とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

情報とは何か(脇道編)

2013-08-25 21:26:46 | 哲学・社会
前回までの文章において、情報とは詰まるところ「意味」とその意味を包含する「器」の総合概念であるとした。
インフォメーション: 情報技術の人類史/ジェイムズ グリックでの著作中の言葉を借りれば、「単語は意味の究極的基層の代替表現」であるとのことである。

そして同著の文章では情報の単位は0と1の論理的情報よりも小さいものは無いとし、これを構成することによって世の中の全ての情報が構築されうるという論を展開する。ぱっと見、もっともそれらしく見えるがこれは本当だろうか。私は不同意である。これは現在の工学的には正解であるが、哲学的には正解ではない。どういうことか。

情報のマテリアリズム/藤本一勇の冒頭で、藤本氏は対象の差異よって生ずる意味・認識を情報としている。
私はこれを次のように解釈している。少し難しくなるが続ける。
情報の意味の認識プロセスにおいては、情報を認識する主体と情報を認識される客体の二種類の登場人物がある。情報とは、その主体における価値観・判断機軸からの客体の差異を情報として認識されうるものである。

つまり、0と1においてはゼロ(無)から見た差異である1(有)が情報となり、それらを総合して客観的に捉え、0/1の概念を作り出すのである。

少し奥に入るが続ける。
0から見れば1の位置は「1」の距離が離れた有意体である。
それでは。
0から見た-1の位置はどうであろうか。
これも絶対的な距離「1」の分だけ離れた有意体である。
もう少し奥に入る。
虚数i、-iはどうだろうか。

もう少し奥に入る。
ここから何か想像できないだろうか。
そう、原子における電子雲である。

ここから量子テレポーテーションなどに応用できないだろうかと考えているのだが、量子テレポーテーションの真理が説明を読んでも今一つ分からない。
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雑記

2013-08-24 22:05:35 | 雑感
1.
インターネットを探すと虚虚実実の情報に巡りあって実に楽しい。

が。
次のような情報を見つけた。
貧乏とはまさしくこのことか。

資格ちゃんねる : バブルのときの異常な日常風景 - livedoor Blog(ブログ)
http://shikaku2ch.doorblog.jp/archives/25017146.html
より
<127: 大人になった名無しさん 2008/08/26 14:53:22
使えるのにドンドン学校のゴミ箱へ捨てる、って行為がはやっていた
学校とは直接関係ないモノを持って来て、それを捨てるのを見せ付ける・・・

「これ、×万円したけどもう飽きたから」ってワザワザ宣言してから捨てる

狂ってるよ>
--(引用終わり)--

本当の話しであれば絶句である。
私が学生の時には、まあ贅沢はさせて貰っていたけれど、これは・・・。
ちなみに私が学生の時には、250円のラーメンが高いと言って愚痴を言いながらみんなで食べていた。それでも割かし贅沢な生活をさせて貰っていたと思います。

2.
資格ちゃんねる : 名言だと思う言葉、考えさせられる言葉 - livedoor Blog(ブログ)
http://shikaku2ch.doorblog.jp/archives/30800137.html
68: 名前は誰も知らない 2009/11/06 01:59:48 ID:8Z+A8C2EO
たった一度の人生、自分のしたいことをするべきだ。
失敗が99.9%間違いなくてもやるべきだ。
それはもう成功とか失敗の問題じゃない。
短い生涯最後に問われること、それはやったかやらなかったかだけだ。
逃げないことだ。

346: 名前は誰も知らない 2010/04/13 02:27:02 ID:PBf0/pHu0
銀河鉄道999は名言多い

生涯の選択に、他人の言葉は無用よ。

メーテル

3.
資格ちゃんねる : 日本ってなんで精神論や根性論が好きなの? - livedoor Blog(ブログ)
http://shikaku2ch.doorblog.jp/archives/31111496.html
33: ボタン(埼玉県) 2009/07/20 23:55:46 ID:vvhi59Zg
日本人には問題をシステムとして抽象化・昇華して解決する能力がないから。
論理的にどうしていいかわからないから、いきおい「がんばれ!」
「まだがんばりが足りない!」「根性だ!」しか言えない


