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直木賞作品を読んで。

2006-04-18 | 

今日は温かく過ごしやすい1日なりそうです。

こんなケーキを食べながら読書する1日って憧れちゃうなぁ…。



最近こんな本を読みました。

「容疑者Xの献身」  東野 圭吾(著)

ちなみに第134回直木賞受賞作品です。

直木賞は直木三十五の業績を記念し、
昭和10年菊池寛の提唱により創設された文学賞。
毎年二回、大衆文学の新進・中堅作家に贈られます。


東野さんといえば、最近TVでも放送されていた「白夜行」や映画化された「秘密」、処女作で江戸川乱歩賞作品の「放課後」などが有名ですが、久しぶりに作品を読むことができました。


タイトルがまず気になりますよねぇ。
「容疑者X」っていうのも思わせぶりですが、「献身」という言葉にこの作品は集約されているのではないかと思います。

登場人物は私の身近にはとても居そうにない「天才」と呼ばれる人々が出てきます。
この2人のやりとりに「ドキドキ」してしまいました。
思いもつかないような思考・考察・推理の数々、それとは正反対の日常で見せる平凡な生活。
「天才」と呼ばれる生きることの難しさなどが描かれています。


ここまで真剣に何かに熱中したことが……無いなぁ。

生涯こんな思いをすることがあるだろうか?
……選ばれた人だけに許される、極限の愛なのだろうか?


読み始めたら一気に読んでしまいます。


最後の数ページは読みながら登場人物と一緒に涙を流してしまいました。
本で泣いたのは久しぶり!


たまにあるんですよねぇ、感情移入しちゃう作品って……。



この作品を読んで、映画「ビューティフル・マインド」を思い出しました。
天才数学者とは…人間とは…いろいろ考えさせられました。
生きるって大変だなぁ~って思いますね。

私の脳細胞はどんどん消滅しているのでしょう!
最近、ニンテンドーDSが欲しくなってきました。
これで脳も活性化される?
商品戦略に乗っちゃってる?