カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

日本橋・三越前 「蔦カレー」

2007-06-04 | 中央区
samuraiです。

今日は日本橋にやってきました。

ということで、この辺りは高島屋や三越などのデパートが並ぶ
いわばデパートの激戦区。
周りの建物もビルばかりです。
が、その中に横のビルに支えてもらってやっと立っているといった風情の
蔦に覆われた建物が。



周りの風景から見ても、ここは明らかに異次元ww
いやー、なんでしょうか、この磁場がトチ狂った感じはw
しかも、このお店は『印度風カリーライス』というのが正式名称らしいですが
(これが正式名称ってのもどうかと思うんですがw)
蔦カレー』で通じてしまう怪しさww。
秘境探検隊としては、たまんないっすね!
それでは行ってみますか!

店内は日本人形や見たこともないカレーの缶が飾ってある
和風とも洋風とも言えない不思議な空間。
が、こちらのお店は終戦からもう60年ほど営業されているらしく
そのお店の格と歴史がそのまま刻まれている感じですね。
えーと、写真はNGのため、想像力を働かせて考えて下さいw。

で、一番重要なことを書き忘れてました。
こちらのお店にメニューはありません。
ていうか、メニューは「カレー(1200円)」のみです。
なので、店内に入ると「いっこ~」、「にこ~」、「さんこ~」
人数に合わせて、カレーの個数がコールされます。
ちなみに看板に「コーヒー」と書いてますが、
コーヒーを頼んでいる客は皆無ですww。

さて、テーブルに陣取りカレーを待ちますか。
で、水のチェイサーがこれ。



ちょww、やかんww
うーん、気取りがないというか、どーでもいいというかw。

さて、待つこと1分(早っ!)。カレーがやってきました。



普通のご家庭によくあるようなお皿の上には
まけ出たカレーがそのままに。
まあ、見栄え的には最悪ですねww



具材はかなり大きめのジャガイモ、さらに大きめのにんじん玉ねぎ豚バラ肉
付け合せは、なぜかタクアン
うーん、独創的ですね。

それではいただいてみますか!



一口口に含むと、直球で感じるチリ系の辛さが舌の上に来襲。
うぉっ、これかなり辛いですよ!
ルーは、かなりにんにくの風味が強めです。
ジャガイモはかなり大きいのですが、丁度良い茹で加減。
豚肉も煮過ぎてなく、かといって固いわけでもなく、
お肉の旨みをしっかりと感じ取れます。
うーん、おいしいですね!!

まあ、これを印度風かというと「?」ですけど、
大変独創的なカレーだと思います。
ある意味、スープカレーのようにも見えなくもないし、
お家のカレーのようにも見えないこともない。
このお店の空気感と同じく、いい意味で捉えどころがない、
摩訶不思議なカレーだと思います。

まあ、CPは決して良くはないのでアレなんですが、
この地磁気の乱れを感じたい方には、大変オススメですww
都会の真ん中で、異次元の風に抱かれる。
そんなランチタイムもいいですよ!!


※追記!!

こちらのお店は今週いっぱい(6月8日)で60年の歴史に幕を下ろします。
以前食べてまた食べたくなった方、まだ未訪の方、お急ぎ下さい!!
今週いっぱいですよ!!
ちなみに営業は昼のみですので、行かれる方は気合を入れてどーぞ!


【お店情報】

「印度風カリーライス」(※通称「蔦カレー」)

住所:中央区日本橋室町3-4-1

電話:不明

営業時間:昼のみ

定休日:土日祝