人気エンターテインメントの疫病神シリーズ(それぞれの記事を参照してください)の第七作です。
例によって、イケイケやくざの桑原と半カタギでヘタレキャラの二宮の、デコボココンビが大暴れします。
このシリーズは、四、五年かけてゆっくり書かれていたのですが、第五作の「破門」(その記事を参照してください)が直木賞を取って、テレビドラマや映画になって人気が出てからは、二年に一作のペースで出版されるようになり(一番売れるので)、粗製乱造が目立つようになりました。
特に致命的なのは、二人を取り巻くお馴染みのメンバー(嶋田(二人の理解者のヤクザで、第六作からは組長になっているので、二人の不始末をなんでも尻拭いしてくれる)、悠紀(二宮の従妹のバレエインストラクター)と眞由美(桑原の内縁の妻)という二人のタイプの違う美人、中川(悪徳警官だがいつのまにか二人の後ろ盾になっている)など)がだんだんいい人キャラになっていって、敵対する悪徳集団(この作品の場合は、大阪府警のOBたちや敵対するやくざやおれ詐欺グループなど)と白黒がはっきりしすぎている点でしょう。
例によって、イケイケやくざの桑原と半カタギでヘタレキャラの二宮の、デコボココンビが大暴れします。
このシリーズは、四、五年かけてゆっくり書かれていたのですが、第五作の「破門」(その記事を参照してください)が直木賞を取って、テレビドラマや映画になって人気が出てからは、二年に一作のペースで出版されるようになり(一番売れるので)、粗製乱造が目立つようになりました。
特に致命的なのは、二人を取り巻くお馴染みのメンバー(嶋田(二人の理解者のヤクザで、第六作からは組長になっているので、二人の不始末をなんでも尻拭いしてくれる)、悠紀(二宮の従妹のバレエインストラクター)と眞由美(桑原の内縁の妻)という二人のタイプの違う美人、中川(悪徳警官だがいつのまにか二人の後ろ盾になっている)など)がだんだんいい人キャラになっていって、敵対する悪徳集団(この作品の場合は、大阪府警のOBたちや敵対するやくざやおれ詐欺グループなど)と白黒がはっきりしすぎている点でしょう。
泥濘 疫病神シリーズ | |
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