650: タンポポ(東京都) 2009/07/21 02:34:52 ID:ZUBhUu0/
方向性が違う努力は改善しなきゃいけない
ところが継続すれば必ず良い事あるよ?と言う奴が出る
成功例を持ちだして上を見ろと言うのは簡単だけど、そもそも成功とは
・時と運と環境と今までの努力
が上手く運んだ時に限る
皮肉な話「何もしないが将来について悩む」も努力だ
そこから本を書いて大金持ちになる奴もいるし、そのまま腐る奴もいる

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ロシアとの現在。

2013-08-22 19:31:01 | 海外・国内政治情報等
ロシア軍機が領空侵犯=福岡・沖ノ島北西

時事通信 8月22日(木)17時33分配信

 防衛省は22日、ロシア軍のTU95爆撃機2機が同日昼すぎに福岡県・沖ノ島北西の領空を侵犯したと発表した。航空自衛隊の戦闘機4機が緊急発進(スクランブル)して対処した。ロシアによる領空侵犯は今年2月以来で、旧ソ連時代を含めると35回目。
 防衛省によると、領空侵犯があったのは22日午後0時9分31秒から同11分10秒まで。空自のF2戦闘機が緊急発進し、領空外に退去するよう無線で警告した。ロシア機から応答があったかは不明。
 外務省の宇山秀樹ロシア課長は在京ロシア大使館のジョスキー参事官に厳重に抗議、事実関係を調査するよう求めた。ロシア側は「本国に確認する」と応じた。 

------------------------
引用ここまで。

OK。
4月末に安倍晋三総理が訪露して会談した件だが、無かったことにしたいようだ。そのようなサインを出したのであれば仕方ない。日本も取るべき選択を取らねばならない。
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日々雑談講話

2013-08-22 18:46:49 | 最近の出来事
私の親戚筋の子供の話である。

その子が大きくなり、晴れて近くの幼稚園に二年保育として入園することが決まった日のことであった。
よくある子供の話として、母親から離れたくない子は色々と抵抗を試みる。
が、この件の子の対応は違った。

まず、数ある先生の中で園長先生と思しき人を見極め(この時点でおかしいが)、そして園服とバッチと帽子を揃えて提出し、

「ぼくはおかあさんといっしょにいるほうがたのしいので、このえんをキャンセルします」

と入園キャンセルを申し出たのであった。私は信じられなかったが、先生達の間で「キャンセル君」として一躍有名になったということなので、どうやら本当のことらしい。

この後の先生の対応も大したもので、「じゃあお母さんに相談するね、帰ったらお母さんに聞いてみよう」と言って、母親にバトンタッチ。
帰った後にその子は母親に聞いてみた。その時の母親の対応は次のようなものであった。

「にねんたったらキャンセルしていいよ」

というか親子で面白セリフ合戦してどうすんねん。

そして翌日、その子は園長先生に報告。
「おかあさんがにねんたったらキャンセルしていいというのでキャンセルやめました」

この子は園で愛されているらしい。大きく育って欲しい。

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よくある社会分析への批判

2013-08-21 11:20:02 | 雑感
人の意見は批判したくない。
それが社会における多様性確保に繋がるからだ。
しかし、自分と同じ方向を向いている人のい意見に関しては、それが人ごとに異なる。この為、自分とは違う違和感を必ず覚えることになる。
それの表明をするとなるとどうしても批判のような文体になってしまう。
著者の方が万が一見ることになってしまったら、下記の批判をご容赦いただきたい。

まずはこちら。

<2013年8月21日(水)09:20

ワンピース世代のやる気の源泉は「一緒に乗り越えること」
(プレジデントオンライン)

