カレー侍 (Curry Samurai)

samuraiがお届けするカレープラスα(アルファ)を徒然なるRockな日々の雑感とともに。

富士宮「B-1グランプリ」

2007-06-08 | フェス関係
samuraiです。

今日は富士宮の”富士山本宮浅間大社”で開催される
B-1グランプリ」というものに行って来ました。



こちらは全国のB級ご当地グルメの品評会のような一大イベント。
日本全国から、さまざまな団体が郷土料理を持ち寄り、
それを世の中に問うわけですよ。

今回の参加者は、teruさん・JUNさん・JUNさんの弟さんとその彼女さん・Lakuさんはぴいさんcurryvaderさん・僕。
えーと、名古屋に行ったメンツそのまんまですねw。

ってことで、開催は10時からなのですが
朝9時半には現地についている我ら。
意気揚々と、神社の門をくぐり抜けます。



うおぉっ!?
(;゜д゜)
なんなんすか、この人は!!

いや正直、東京で開催するわけでもないし
まあそんな大した人ごみじゃないだろと思ってたんですが、
下手したら「タイフェス」より混んでます。
マジっすか??
こりゃかなりの気合を入れていかねば!



ということで、まずは「地ビール」などで喉を潤さなければいけません。



ちなみにこの日は25度を楽に越える夏日。
しかも炎天下の直射日光が容赦なく照り返します。
で、各自分担を決め、行列の渦にレッツゴー!
僕は郷土愛のために、「横手焼きそば」の列へ。

が、これがもんのすごい行列。
待てども待てども、さっぱり順番が回ってこない。
で、小一時間ほど炎天下の中で干物になりそうに干されて
やっと順番が回ってきました。
vaderさんのビールの差し入れが後5分遅かったら、
確実にぶっ倒れているでしょうw。



さて、やっと「横手やきそば(300円)」を注文。
早速ビバーグポイントのテントに戻りますか。

テントに戻り、皆さんそれぞれ買ってきたものをめいめいいただきます。

さて、まずは焼きそば3種をいってみましょうかね。
まずは、ご当地「富士宮焼きそば」。



蒸し麺に、キャベツ・肉カス・魚のダシ粉を合わせた焼きそば。
なるほど、独創的ですね。
が、麺はボソボソ。
肉カスの味は全くせず、粉っぽい魚ダシが喉にむせる。
これなら学大にある富士宮焼きそばで食ってる方がよっぽどいいです。
えーと、期待値が高かっただけに最悪です。

さて、お次は「上州焼きそば」。



濃い目のソースに、たっぷりの青海苔と紅生姜。
いわば、焼きそばパンの中に入っている焼きそば。
ま、お味もそんな感じでした。

さて、お次が「横手焼きそば」。



挽肉とキャベツの具材に、味付けはウスターソースとダシ。
上に目玉焼きと福神漬けが載るのが、こちらの特徴です。
麺は茹で麺なのでボソボソ感もなく、それなりにしっかり作られてますね。
目玉焼きと共に食べると、これまた味にまろやかさが加わります。
うーん、おいしいですね!!

さて、カレーもいただいてみますか。
こちらは岐阜県代表の「奥美濃カレー(300円)」。



具材は小芋ににんじん、豚肉。
お家のカレーのように見えますが、サイトを見るとかなり手が込んでいるらしいですね。
が、これが悲しいぐらい期待を裏切ってくれる代物
まず、コクが皆無。っていうか味がしない。
何これ、カレー??
安心安全で旬の食材を厳選して使う」やら、「地元で行ったコンテストで一番人気だったものを代表として送り」やら
美辞麗句だけが虚しく響きます。
そんなこと言う前に、味に気を使え

さて、せっかくなので街にも出てみましょう。
って、うおっ!!



はるか彼方まで人・の渦。
うわ~、こりゃすごい。
で、ここでこんなものを発見。



モ○バーガー」じゃないっすよ。
マスバーガー」ですww。
ってこれって、商標とか大丈夫なんでしょうかw??



