読書録「にっぽんお宝桜撮影行」3
著者 ピート小林
出版 エイ(木偏に世)文庫
p62より引用
“ 花見に行ってもゴミが多すぎて気分を害
し、以来、嫌気がさして、桜の名所から遠ざ
かっている人も少なくない。”
目次から抜粋引用
“まだまだ続く、私の桜ジャーニー
シーサー園の寒緋桜
奥道後の桜
日光の桜
根室の千島桜”
桜前線を追いかけ回す著者による、日本全
国の桜の名所を写したフォトエッセイ。
沖縄から北海道まで、桜づくしの一冊です。
上記の引用は、幕間のエッセイでの一文。
桜を愛でながらの飲み食いは楽しみ方の一つ
でしょうけれど、ゴミの片づけを忘れるほど
酔ってしまわないようにしてほしいものです
ね。
桜を追った著者の足跡が紹介されているの
で、桜の写真を撮りながら旅行したい人には、
参考になるのではないでしょうか。
白黒写真を使っているのは、演出なのかも
しれませんが、桜はオールカラーにして欲し
かったところです。
ーーーーー
読書録「凶悪」5
編 「新潮45」編集部
出版 新潮社
p111より引用
“その際、自分は、彼女らから「いろいろご
面倒おかけしますが、よろしくお願いしま
す」と、暗に殺してくれとお願いまでされて
いるんです。”
目次から抜粋引用
“独房からの手紙
驚愕の証言
そして、矢は放たれた
脚光を浴びた死刑囚
消せない死臭”
死刑囚の訴えから発覚した、闇に葬られて
しまうかもしれなかった数々の殺人事件を明
るみに出すこととなった、ノンフィクション。
平成十九年、同社刊行作文庫版。
東京拘置所内の殺人犯からの手紙から始ま
り裁判の結果が出るまで、現実とは思えない
ような事件の取材内容が記されています。
上記の引用は、保険金殺人に関わる家族に
ついての一文。
家族からここまで言われるようになってし
まっては、生きていても苦しみばかりが多く
なってしまいそうですね。家族と離れて生き
ていけばいいのでしょうが、そんなに簡単に
離れられないから、家族なのでしょうし…。
「渾身」という言葉を無理なく当てはめる
事の出来る、ノンフィクションの傑作ではな
いでしょうか。
ーーーーー
読書録「世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ」4
著者 下川裕治
出版 新潮社
p197より引用
“ 多くの人々がその状況を測りかねていた
という。しかしそのうちに、ルーブルで貯め
ていた口座が凍結され、やがて消えた。”
目次から抜粋引用
“サハリンから間宮海峡を渡る
シベリアのおばさん車掌
中央アジアの炎熱列車
憂鬱なコーカサス
ヨーロッパ特急”
旅行作家である著者による、ユーラシア大
陸を鉄道を主に使った旅行記。
ロシア極東からポルトガル西端まで、日本
にいては起こりにくい出来事に多数遭遇しな
がら旅されています。
上記の引用は、中央アジアの国々の独立に
ついて書かれた部分の一文。
旧ソ連から急に独立を押し付けられたような
ものだったそうで、そんなことになったら、
大抵の人はどうしていいのか途方に暮れそう
です。お金は大切ですが、こんなことが絶対
に起こらないとも限らないので、そうなった
らどうするか普段から少しは考えておいても
いいかもしれませんね。
旅行だ旅行だ楽しいな、といった雰囲気で
はなく、全体的に気だるい感じの文章で書か
れています。読んで、自分も行きたいと思う
のは、少数派かもしれません。
命に関わるトラブルと、紙一重で合わずに
住んだことなども書かれていて、国の機関が
あまり近寄らない方がいい、としている国や
地域には、やはり近寄るべきではないのでは
ないでしょうか。
ーーーーー
読書録「ある日のメニュー」3
著者 堀井和子
出版 筑摩書房
p75より引用
“季節季節に自然に育ったもののとりたてが、
しかも新鮮なものが山盛りで安く手に入る、
そんな野菜環境のいいところに住みたいもの
です。”
目次から抜粋引用
“塩/塩できまる
太白ごま油/煮物の味、家庭の味
山菜とみそ/秋田の味
米/やっぱり好きなご飯のメニュー
パン/マンハッタンで懐かしいパンと”
料理スタイリストである著者による、日々
の食事を記したレシピとエッセイ集。
過去他社刊行作、加筆文庫版。
主菜からデザートまで、ちぎり絵イラスト
と共に書かれています。
上記の引用は、著者の野菜の思い出を記し
たエッセイの中での一文。
多くの人がこのように考えたら、もう少し人
口が分散して良いのかもしれませんね。
各家が家庭菜園を持てるくらいの人口密度な
ら、対人ストレスも少なくなりそうですが…。
日常食を集めてあるからか、すぐにでも作
れそうな料理のように思えます。ただ、レシ
ピ集としては、料理数のボリュームが低く感
じられます。
ーーーーー
著者 ピート小林
出版 エイ(木偏に世)文庫
p62より引用
“ 花見に行ってもゴミが多すぎて気分を害
