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2 失念防止のためのメモ

日韓関係悪化の影響じわり 韓国人観光客が減少、交流中止、滋賀 (京都新聞 2019/08/10)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど

 日韓関係の悪化を受け、滋賀県内でも文化交流や経済活動への影響や懸念がじわりと広がり始めた。

 姉妹都市間の文化交流の中止・変更に加え、対韓輸出管理の厳格化を巡って県内事業所から県への問い合わせが増加。

 韓国語の県内観光情報サイトへのアクセス数は減少しており、観光客数の落ち込みを心配する声が出ている。

 県によると、県内から韓国への輸出額は全体の1割で、主にガラス製品が占める。

 日本政府が半導体材料3品目の輸出管理を厳格化した7月上旬以降、県や日本貿易振興機構ジェトロの滋賀貿易情報センター(彦根市)には10件程度の問い合わせがあったという。いずれも半導体以外の製造業者からで、輸出管理の優遇対象国「ホワイト国」から韓国が外れた後の影響を尋ねる内容だったという。

 観光関係では、びわこビジターズビューロー(大津市)の韓国語観光情報サイトへのアクセス数が7月以降、徐々に減少している。

 7月は前年比35%減で、担当者は「本来なら夏の休暇シーズンはアクセスが伸びる時期なのだが…」と困惑する。

 県内の韓国人宿泊客は今年1月以降、月2千~3千人台で、前年の6~8割程度にとどまっている。「日韓関係だけが原因ではないかもしれない」(県観光振興局)とするが、昨年来、徴用工問題や韓国海軍艦船のレーダー照射を巡ってこじれた外交関係以外に思い当たる要因はないという。

 韓国人宿泊客は県内で台湾、中国に次いで3番目に多く、県は「夏以降はさらに減るのではないか」と影響の広がりを懸念する。

 文化交流では、韓国に姉妹都市のある県内5市1町のうち、守山市が7月に受け入れを予定していた韓国の使節団が訪日を見合わせた。

 民間団体では、大津市のスポーツ団体が安全面の理由で8月の訪韓を取りやめた。同市の姉妹都市・亀尾市で高校生同士の交流試合を予定していた。

 三日月大造知事は6日の定例会見で、駐大阪韓国総領事に友好継続を願う親書を送ったことを明らかにした。

 善隣外交を主導した湖国ゆかりの儒学者雨森芳洲を引き合いに「厳しい時こそ対応を重ねていくことが必要。草の根レベルの交流はしっかり続いていくことが望ましい」とし、経済面への影響も注視していく考えを示した。


日本政府だけでなく、日本国民の“怒り”も沸点に…日韓関係は破綻へと向かうのか (産経新聞 2019/08/11)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど

日本政府だけでなく、日本国民の“怒り”も沸点に…日韓関係は破綻へと向かうのか (産経新聞 2019/08/11)

日本人の立場で考えてみる。
日韓関係は破綻したほうがいい。
戦後生まれがほとんどの日本。
韓国に金銭を毟り取られ続けた日本。
韓国にはウンザリ。
韓国とは関係を持ちたくない。
韓国人の立場で考えてみる。
日本は、重要な金づる。
日本を離さない。
日本から搾り続けることが出来る。
日韓関係の維持が大切。
落としどころは、どこでもいい。
ゴールの移動で、また絞り取れる。
永遠に続けることが出来る。
恐喝者は、被害者を離さない。
毎年、金銭が入る。

 

 1910年から終戦までの35年間、日本に統治された韓国。韓国では「帝国主義の日本がわが国を植民地支配した。その不法行為は許されない」という被害者意識を持ち続けている。
 
 逆に日本はその“贖罪意識”から、韓国の要求をできるだけ飲んできた。しかし、安倍晋三政権にはそれが通じない。

対日無策の韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権に対する日本の不信感と怒りが、もはや限界に達していることにやっと気づき始め、文政権への批判も出始めていた韓国。

 ところが、日本の強硬策に反日で一致団結している。韓国は果たして次にどう出るのか。(編集委員 水沼啓子)

