現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

三角関係に悩んだ時に読む本

2017-01-24 09:12:35 | キンドル本
 親友と初恋相手との幸せな(?)三角関係に悩む主人公を描いた長編と、その後日談の長編をカップリングした作品集です。どちらも、児童文学ならば、一冊の本になる分量があります。


 マミ、キッド、そしてぼく

 主人公は、初めてバレンタイン・チョコをもらいました。
 親友のキッドは、16個もチョコをもらいました。
 主人公がチョコをもらったマミは、キッドが欲しかったのにチョコもらえなかった女の子でした
 でも、主人公のもらったチョコは、「愛のボランティア・プロジェクト」で持てない男の子にお情けでおくられたものでした。
 主人公とキッドは、仲直りにレーシングカー場でレースをします。
 その帰りに、マミが、謝罪の意味で手作りのチョコチップ・クッキーをもってきてくれました。
 主人公は、ホワイトデーに、お返しのホワイト・チョコレートをおねえちゃんの特訓のもとで手作りして、マミに贈ります。
 ミニバスケットの試合で、マミは大活躍します。
 マミが本命チョコを贈ったとのうわさの、恋のライバルが出現します。
 三人の恋をめぐる野球の試合が行われます。
 野球では勝負が決まらずに、決着をつけるために行われたじゃんけんの結果は?
 そして、主人公の初恋の行方は?


 グッバイキッド、グッバイマミ?

 主人公の親友のキッドは、卒業式を前にして六年生たちともめてしまいます。
 六年生たちは、キッドを痛めつけようとします。
 主人公たちは、「キッドを守る会」を作って、作戦を練ります。
 いよいよ卒業式の日に意外な展開が待ち受けています。
 主人公の学校では、転校生が増えたので六年生になるときにクラス替えが行われることになりました。
 いろいろと不吉なことが起こって、主人公は自分だけが他のクラスになるんじゃないかと心配します。
 そして、新しいクラス決定の会議を覗き見します。
 主人公は、はたしてキッドやマミと同じクラスになれるでしょうか?

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三角関係に悩んだ時に読む本
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マミ、キッド、そしてぼく (新・子どもの文学)
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偕成社

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