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【参院選】“鳩”の恩返し 意外な人気

2010年07月08日 01時17分18秒 | Weblog
【参院選】“鳩”の恩返し 意外な人気

女子大学生らに囲まれて笑顔の鳩山由紀夫前首相=7日、仙台市泉区

民主党の鳩山由紀夫前首相が元気だ。わずか1カ月前、支持率の急落を受けて退陣に追い込まれた前首相。

当然、今回の参院選でも「謹慎中」として表立った動きは控える予定だったが、遊説に赴いてみれば意外な人気ぶり。

党選対本部は急遽(きゆうきよ)、鳩山氏を遊説へ投入する作戦に切り替えた。

ただ、自らの辞任でV字回復したはずの内閣支持率は、菅直人首相の消費税発言でふいになりそうな情勢。鳩山氏には複雑な思いもありそうだ。

「燃えさかる改革の炎を、さらに大きく燃えさからせていただきたい」

7日午後、仙台市の中心部から車で約20分の郊外の住宅街で、鳩山氏はマイクを握った。

宮城選挙区(改選数2)で、小沢一郎前幹事長が主導して擁立した民主党新人候補の支援を、党選対から要請されたのだ。

演説を終えると、約70人の聴衆から握手攻めにあった。近くの私立大学の学生らにせがまれると、ピースサインで写真に納まる。

路線バスの乗客には大きく手を振り、移動中もワゴン車から身を乗り出して通行人にアピール。

過剰とも言えるサービス精神は首相時代と変わらない。

これに先立ち、鳩山氏は新人候補の事務所でスタッフを激励。

JA宮城や有名企業の仙台支店を回って支援を要請。

さらに同市内の商店街を練り歩いて、支持を訴えた。

「鳩山さんは“喪中”だ。基本的に街頭は自粛だ。応援はハコものになるだろう」

党選対幹部は当初、多くの有権者の目に触れる街頭での演説は避け、屋内での集会しか鳩山氏の出番を認めない方針だった。

ところが、鳩山氏が「政治とカネの問題で批判をいただいた。

私どもの不徳の致すところ、心からおわびを申し上げます」などと低姿勢で釈明を繰り返したこともあって、公示日の大阪・梅田の遊説では有権者は比較的、好反応。鳩山氏は7日までに、1府12県の選挙区に応援に赴いている。

ただ、自身の辞任によるV字回復をふいにした消費税問題には複雑な気持ちを抱いているようだ。

7日の演説でも「私が首相のときは消費税は4年間上げないと言った。

その思いは菅首相にも引き継がれている」と訴えた。

もっとも、鳩山氏の来援を、歓迎する陣営ばかりではない。

鳩山氏は公示前の6月19日に山梨県入りして、街頭演説などで輿石東参院議員会長の支援を訴えたが、「政治とカネの問題でイメージが悪い」とする「輿石選対」の判断で、輿石氏とのそろい踏みは見送られた。

同選対の関係者は7日、「もう山梨入りをお願いするつもりはない」としている。


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