現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

神沢利子「たまご」いないいないばあや所収

2018-12-13 08:39:39 | 作品論
 生命や性(特に女性)の不思議さを描いた作品です。
 性を描いた文芸作品としては、森鴎外の「ヰタ・セクスアリス」が有名ですが、この作品はより幼い原初的な性を描いています。
 特に、女性の性についてたまごになぞらえて、幼児の視点から見ている点がこの作品の独自性でしょう。

いないいないばあや (岩波少年少女の本)
クリエーター情報なし
岩波書店
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