し、以来、嫌気がさして、桜の名所から遠ざ
かっている人も少なくない。”
目次から抜粋引用
“まだまだ続く、私の桜ジャーニー
シーサー園の寒緋桜
奥道後の桜
日光の桜
根室の千島桜”
桜前線を追いかけ回す著者による、日本全
国の桜の名所を写したフォトエッセイ。
沖縄から北海道まで、桜づくしの一冊です。
上記の引用は、幕間のエッセイでの一文。
桜を愛でながらの飲み食いは楽しみ方の一つ
でしょうけれど、ゴミの片づけを忘れるほど
酔ってしまわないようにしてほしいものです
ね。
桜を追った著者の足跡が紹介されているの
で、桜の写真を撮りながら旅行したい人には、
参考になるのではないでしょうか。
白黒写真を使っているのは、演出なのかも
しれませんが、桜はオールカラーにして欲し
かったところです。
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読書録「凶悪」5
編 「新潮45」編集部
出版 新潮社
p111より引用
“その際、自分は、彼女らから「いろいろご
面倒おかけしますが、よろしくお願いしま
す」と、暗に殺してくれとお願いまでされて
いるんです。”
目次から抜粋引用
“独房からの手紙
驚愕の証言
そして、矢は放たれた
脚光を浴びた死刑囚
消せない死臭”
死刑囚の訴えから発覚した、闇に葬られて
しまうかもしれなかった数々の殺人事件を明
るみに出すこととなった、ノンフィクション。
平成十九年、同社刊行作文庫版。
東京拘置所内の殺人犯からの手紙から始ま
り裁判の結果が出るまで、現実とは思えない
ような事件の取材内容が記されています。
上記の引用は、保険金殺人に関わる家族に
ついての一文。
家族からここまで言われるようになってし
まっては、生きていても苦しみばかりが多く
なってしまいそうですね。家族と離れて生き
ていけばいいのでしょうが、そんなに簡単に
離れられないから、家族なのでしょうし…。
「渾身」という言葉を無理なく当てはめる
事の出来る、ノンフィクションの傑作ではな
いでしょうか。
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読書録「世界最悪の鉄道旅行ユーラシア横断2万キロ」4
著者 下川裕治
出版 新潮社
p197より引用
“ 多くの人々がその状況を測りかねていた
という。しかしそのうちに、ルーブルで貯め
ていた口座が凍結され、やがて消えた。”
目次から抜粋引用
“サハリンから間宮海峡を渡る
シベリアのおばさん車掌
中央アジアの炎熱列車
憂鬱なコーカサス
ヨーロッパ特急”
旅行作家である著者による、ユーラシア大
陸を鉄道を主に使った旅行記。
ロシア極東からポルトガル西端まで、日本
にいては起こりにくい出来事に多数遭遇しな
がら旅されています。
上記の引用は、中央アジアの国々の独立に
ついて書かれた部分の一文。
旧ソ連から急に独立を押し付けられたような
ものだったそうで、そんなことになったら、
大抵の人はどうしていいのか途方に暮れそう
です。お金は大切ですが、こんなことが絶対
に起こらないとも限らないので、そうなった
らどうするか普段から少しは考えておいても
いいかもしれませんね。
旅行だ旅行だ楽しいな、といった雰囲気で
はなく、全体的に気だるい感じの文章で書か
れています。読んで、自分も行きたいと思う
のは、少数派かもしれません。
命に関わるトラブルと、紙一重で合わずに
住んだことなども書かれていて、国の機関が
あまり近寄らない方がいい、としている国や
地域には、やはり近寄るべきではないのでは
ないでしょうか。
ーーーーー
読書録「ある日のメニュー」3
著者 堀井和子
出版 筑摩書房
p75より引用
“季節季節に自然に育ったもののとりたてが、
しかも新鮮なものが山盛りで安く手に入る、
そんな野菜環境のいいところに住みたいもの
です。”
目次から抜粋引用
“塩/塩できまる
太白ごま油/煮物の味、家庭の味
山菜とみそ/秋田の味
米/やっぱり好きなご飯のメニュー
パン/マンハッタンで懐かしいパンと”
料理スタイリストである著者による、日々
の食事を記したレシピとエッセイ集。
過去他社刊行作、加筆文庫版。
主菜からデザートまで、ちぎり絵イラスト
と共に書かれています。
上記の引用は、著者の野菜の思い出を記し
たエッセイの中での一文。
多くの人がこのように考えたら、もう少し人
口が分散して良いのかもしれませんね。
各家が家庭菜園を持てるくらいの人口密度な
ら、対人ストレスも少なくなりそうですが…。
日常食を集めてあるからか、すぐにでも作
れそうな料理のように思えます。ただ、レシ
ピ集としては、料理数のボリュームが低く感
じられます。
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