まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.781 浜寺界隈、レトロ駅舎

2017-07-21 01:31:10 | 南海
おはようございます。











今回は4月に堺方面を走った時の話を軸にして、浜寺界隈の風景をお送りしていきたいと思います。仁徳天皇陵から西へと坂を下って行くと阪堺線の御陵前電停があり、その交差点から南へと分かれている道が紀州街道、ここでも前に紹介したことがある道です。この道を先へと進んで行くと旧街道の雰囲気はないがいかにも庶民的な賑わいを感じる所へとたどり着く。ちょうどその辺りが南海本線の諏訪ノ森駅付近、と言うことで駅へと行ってみると踏切の向こうには登録有形文化財にも指定されているレトロな駅舎、ホームの配置も変わっていて特徴のある駅として近畿の駅百選にも選定されている。普通しか停まらない駅だが周辺は民家や商店が多く少し雑然とした雰囲気、あまり長居もできないので近くを通る府道へと出る。ここからは南へと向かって走る、すぐに進行方向左手側に阪堺線が沿うように走りやがて浜寺駅前駅、駅名に駅前が付いていると言うややこしい駅名、その駅名がさす駅前とはこの駅のすぐ横にある南海浜寺公園駅、ここの駅舎もあまりにも有名過ぎるが今は高架工事中のため写真4枚目にあるように囲いの向こう側に隠されてしまっている。で代わりの駅舎はと言うとこれも写真3枚目にあるように味気のない仮駅舎、高架工事中の今しばらくはこんな風景が続くのだろう。













南海本線の西側、府道が通っているその向こう側は浜寺公園が広がっている、浜と付いているから海が近いとイメージがあるが、公園の更に向こう側には工場群が広がっていて海を見ることも雰囲気を感じることもできない。一方の駅の東側はさっきまでの庶民的な町並が一変したかのような高級住宅地、落ち着いた雰囲気の中をチョイとだけ巡ってみることに。目的はこの界隈にある登録有形文化財物件だがどの建物がそれなのかは分からなかった、とりあえず目についた風景をいろいろと撮ってみたが、住宅の人が見たら怪しい人間やと思われそう。それにしても高級住宅地のイメージがあった浜寺界隈にこのような趣のある風景があるとは思わなかった、もっと今風な家がカクカクとした感じで並んでいるだけかと思ったから意外な発見だった。









浜寺公園駅を出て少し行くと高石市に入り、さっきまでの高級住宅地の風景もまた一変して庶民的な雰囲気の町並へと戻る。府道を南へと進んで行くと高架の下をくぐる、この高架は羽衣駅から分岐する高師浜線で、少し東の方に行くと写真3枚目になる伽羅橋駅へとたどり着く。駅は住宅の入り込んだ少し分かりにくい所にある、駅名になっている伽羅橋は元は紀州街道に架かる橋だったが、今はそれが府道にとって代わったので橋はこの近くにある公園に移設されたとのこと、登録有形文化財物件なのだがこの時は時間の都合で巡ることができなかった。そう言えばこの時の走りでは前以ての予習もしてなかったせいか登録有形文化財巡りがことごとく空振りしてしまいほとんど探し当てることができなかった、このまま中途半端なままでは済ませたくないのでまた改めて走り直さなければならないな・・・。
今回の走りで最後にやって来たのが写真4枚目にある高師浜駅、前の会社に勤めていた頃、南海沿線のいろいろな駅を廻っていたがそれは主に高野線の方、でも本線もいろいろと廻らせてもらっていて、この駅にもよく来ていた。なかなか趣のあるレトロな駅舎は諏訪ノ森駅、浜寺公園駅のレトロ駅舎シリーズを踏襲しているかのよう。自分(一人称)が行っていた時には売店(もう今はなくなっている)の横にニャンコさんがいてよく頭を撫でさせてくれた、もう相当なお歳だったらしくいつもおとなしくなさっていたが、同僚から聞いた話では来た人が誰も頭を撫でて行くので禿げてしまったとか、や~、申し訳ないことをしてしまいました。たった二駅だけの高師浜線の終点駅、2両編成の電車が羽衣とこの駅の間をシャトル運転しているが、務めが終わって塒に帰る前に夜遅くに難波駅のホームに回送で入って来たのをよく見たことがある。そんなわけでこの日の走りはここまで、駅前で相棒君をたたんで帰ることにする、高師浜線に乗るのは何年ぶりだろうか、たった数分二駅だけのローカル線の旅を楽しんで行こうとしましょう。また次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち


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