読書日記☆こんな本読んでます

2004年1月からの記録です。
この頃積ん読が多くっていけません....

シェイクスピア全集24 ヘンリー四世 全二部

2013-05-11 | その他小説
シェイクスピア全集24 ヘンリー四世 全二部
シェイクスピア
筑摩書房
『ヘンリー四世の治世は貴族の叛乱と鎮圧に明け暮れた。そのかたわらで放蕩息子の王子ハルは、大酒飲みのほら吹き騎士フォルスタッフとつるんで遊び歩くが、父の忠告に一念発起し、宿敵ホットスパーを執念で討ちとる。父の死後、ハルはヘンリー五世として期待を背負って国王の座につく―。ハルとフォルスタッフの軽快な掛け合いが見どころの人気英国史劇。』


観劇したので。

この長セリフを観客の心に届くように話すというのが素晴らしいと改めて思う。

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クローディアの秘密

2013-01-20 | その他小説
クローディアの秘密 (岩波少年文庫 (050))
E.L.カニグズバーグ
岩波書店
『 クローディアは退屈だった。何か変わったことがしてみたい。でもダサいのはいや。家出することにしたクローディアは、一定の目標を持って計画を立てる。それは、快適で、今までとまったく違っていて、家のように気楽でいられるところへ行くこと。クローディアは慎重にパートナー(弟)を指名し、行き先(メトロポリタン美術館)を選んだ。でも、冒険に不測の事態はつきもの。すぐに、クローディアと弟のジェイミーは、専門家でも解けないような美術品にまつわるミステリーに巻きこまれることに。しかし、この謎を解くことができれば、クローディア自身が求める答えが見つかるかもしれない。
ユニークなストーリー、読者の心をつかんで離さない文体、独特な線画で定評のあるカニングズバーグの作品。ニューベリー賞受賞作の本書も、読者に本を置かせるすきを与えない。一角の人間になりたいというクローディアの願いと、その願いをかなえるために自分探しに出る物語は、特に思春期の入口にいて本当の自分を探し求めようとする子どもたちにとって、共感するところが多いはず。』


NHKみんなのうたの『メトロポリタン・ミュージアム』の元になったストーリーがあることを最近知って読んでみた。
2重構造になっていて、面白い。
子どもたちの感情もさることながら、フランクワイラー夫人の気持ちの動きも面白い。
フランクワイラー夫人も82歳になってこんな友人ができてほんとうによかったと思える。(私自身が老夫人の方に近いということなのかも(笑))

『メトロポリタン・ミュージアム』で、唐突にヴァイオリンのケースがでてきたのかもやっとわかったけれど、あの歌メロディが取りにくいし、歌詞の意味がよくわからないし、アニメが暗いし、けっこう難物だったかも。


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あぽやん

2012-12-22 | その他小説
あぽやん (文春文庫)
新野 剛志
文藝春秋
『遠藤慶太は29歳。大航ツーリスト本社から成田空港所に「飛ばされて」きた。返り咲きを誓う遠藤だったが―パスポートの不所持、予約消滅といった旅客のトラブル解決に奮闘するうちに空港勤務のエキスパート「あぽやん」へと成長してゆく、個性豊かな同僚たちと仕事への情熱を爽やかに描いた空港物語。 』


空港が舞台のお仕事小説ということで手に取ったのだが、重い。
解説には「こういう軽妙な作品を書く作家だったのか、という驚き」とあったが、それは比較というものだろう。
さもありなん。著者は男性作家、それも乱歩賞受賞の、ということだそうだ。
女性作家の軽いお仕事小説が物足りないと思っている方にはいいのかもしれないが、本来重い仕事を軽く書いてくれるからこそ、読もうかと言う気になるのだと思うけどね。

新野 剛志、新庄 剛志(元プロ野球選手)と空目して仕方がない。


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よろず占い処 陰陽屋アルバイト募集

2012-09-28 | その他小説
よろず占い処 陰陽屋アルバイト募集 (ポプラ文庫ピュアフル)
天野頌子
ポプラ社
『王子稲荷のふもとの商店街、ホストあがりのイケメン毒舌陰陽師が営む占いの店「陰陽屋」は今日も細々営業中。ある日おしかけてきたのは、派手なスーツの綺羅綺羅しい一団。祥明が元いた店の若手ホストたちだった。人捜しを頼まれたはずが、なぜかカリスマホストと店を賭けた大勝負に。アルバイトの妖狐高校生瞬太の身の上もいかに!?やっかいな双子の恋占い、ラーメン番長捜しなど、よろず占い処に依頼人の訪問は絶えず。大好評シリーズ第四巻。 』


もう読むのやめようっかと思いながら、4巻目。
どんどん話が薄くなっていくのだけど、とりあえず妖狐高校生瞬太くんがかわいいので読む。
つじつま合わせて大団円に持って行けたらすごいなぁと思いつつ…。


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クローバー・レイン

2012-09-28 | その他小説
クローバー・レイン
クリエーター情報なし
ポプラ社
『作家=小説を書く人。
文芸編集者=小説のためになんでもする人。

老舗の大手出版社に勤める彰彦は、過去の人と目されていた作家の
素晴らしい原稿を偶然手にして、どうしても本にしたいと願う。
けれど会社では企画にGOサインが出なくて――。
いくつものハードルを越え、本を届けるために、奔走する彰彦。
その思いは、出版社内の人々に加えて、作家やその娘をも巻き込んでいく。
本に携わる人たちのまっすぐな思いに胸が熱くなる一作。 』