 日韓間で深まる軋轢の発端は、韓国最高裁が昨年10月、日本企業に元徴用工らへの損害賠償を命じた判決を確定させたことだった。日本は韓国側に話し合いや仲裁委員会の設置などを呼びかけてきたが、韓国政府は応じず、具体的な動きも見せてこなかった無作為に、日本政府だけでなく、日本国民の“怒り”も沸点に達していた。

 こうした怒り心頭の日本に韓国側もようやく気づき、慰安婦問題や徴用工問題で示した韓国最高裁の判断について、「韓国の司法府が外交問題にそこまで関与してもいいのか」と疑問を呈する論調も最近出ていた。また対日無策の文在寅政権に対する批判の声も上がり始めていた。

 一方、日本の経済産業省が7月に実施していた、輸出管理で優遇措置を適用するホワイト国から韓国を除外するための政令改正案に対する「パブリック コメント(意見公募)」には4万件を超える意見が寄せられ、その95%超が「おおむね賛成」だったという。

 世論の後押しを受けてか、日本政府は今月2日、ホワイト国からの韓国除外を閣議決定した。この措置に、韓国政府は問題解決に向けて前向きな対応に出るどころか、より一層、頑なに日本非難一色に凝り固まっている。

 文大統領は同日、緊急国務会議を開き、日本政府の対応を非難。韓国側の「相応の措置」による日本の被害にも言及した。

 ちなみに多くの日本メディアは、文大統領が会議の冒頭の発言で使った「賊反荷杖(チョクパンハジャン)」を「盗人猛々しい」と強い表現で訳している。確かに辞書にはそう出ている。

 だが、韓国語の通訳者に聞くと、韓国人は「賊反荷杖」をもっと軽い意味で使っているという。冒頭の発言は「加害者である日本が居直って、大声で騒ぎ立てるのは厚かましいにもほどがある。絶対座視できない」というのが真意に近いかもしれない。ただ文大統領の発言全体をみると、日本に対する“宣戦布告”のような内容だったことは相違ない。
 話を戻すが、日本の強硬措置が、逆に韓国人を反日で一致団結させることになっている。

 韓国では、日本製品の不買運動も行われている。韓国の民間調査会社「リアルメーター」が今月1日に発表した調査によると、「現在、不買運動実施中」と答えた人は、7月10日時点で48%だったが、同月31日時点で64・4%に増加している。

 さて文在寅大統領が示唆した「相応の措置」とは何か。リアルメーターの7月31日の発表によると、ホワイト国から韓国が除外された場合、日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を「破棄すべき」とした韓国人は47%で、「延長すべき」とした41・6%を上回った。

 河野太郎外相と韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相が今月1日、タイ・バンコクで行った会談で、康氏はホワイト国から韓国を除外した場合の対抗措置として、今月24日に更新期限を迎えるGSOMIAへの影響を示唆していた。歴史問題で始まった日韓間の葛藤が、経済問題へ、そしてついに安全保障上の問題へと発展しかねない状態だ。

 「リアルメーター」が5日、発表した調査結果も気になるところだ。なぜか、このタイミングで「福島県産の農産物が提供される東京五輪をボイコットすべきか」といった調査を行っており、その結果、選手の安全を最優先すべきとして「賛成」が68・9%、「反対」が21・6%だった。韓国では今も、福島県産農産物の放射能汚染の危険性が論議されている。

 最近の日韓関係について、朴●(=吉を2つヨコに並べる)煕ソウル大学国際大学院教授は「日韓双方が自分のほうが正義で相手が悪いに決まっているという見方をとっている」と指摘する。

 そして「日韓ともに単純化の誤謬に陥っている」と問題視している。つまり日本のメディアは、文政権の動きをみて韓国全体が反日となり、日本に立ち向かっているといった報じ方をしている。実は韓国で行われている多様な議論や反論が、日本では十分に評価されていないという。