PRESIDENT 2013年7月15日号 掲載
若い世代でも自分に自信がある人ほど、大企業への不信感からベンチャーを選ぶという。彼らの仕事観には、LINEやフェイスブックなどのSNSが影響している。

近年の大学生の仕事観を考えるうえで、「仲間」は欠かせないキーワードです。彼らは好景気や物価の上昇を経験したことがなく、両親の仕事も自分の将来も不安定であるのが当たり前だった世代。さらに東日本大震災を経験し、日本の技術もマスコミも信頼できないことを実感しました。

彼らは、「欲しいものは誰もくれない。自分たちで生み出していかなければならない」ということを知り尽くしています。そんななかで、唯一自分たちの力だけで可能だったことが、誰かと手をつなぐことでした。

ただ、彼らの求める「仲間」とは、震災以降にもてはやされた「絆」とは少し異なります。日本社会はこれまで「絆」を「しがらみ」と呼び、どこか疎ましいものとしてとらえてきました。こうしたことを背景に、若者たちが直感的に意識したのが「しがらみのない人間関係」をいかにつくり上げるかということだったのではないでしょうか。彼らはLINEやフェイスブックといったSNSを活用することで、適切な距離感を保ちながら、柔らかなつながりを維持しているように見えるのです。

かつての若者は地方から都市、大学から企業と環境が変わるたびに人間関係のリセットを強いられてきました。しかし、SNSの時代の学生たちの人間関係は就職後も学生時代の延長線上にあり、それが「何かあったらよろしく」というソーシャルキャピタル(社会関係資本)として機能している。そのことは働くことや企業選択に対する意識にも影響を与えているに違いありません。

また、彼らは小学生の頃から『ワンピース』を読んで育ったワンピース世代でもあります。お互いのスキルも弱点も認め合い、仲間と一緒にいろんな冒険をして、何かを乗り越える環境がモチベーションになる。日本企業の競争相手が海外になればなるほど、そうした新しい形のネットワークや価値観はより重要になるはずです。この世代をいかに見守り、育てていくか。それは今後の社会の成長にとっても大切です。

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関西大学社会学部教授 安田 雪

コロンビア大学大学院社会学専攻博士課程修了。東京大学大学院准教授などを経て、2008年より現職。著書に『パーソナルネットワーク』『ルフィの仲間力』など。

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安田さんは現代の若者を「ワンピース」という思考の補助線を引いた上で、作業仮説としての論を分かりやすく展開し、読者に提供している。分かりやすいことは大変良いことであり、社会分析において重要なことである。
だが、これでは不足している。
真実は一つであるが、その分析・意見・観点・観測は無限に存在する。
リンゴが一つあっても、その切り方は無限にあるように、一つの切り方ではリンゴの元の性質を見誤ってしまう可能性がある。安田さんの意見だけでは不足だ。

かつて邱永漢氏(故人)が、「お金は寂しがり屋で、仲間がいるところに集まりたがるんです」と言った。私はこれを真実であり、真実でないと考えた。
確かにお金はある人のところへ集まる。すると不労所得などが出てくる。
しかしこの言葉を表面的に捉えれば、金銭に人格的なものが備わっているような意味がある。
邱氏は、お金を説明するときに人格という思考の補助線を引いたことによって、お金に対する人々への説明を行ったが、やはりこれだけでは不足である。

翻って安田さんのワンピース型若者論は、ものごとの一側面を捉えた結果にすぎない。これをして全体論と言うにはまだ遠いのではないかと私は考えている。

今の若者が不況と震災にあえいである種の諦観があるのは本当だと思う。が、ここで震災や大型不況や政権転覆(あえてこう言う)という苦難に対し、大企業は生き残った。なので、安定と収入を求めるのであれば、大企業か公務員ということになる。
もっともその中でも更にバイタリティーのある層はベンチャーへと向かうだろう。


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