書店員、出版社の営業と書き継いできて、今回大手出版社の文芸編集者が主人公なのは必然なのかもしれないが、この本の編集者はこれで100%の仕事をしたと思っているのだろうか。
コアなファン向けに、安易に仕事をこなしただけなんじゃないのか。
私が編集者なら手を入れたいところが散見する。
大手出版社なりの苦労はあるものだということはわかったけれど。


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トッカン the 3rd おばけなんてないさ

2012-07-19 | その他小説
トッカン the 3rd: おばけなんてないさ
クリエーター情報なし
早川書房
『お金の警察とも言われる税務署。しかし税金滞納者の取り立てをする徴収官は、誰からも嫌われがちな存在―― ぐー子こと鈴宮深樹は、京橋中央税務署で、とくに悪質な滞納を扱う特別国税徴収官(略してトッカン)の鏡雅愛の下で働く若手徴収官だ。鬼上司・鏡とのコンビも2年目に入り、ぐー子自身もスキルアップ、鏡の罵詈雑言にもちょっぴり口答えできるようになってきた。だが、調子にのりすぎて鏡の故郷・栃木に対する無知をさらし、鏡の怒りを買ったところ、よりによって栃木への出張命令が。徴税対象の登記が管区内にあれば事業実態が遠方でも管区税務署の仕事だ。つまり、出張してでも状況を調べ、場合によっては差し押さえに赴かねばならない。今回の対象は鹿沼にある運送会社と日光の霊水を使った霊感商法。けれど、思わぬところで鏡の元嫁や地元の同級生などが現われて、波乱含みの旅の予感に……少し成長したぐー子の活躍と、気になる鏡の心の内が明らかに! 人とお金の謎に迫る、話題沸騰の税務署エンターテインメント『トッカン』シリーズ第3弾。 』


ぐー子を成長させないわけにはいかないし、そうすると面白みに欠けてくるし…つらいところですよねぇ。
でも好きだなぁ。
鏡さんもいい人!
ドラマが始まってしまうと、読みながら役者さんで描いてしまいますね。


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楽園のカンヴァス

2012-05-18 | その他小説
楽園のカンヴァス
クリエーター情報なし
新潮社
『ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。持ち主の大富豪は、真贋を正しく判定した者に作品を譲ると宣言、ヒントとして謎の古書を手渡した。好敵手は日本人研究者の早川織絵。リミットは七日間―。ピカソとルソー。二人の天才画家が生涯抱えた秘密が、いま、明かされる。 』


はっきり言ってルソーもピカソも好きではない。
それでも、とりあえずページターナーであることは評価すべきなのかもしれないが、果たして上手いストーリーテラーと言えるかどうか…。
あまりに安易な展開には興が覚めるし、あまりにうすっぺらい人物造形は悲しい。




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僕僕先生

2012-04-03 | その他小説
僕僕先生 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
『舞台は中国唐代。元エリート県令である父親の財に寄りかかり、ぐうたら息子の王弁は安逸を貪っていた。ある日地元の黄土山へ出かけた王弁は、ひとりの美少女と出会う。自らを僕僕と名乗るその少女、実は何千何万年も生き続ける仙人で…不老不死にも飽きた辛辣な美少女仙人と、まだ生きる意味を知らない弱気な道楽青年が、天地陰陽を旅する大ヒット僕僕シリーズ第一弾!「日本ファンタジーノベル大賞」受賞作。 』


ファンタジーノベル大賞受賞作だそうで、ファンタジーなのかなぁ。
何が起こるというほどのこともなく、淡々とストーリーは進んでいく…。
それなりに歴史的背景は確かみたい。
好きとも嫌いとも積極的には思わないという筆致。

シリーズは続いているみたい。
さて、どうしようかな。


ぼくぼくステーション 新潮社のサイト


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よろず占い処 陰陽屋の恋のろい

2012-03-18 | その他小説
よろず占い処 陰陽屋の恋のろい (ポプラ文庫ピュアフル)
天野頌子
ポプラ社
『王子稲荷のふもとの商店街、ホストあがりのイケメン毒舌陰陽師が営む占いの店「陰陽屋」は今日も細々営業中。ある日かけこんできたのは、アルバイトの妖狐高校生瞬太のクラスメイト。文化祭の演劇でのヒロイン役を狙って争う女子二人からの依頼は、不穏な雰囲気で…。呪詛や晴れ乞い、離婚の調停、素人手相占い指導まで、よろず占い処に依頼人の訪問は絶えず。瞬太の恋の行方、祥明対いわくつきの母との攻防戦も気になる、大好評シリーズ第三巻。 』


シリーズ3作目。
これまた軽いお話ですけど、でも妖狐高校生瞬太がかわいい!
楽しみなシリーズです。


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オイアウエ漂流記

2012-02-16 | その他小説
オイアウエ漂流記 (新潮文庫)
クリエーター情報なし
新潮社
『南太平洋の上空で小型旅客機が遭難、流されたのは……無人島! 生存者は視察旅行中のサラリーマンと接待先の御曹司、成田離婚直前の新婚夫婦、ボケかけのお祖父ちゃんと孫の少年、そして身元不明の外国人。てんでバラバラな10人に共通しているのはただひとつ、「生きたい!」という気持ち。絶対絶命の中でこそ湧き上がる、人間のガッツとユーモアに感涙する、サバイバル小説の大傑作。 』


ゆるいサバイバルものと言えようか。
無人島に8ヶ月もの間10人で漂流した割には牧歌的。
助かるとわかっていて、どんな手段で助かるのかという一点のみに興味があり、読み進んだ。
10人のキャラはそれぞれ面白く、この後を想像するのが楽しい。



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