カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

銀座 「グリルスイス」 銀座老舗対決その2

2007-06-29 | 中央区
samuraiです。

今日は銀座にある『グリルスイス』というお店に行ってきました。



こちらは終戦直後の昭和22年開店。
この移り変わりの激しい銀座という街の中で、
60年以上の歴史を誇る、まさに老舗ってやつです。



店内は4人掛けのテーブル席が7つほど。
古めかしいテーブルと、これまた歴史を感じさせるイス。
古きよき洋食屋の雰囲気が漂ってますね。

さて、メニューはこちら。



エビフライやハンバーグ、ステーキなどもありますが、
このお店の一番のウリは”日本で一番最初に生まれたカツカレー”といわれる
千葉さんちのカツカレー」。

えーと、千葉さんって誰よ?と思う方も多いかと思いますが、
この方は元巨人軍の選手の千葉茂さん。
昭和23年、お店の常連さんだった千葉さんが
いつも食べているカツとカレーを一緒に食べたいので
「一緒に載せてくれないか?」と頼んだのが、
日本のカツカレーの発祥だそうです。

壁には千葉さんのサインが飾られています。



カツカレーは勝利の味がする」。
え~とどの辺が勝利の味か分からないんですがww

とりあえず、ここまで言われたら頼まないわけにはいきませんね。
ということで、「千葉さんちのカツカレー(1365円)」を注文。

テーブルの上には昔ながらのブルドッグのウスターソースが。
レトロ感溢れてますね。



さて、待つこと15分。カレーがやってきました。



結構大きめのお皿には、アーモンド型のライス。
その上には色がかなり黒みがかったカレーソース。
その横にはカツとキャベツが。
クラムチャウダーも付いてきます。



うーん、これが元祖のカツカレーなわけですね。
確かに、洋食屋さんのディスプレイに飾られているような、
分かりやすい訴求力がありますね。

それではいただいてみますか。



ルーはみじん切りの玉ねぎと挽肉。
ドライカレーっぽいスタイルですね。
色の黒さに比例して、ドミグラスソースのような濃厚さですね。
辛さはほとんどなく、実にマイルド。

カツはからっと揚がっていて、小ぶりなので
油っこくなく、食べやすいですね。
なるほど、昭和から平成にかけて受け継がれた時代の味って感じですね。
おぉ~、おいしいですね!!

正直ビジュアル的には、
デパートの屋上で休日にお父さんが食べるカレーって感じですが、
これが長らく受け継がれた伝統なんですね。
裏を返せば、自分が子供の時にデパートのレストランとかで食べていたカレーは
こちらのスタイルがモチーフになっているんでしょうね。
そう考えると、感慨深いものがありますね。

ということで、銀座散策の際に皆さんもいかがでしょうか。
日本の元祖のカツカレーを是非どうぞ!!


【お店情報】

「グリル スイス」

住所:東京都中央区銀座3-5-16

電話:03-3563-3206

営業時間:11:00~21:00

定休日:火曜