現代児童文学

国内外の現代児童文学史や現代児童文学論についての考察や論文及び作品論や創作や参考文献を、できれば毎日記載します。

倉本 采「一〇月のお話 小さな木箱」パックル森のゆかいな仲間所収

2017-04-23 09:27:29 | 作品論
 今回のお話では、ファンタジーの不思議な世界というよりは、ポーとコロンタの友情のお話です。
 フェアリーリング(妖精たちが踊り明かした跡とも魔女たちの集会所とも言われている草むらにできた不思議なわっか)の中に落ちていたオルゴールをめぐって、仲良しならではのちょっとしたいざこざが描かれています。
 パックル森には、旅人のシロハラ(ツグミ科の渡り鳥です)がやってきたり、ポーたちの仲間以外の妖精たちや魔女たちが住んでいるようで、読者の想像力を刺激します。

パックル森のゆかいな仲間 ポーとコロンタ (子どものしあわせ童話セレクション3)
クリエーター情報なし
本の泉社
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