1999年公開のアメリカ映画です。
コンピュータが支配した世界を描いた近未来SF映画で、その世界観には特に目新しいものはありません。
しかし、CGとワイヤーアクションなどの従来の特撮技術を融合させた映像や音楽は斬新で、関連するアカデミー賞をそうなめにしました。
主演のキアヌ・リーブスの若々しい魅力にあふれた演技もあいまって、世界中でヒットしました。
特に、超高速で反応できるために、弾丸が止まって見えて、イナバウアーのようなスタイルでかわすシーンは、多くのパロディを生み出しました。
子どもたちの間では、それを真似たマトリックスごっこがはやりました。
インターネットが普及する前なので、サイバー空間に入る通路が電話回線というのには、時代を感じさせます。
また、携帯電話はあるものの、まだ通信できるのは音声だけです。
他の記事にも書きましたが、インターネットとスマホがいかにすごい発明であるかと、それを実現している半導体技術の進歩のものすごさが、この映画からも実感できます。