『江戸の科学探偵がニッポンの謎を解く!
品川沖に突然海坊主が現れたという。続けて仙台堀では河童も出た。
若き蘭学者岩永淳庵は辰巳芸者の豆吉とともに、騒動を解決すべく
推理をめぐらせるが、そこには驚きの真相が隠されていた……
表題作ほか、江戸の町で起きた難事件、怪事件を
当時の最新科学知識・蘭学を駆使して謎を解き、
さらに江戸の外まで冒険の旅に繰り出す痛快時代ミステリー!
「実にうまい"造り"で、作者の戯作者としてのセンスの鋭さに驚かされる」
――菊池仁(解説より)
【目次】
■高櫓と鉄鍋
江戸の町に突然現れた高櫓。
温泉掘りのためだというが、どうやらほかの狙いがあるらしく……。
■鬼火と革紐
何もないところから突然火の手があがる怪現象が立て続けに起こった。
これは鬼火なのか、それとも…。
■吉と橘
盗賊が奪った絵図には金の在り処が記されていた。
金探しに向かった盗賊を追う淳庵たちも陸奥へ…。
■海坊主と河童
表題作 』
ジャケ買いだが・・・。
主人公(たち)に魅力をかんじられなくて、平谷さん、いつももうちょっとのところではまらないなぁ。