マスの淡白なお味に、サルサソースの爽やかな酸味。
おぉ、これおいしいですよ!
ま、全然B級グルメじゃないんですけどねw。

その後は、一緒になった地元のおばあちゃんに
女のロマンを教わったり、色々なお土産をいただいたりと
大変楽しく過ごしました。

ということで、敢えて言わせていただきます

1.集客について

これはある意味とても成功していると言えるでしょう。
この規模でこの人数ってのは、その辺の東京のフェスよりも
かなり集客があると思います。
事前の宣伝もかなり力を入れてましたからね。

2.価格帯について

これもかなり良心的だと思います。
ほぼ全てのお店が、300円均一。
中には、原価ギリギリじゃないかというものも何点かあるわけで。
儲けをがっつかない姿勢は、とてもいいと思います。
ま、ビールはもうちょい安くていいと思いますが。

3.ごみについて

集客数の割りに、ゴミ箱の設置数が少ないかなと思いましたが、
まあ許容範囲でしょう。
神社の境内ということもあり、ごみを散らかすような輩は
ハナから来る資格はありません。

で、ここからが本題なわけですが。

4.出店について

全国津々浦々のB級グルメを集める、その姿勢はすごくいいと思います。
が、やはり名ばかりの店が多数を占めますね。
たとえば、「富士宮焼きそば」や「横手焼きそば」はもう充分メジャーな存在。
それを今さら上げ奉ってもねぇ。
単に人気に便乗してる感が否めません。
もっと、埋もれている地方色の濃いB級グルメは世の中にたくさんあります。
発想はいいのですが、実が伴わないと言うべきでしょうかね。
この辺は、もう少し考えていただきたいと思います。

5.開催地について
前回優勝した富士宮が、今回の開催地だそうです。
とくれば、今回優勝したところが次回の開催地のはず。
当然、各地方自治体もかなり力を入れているでしょう。
が、次回開催地は既に大会前に決まっていた事が判明
何、このイヤらしい大人の世界の談合は
というか、客も真剣に選んでるんですから。
バカにしてんのかと

6.投票方式について

どうやら、気に入ったお店に捨てた箸の量で優勝を決める模様。
もうね、アホかと。
普通に考えたら、あの炎天下の中、あの人ごみを潜り抜けて
わざわざお店のゴミ箱に捨てると思いますか?
その辺のゴミ箱に捨てるでしょ。
あれだけインターネットで大々的に宣伝しておいて、
投票がこんなアナクロな方式って、もうアウトですよ。
せめて、食べた人にIDなどを配り、後から投票するとか
Qコードなどで、決まったお店に投票するとか色々あるでしょうよ。
はっきり言って、投票の結果は「富士宮焼きそば」の二連覇だったのですが、
この結果自体がもう信用出来ませんね
本場の富士宮焼きそばはおいしいと思いますが、
ここのに投票したヤツは味覚がおかしいとしか思えません。
ま、談合ですかねw
こんなことしてたら、いつか見放されますよ
客は正直ですから。

7.大会運営について

開催地が毎回固定されていれば、前回の反省などを踏まえ
徐々に改善されていくとは思いますが、
毎回開催地が変わるのは、致命的ですね
前回のノウハウが全く生かされていない感じです。
行列を整備するにも、しっかりとした主催者側の意図はなく、
ただ並ばせっぱなし。
なので、行列に横入りするヤツはいるは勝手に仲間を呼んでくるヤツはいるは
せめて、行列を整理する係や最後尾を知らせる係などが最低限必要でしょう。
それが、全て観客の自主性に任せられているわけです。
マジで、集まってくる客をバカにしすぎ
あの~、あまりこういうことは言いたくないんですが
富士宮、お前らフェスやる資格ねえわ

ということで、来年は久留米で開催されるそうです。
1・2時間並んで行列に横入りされても文句ない方、
炎天下の中、ぶっ倒れそうになっても構わない方はオススメですw。
僕はもう二度と行きませんけどねww