とめどもないことをつらつらと

日々の雑感などを書いて行こうと思います。
草稿に近く、人に読まれる事を前提としていません。
引用OKす。

ドラゴンボール2巻の表紙は何がいいのか(構図編)

2024-03-11 23:55:38 | 映像作品
過去(2023-07-22 22:22:41)に書いてはいたものの、封印していた記事をここに書く。

と言うことで、ドラゴンボール2巻の表紙は何がいいのか(構図編)である。

まずはこちらを。
左が元表紙、右の方が、私が補助線を入れている。


もう本当に何から何まで素晴らしい。
アドベンチャーの少年漫画らしからぬ、セピア色にしているというセンスも逸脱しているが、イラスト関係の人は構図に惚れ込んでいる人も多いだろう。

そこで私が気づいた部分だけ、補助線を書いた。

1.赤:直線の目線
  ここにいる、ブルマ、悟空、トリウマの三者が同じ獲物を見つめている。
  構図以外でも、ブルマがマスケット銃と言う比較的における近代銃器、悟空が如意棒と言う原始的武器を使って獲物を仕留めようとしている対比もグッド。
  また補助線では書ききれなかったが、トリウマが獲物に対して直進する形で目線を展開し、ブルマが比較的右から、悟空が比較的左から視線を送っているのも良い。このトリウマを正面から見れば、直進してくるトリウマに、向かって右から顔を出している悟空と左から顔を出すブルマの構図になる。
  正確に言えば、これは二次元の平面のレイアウトではなく、球面のレイアウトをイラストに起こすとこうなる。
  また、目線のイラスト上での高さが、トリウマの目線の高さから悟空の目線の高さ、悟空の目線の高さからブルマの目線の高さが適度に不均等になっているのも良い。
  細かい話、トリウマの脊椎の向き(獲物に対してやや下向き)、悟空の如意棒の向き(獲物に対してやや上向き)、ブルマのマスケット銃の向き(獲物に対して直進)と言う対比も良い。

2.黄色:ブルマと悟空の体躯は前に向かって湾曲している。
  中心点がずれているのも良い。
  =ブルマと悟空は行動原理の基軸が近いけれどもちょっとずれていると言うストーリー上の展開とも相まって面白い。

3.青:トリウマの三角形における大胆な構図。
  構図の取り方がとても良い。
  尚、岡田斗司夫さんは、時間信仰は左から右にが教科書通りの書き方であると言ってましたが、これは逆ですよね? 解説をされるならば、どういった解説をなさるか興味ある。

4.紫:目線が弧の関係になっている。

5.オレンジ:目線が上の弧を担っているのと対比して、トリウマのくちばしから足のつま先が下の弧を担っている。

この他「ここがこうなっているよ! 」と気づいた点があれば教えて下さい。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鳥山明先生の絵に対する海外... | トップ | 【がるちゃん】何が面白いの... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映像作品」カテゴリの最新記事