現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

塾をさぼりたい時に読む本

2017-01-29 08:55:16 | キンドル本
現代の子どもたちにとって、学校と並んで長い時間を過ごす塾。その塾で子どもたちはどのように過ごしているでしょうか。塾をめぐる中短編集です。巻頭の中編は、児童文学では単独で一冊の本になる分量です。

目次

インディーⅡ号の栄光

主人公は新しい塾へ移りました。
そこはパソコンを使った最新の教え方の塾でした。
試験でいい成績を取った主人公は、みんなから敵意をかってしまいます。
孤独な主人公は、そばの水の流れにマッチ棒を流して一人で遊んでいます。
マッチ棒遊びは、いつのまにかみんなを巻き込んだ仮想のボートレースに発展します。
レースのおかげで新しい友達もできました。
主人公のマッチ棒、インディⅡ号は無敵を誇ります。
しかし、ボートレースは突然破局を迎えます。
主人公とインディⅡ号の栄光は、みんなから忘れられていきます。
ラストで、主人公は新しい決意をします。

明日も遊ぼうよ!

主人公は、塾へ通っていますが成績がふるいません。
塾に行きたくない気持ちでいっぱいです。
そんな時、駅で同じクラスの子と出会います。
彼に誘われるままに、逆方向の電車に乗ってしまいます。
電車の中でその子がいろいろな遊びを教えてくれます。
主人公は、塾をサボった事がばれて叱られます。
翌日、再び駅で友だちに出会いました。
はたして、今日も二人は遊ぶでしょうか?

オープンテスト

主人公は、友だちの付き添いで大手進学塾のオープンテストをうけます。
テストの結果は信じられないほどよく、特待生に選ばれてしまいます。
一方、彼の入っている少年野球チームでは、レギュラーの座が危なくなっています。
おかあさんの勧めで参加した塾の説明会で、いくつもの塾に入ることでお金をもらっているプロの受験生の存在を知ります。
そのため、主人公もお金をもらえることになりそうです。
でも、塾に入ると、チームの自主練に出られなくなってしまうのです。
そうなれば、レギュラーのポジションは奪われてしまうでしょう。
一方で、塾に通って勉強すれば、どんな中学校でも合格できることを太鼓判を押されています。
塾と少年野球、主人公の最終選択は?

誰にボールをぶつけるのか?

主人公の通う学校では、ボールぶつけがはやっています。
主人公は、電車で進学塾に通う様になりました。
そこで、風変わりな友だちと知り合います。
ひょんなことから、彼からお金をたかられるようになってしまいました。
返金を催促したら、エアガンで脅されました。
主人公は、護身のために家からペーパーナイフを持ち出します。
はたして、最後にボールをぶつけられるのは誰でしょうか?

(下のバナーをクリックすると、1月31日までは無料で、スマホやタブレット端末やパソコンやキンドルで読めます。Kindle Unlimitedでは、いつでも無料で読めます)。

塾をさぼりたい時に読む本
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