現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

神沢利子「りんごの木」いないいないばあや所収

2018-08-27 08:34:54 | 作品論
 りんごの木のあった懐かしい家の庭、幼い姉妹のままごと遊び、りんごの木にかけられたブランコ、兄弟で競ったかけっこ、ばあやとのお昼寝。
 誰にもある幼い日々の風景が、詩人の手にかかると、まるで夢の国のように魅力的に蘇ってきます。
 兄弟にいじめられた記憶さえ甘美な想い出に思えてきます。
 児童文学者のみならず、すべての人にとって懐かしい場所がここにはあります。

 
いないいないばあや (岩波少年少女の本)
クリエーター情報なし
岩波書店

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