・・普通ならここで終わっていたのが今までの天理だったが、9回裏6点差を追っての大逆襲は球場全体が「わっしょい」の大合唱、団長の涙もありました。無死満塁のチャンスは3点で終わってしまったがこれまでに見たことのない粘りを見せてくれました。甲子園が終わった後、自分(一人称)が毎回選んでいるベストゲーム、最初はこちら↓↓↓
1点を巡る守り合い、せめぎ合いのこの試合を選ぼうと思いましたが、やっぱり天理vs広陵の試合の方をベストゲームとしておきましょう、この試合の後、ネットでは天理に対して好意的な書き込みを多く見かけました。9回裏の粘り、中村選手に対しての逃げない姿勢、伝統的な応援、涙の団長・・・これまではサクッと負けて何の話題にもならず消えていった天理ですが今回はさわやかな余韻を残してくれていった感じ、全国的にはまだまだ人気があるチームなんやなあ~と実感させてくれました。
地元の話ばかりなってしまいましたが今年も好ゲームがたくさんありました。大会4日目は名門、強豪、優勝候補が登場でどれも熱い試合となりました。第1試合の広陵vs中京大中京、もし途中で投手を変えなければこの大会自体の流れが変わっていたのかも知れないと言った感じ、秀岳館の鍛治舎監督、日本文理の大井監督は今回が最後の采配と言うことでしたが共に強豪校の前に上位進出を阻まれてしまいました。京都成章は9回2死からの同点本塁打、彦根東も後半驚異の粘りを見せてくれました、大阪桐蔭は9回2死からまさかのサヨナラ逆転負け、強いチームの選手たちも敗れて泣く姿は普通に高校生なんやな~と思いました。30年ぶりに現地で見た試合は滝川西vs仙台育英、結果は15-3で一方的な試合となりましたが滝川西にも随所にいいプレーがあり、最後まであきらめない姿は球場全体から拍手を誘っていました。
最近は校名だけではどこの学校か分からない所が多くなってきました、よく似た校名も増えたし大学系列の学校も多い、そんな中でベスト8まで残った県立の三本松、初戦の下関国際を破ると次の強打で勝ち上がって来た二松学舎も撃破、その勢いでもうひとつの東京勢もと勢い込んだのですが東海大菅生の本塁打攻勢に沈みました。地元東かがわ市からは初めての甲子園出場校と言うことで、地元の盛り上がりぶりはニュースにもなっていました、こう言った話は私立全盛となってしまった最近ではあまり聞かなくなりましたが、これも甲子園ならではの話題と言う感じでした。話は逸れますがこの間近鉄大阪線の急行に乗っていると
「次は三本松、三本松」↓↓↓
とのアナウンス、その時近くにいた女子高生が「三本松て甲子園出てるな~」と言ってました、奈良にも三本松と言う地名があるからかちょっと気になるチームでもありました。
そんなわけで甲子園も終わり、高校野球大好き素人にとっては少し寂しい時間が巡ってきましたが、球児にとってはもう次の闘いが始まっています。秋の地方大会、ここでいい成績を残して来年の春へ、また甲子園に帰ってくるチームもあれば巻き返しを狙っているチームもあります。またその流れについては注目していきたいと思うところです。ところでプロ野球はどうなってんのかな、まあ優勝は広島(C)とソフトバンク(H)で決まりかな、この間横浜DeNA(Bs)が3者連続本塁打でサヨナラ勝ちとなかなか凄いことをやってましたね。一方のメジャーでは9回まで完全試合、9回にエラーで記録は途切れてもまだ無安打、しかし見方が点を取ってくれず延長へ、10回にもマウンドに上ったら先頭打者にその日打たれた初めてのヒットがサヨナラ本塁打と、西口投手並みの気の毒な敗戦を迎えた投手もいました。やっぱり野球はおもしろいと言うこと、ただ日本のプロ野球は今年はあんまりおもしろくなさそうな・・・と言うことで次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。 まちみち