 一方、韓国に対しては安倍政権の声がそのまま伝わり、歴史問題について謙虚に対応すべきといったリベラルな日本人の声は届いていないという。

 こじれた日韓関係。韓国では、日本の統治からの解放を祝う8月15日の光復節を迎えるため、しばらくの間は反日で盛り上がるだろう。

 来年4月には総選挙も行われるので、文政権としては日本に対して安易な妥協は許されない。ホワイト国からの除外で今後、経済的な影響も出始めることが予想される。韓国政府がどこまで持ちこたえられるのか。それが日韓問題の解決に向けた鍵を握っているといえそうだ。

ソウルで日本への抗議集会 4週連続で規模拡大 (テレ朝 2019/08/10)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど

ソウルで日本への抗議集会 4週連続で規模拡大 (テレ朝 2019/08/10)

08/11の気温19度。
半袖⇒長袖
短パン⇒普通のズボン
10度下がった、寒い。
ショボイ報道が多い。
規模が拡大しても日本じゃないしね。
日本は、平和。
デモがない。

テロがない。

 

 

 

 ソウルで10日、日本の輸出規制に対する抗議集会が開かれました。集会は4週連続で、規模が拡大しています。

 韓国の労働組合や市民団体などが主催した抗議集会は10日、ソウルの日本大使館前で行われました。参加者はろうそくを手に持ち、安倍政権と輸出規制措置を糾弾しました。また、元徴用工への謝罪と賠償を求めて日本と韓国のGSOMIA軍事情報包括保護協定)の破棄も訴えました。この集会は4回目で、日本が韓国を貿易管理上の優遇対象国からの除外を決めた先週から規模が拡大しています。


韓国の日本製品不買運動のダメージ明らかに。ユニクロは前年比5割減、無印は4割減(BUSINESS INSIDER 川村力 2019/08/09)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど
 
 
 

「ユニクロでのクレジットカード利用者数は2018年7月比で50%減、2019年6月比で46%減」

韓国のメディア「ビジネスコリア」は8月9日、同国で広がっている日本製品不買運動の影響について、具体的な数字を挙げて報じた。

同7日にはロイターが、韓国の日本産ビールの輸入が前月比で45%減少したことを報じていた。

ビジネスコリアの記事は、韓国最大規模のクレジットカード・イシュアーのデータに基づくものとされ、7月1日〜31日のカード利用者数について、ユニクロ以外のメーカーについても数字が明らかにされている。

同記事が明らかにしている2019年7月のカード利用者数推移データは以下の通り。

ユニクロ (2018年7月比)50%減 (2019年6月比)46%減

無印良品 (同)37%減 (同)41%減

デサント (同)30%減 (同)26%減

ABCマート (同)16%減 (同)6%減

不買運動が加熱する以前の2019年6月、ユニクロのカード利用者数は前年同月比で15%という伸びを示していた。

しかし、7月11日に、ユニクロを展開するファーストリテイリングの岡崎健最高財務責任者(CFO)が「(日本製品の不買運動の)影響があったとしても長期に継続するとは考えていない」「業績を引っ張るほどには至らないと想定している」と発言したことで不買運動が拡大。岡崎氏の謝罪後もユニクロ店舗から足が遠のく事態が続いていた。

なお、NHKの報道番組「ニュースウォッチ9」(8月8日放送)では、韓国・ソウル市内の大学生が取材に応じ、

「ユニクロと無印良品、個人的には好きだが、最近は行っていない。(社会の)雰囲気が悪くて、行くだけで非難されるかもしれない」

「日本製品を買うと、売国奴呼ばわりされる。そう考える若者がたくさんいる」

と発言するなど、不買運動が一定の規模をもって広がっていることが明らかになっている。

(文:川村力)


私が読者登録しているブログ~まこの食いしん坊日記 Ⅱ~jpgが食欲をそそるね

2019年08月11日 | メモ

私が読者登録しているブログ~まこの食いしん坊日記 Ⅱ~jpgが食欲をそそるね

まこの食いしん坊日記 Ⅱ
食いしん坊な主婦 まこの、毎日のごはん日記です
普段の食事を中心に、何気ない日常を ゆるりと更新中 https://blog.goo.ne.jp/mako_mako

 
もう一つの食べ物系は

シニア主婦 69歳の独り言
2月で69歳に~
10数年動きのない生活
変化の乏しい日常とマンネリ晩御飯をup
まさに引きこもりです(笑)
https://blog.goo.ne.jp/hitorigoto

