転調・つなぎがある曲

昔も書いたかもですが改めて。

その曲の出だしの曲調と違う曲調がつなぎ合わさっている曲をピックアップ。

多分これは作曲家の頭の中にある断片的な元ネタを、依頼や自分の好みの制作に合わせてつなぎあわせているんだと思うのです。

かつて、シェイクスピアのベニスの商人においては、異なった４つの既存の物語をつなぎ合わせるという手法であれが作られていた訳で（当時としてはこういう制作スタイルが主流）、岩波文庫での解説では「滑らかにつなぎ合わせるその手法が素晴らしい」と称賛されていました。

では称賛や批判、好みと揶揄や客観的批評も織り交ぜて見ていきましょう。
聞いたら「あっ、ここで変わった」と言うのが完全に分かるんですが、それが滑らかすぎて気づかない場合と、わざとやっている場合、あるいは失敗している場合など様々です。
昔の曲は本当丁寧に作られていて、変わったことを意識させない場合がかなり多いです。
今は転調やつなぎあわせがそんなに気を使われていないかなという印象です。

滑らか：

ちなみにこれの日本語カバーはここから更に短調になる。


なんであの暗いところから盛り上がるねんと。


短調→長調→短調　：結論としておかしいがどこがおかしいのか説明できない。

意図的にこうしている：





普通に結合してしまった：

これ私凄い思うところありまして・・・
多分作曲家は自分の持っているウルトラパーツをかなり引っ張り出してきた感じはするんですよね。それで無骨につないでしまった感がある。
あと作詞家の方ですよね、多分CyGamesさんから「大人・・・いや子供・・・いや、ターゲット層をとにかく広げたいんで幼稚園児にも受ける歌詞にして下さい」とか頼んだんだと思う。でなければあの歌詞にならない。
あとこの歌の批判ができない。私の周囲にやたらウマ娘好きな人が多くて・・・
いやこれは本当マジで凄いと思うよ！？　でもどっちかというと私はクリエイター側の方であれこれ言う感じだからなー。純粋な一観客として楽しめない。
ちなみに女性のコスプレイヤーの人とも話をしたことがあるのですが、女性のコスプレイヤーとか初めて会ったわ（いやよく考えれば男性もないな）。


これは途中まではかなり滑らかだけれども、2:29のところは違うっしょ？　
多分もこれは懐で温めていたスペシャルフレーズをここだけぶっこんだんだと思う。


ちなみに昔の洋楽ではスピード感を増すために途中でラップパートを仕込んでいてあれも違和感はありませんでした。

いやー本当何回も書くけれども、何度見てもリセット・メレンデスは美人だわ。ああー。



ところで皆さんはこれがどうなって繋ぎ合わさっているか分かりますか？　




答えはこちら。


他：














と言うことで私なりにまとめると、
「つなぎ合わせてもいいけれども、全体として調和しているところをなるべく目指すべき」だと私は考えます。