読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

日曜哲学クラブ

2009-08-20 |  コージーミステリー
日曜哲学クラブ (創元推理文庫)
アレグザンダー・マコール・スミス
東京創元社

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『イザベルは、古都エディンバラに住む、知的で好奇心溢れる女性哲学者。彼女が主宰する“日曜哲学クラブ”は一度も開かれたことがないという不思議なクラブだ。ある日、劇場の天井桟敷から若い男性が墜落するのを目撃した彼女は、長年の哲学的思考で培われた優れた観察力をたよりに若者の死の謎を探るのだが…。寄り道だらけの知的な冒険。女性哲学者の素人探偵シリーズ開幕。』

エディンバラと言えばイアン・ランキンだと思うのだけれど、これは40代の女性哲学者が主人公のコージー。
だけど、ミステリとしては、どうかなぁ、寄り道だらけの一人相撲というところか。
ファーストシーンに登場する人々がその後一切登場しないのも予想外。というか、それでいいのかと思う。

主人公イザベルは数十年前の小説を読んでいるような錯覚に陥るような価値観、生活感で、人物考察、世状考察など面白いのだが、ふつうコージーミステリに限らずミステリに求めるカタルシスは得られない。
実は著者アレグザンダー・マコール・スミスにはボツワナでただひとりの女探偵ミス・ラモツエのシリーズがあるのだが、1冊読み終われなかった。
私には合わないみたいね。


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