内地の人たちは、いいものを食しているね。

私が読者登録しているブログ~人生の目的は音楽だ!toraのブログへようこそ~2019/07/20記載の抜粋~2019/08/04のプッチーニ「トゥーランドット」の予習に活用した

2019年08月11日 | メモ

私が読者登録しているブログ~人生の目的は音楽だ!toraのブログへようこそ~2019/07/20記載の抜粋~2019/08/04のプッチーニ「トゥーランドット」の予習に活用した


さて、一昨日  18日(木)夜、新国立劇場「オペラハウス」で、新国立オペラ、プッチーニ「トゥーランドット」を観ました この公演は新国立劇場と東京文化会館の「オペラ夏の祭典2019-2020」合同プロジェクトのため、オペラパレスではこの日がプルミエ(初日)公演ですが、東京文化会館ではすでに上演されています…


演出を見ていて、「おやっ」と思ったのは第3幕でリューが自害する場面です。台本では、「リューが兵士の短剣を奪って自分の胸を刺して死ぬ」となっていますが、今回の演出では「リューが衣服の中(脚)に隠し持っていた短剣を取り出して、自分の首を切って死ぬ」となっていました 

私はこれを見て、「何か意図があるはずだ」と直感しました 

それに続くシーンもこれまで見てきた演出とは違っていて、「おやっ」と思いました。通常の演出ではリューの死体をいつまでも舞台上に残しておくことはせず、何人かの兵士たちが舞台から運び去るのですが、この演出では、ラストまで舞台の中央に残し、その上、トゥーランドットが死んだリューの顔を撫でたり、添い寝のような仕草を見せたりします ここでも「何か意図があるはずだ」と直感しました 

そして最後にトゥーランドットが「彼の名は・・・愛」と叫んで、「誰も寝てはならぬ」の旋律を用いた歓喜の合唱で幕を下ろすのですが、その直前、トゥーランドットがあり得ない行動に出て、どんでん返しが起こります リューの自決のやり方、そしてトゥーランドットのリューの死体に対する親密な態度は、この結末の前触れだったのか と気付くことになります…
 

舞台は伝説の時代の中国・北京。絶世の美女ではあるが氷のように冷酷な心を持つトゥーランドット姫は、夫となる男の条件として3つの謎を解くことを課す 解けなければ斬首の刑に処せられる すでに多くの外国の王子が謎解きに挑戦し全問正解できず首をはねられてきた 姫に一目ぼれしたタタール王子カラフは謎解きに挑戦し、すべての謎を見事に解き明かす 動揺する姫にカラフは「翌朝までに私の名前を当てれば、命を捧げよう」と約束する。カラフの名を知る女奴隷リューは拷問を受けるが、口を閉ざしたまま姫の前で自害する 真実の愛に目覚めたトゥーランドットはカラフの名前を「愛」と叫ぶ…
 
     
第1幕に入る直前、3人の登場人物による無言劇が演じられます 演出のアレックス・オリエによる「プロダクション・ノート」には次のように書かれています
「トゥーランドットは祖先が異国の男性に激しく乱暴されたことが原因で、男性を愛することができなくなり、満たされない復讐の欲望を抱き続けているが、このトラウマこそがゾッとするほどの彼女の残忍さの源となっている」
無言劇は この考え方に基づいて、トゥーランドットのトラウマの原因を形として表した演出と言えます 台本にない”劇前劇”については賛否両論があるでしょう
そして管弦楽による力強い演奏により冒頭動機が鳴り響き、物語に入ります 舞台は周囲の壁がまるでエッシャーの無限階段のようになっていて、祭司や民(群衆)らはそこを登ったり降りたりします。そしてトゥーランドットの登場は、舞台中央の上空から、まるで「未知との遭遇」に出てくる「空飛ぶ円盤」のごとく 四角い物体が光とともに降りてきます… 
 

第1幕の舞台を見てまず感じたのは、階段の上の方に登場する人物(トゥーランドット姫、アルトゥム皇帝、官吏、祭司など)は白い清潔な衣装を身に着けているのに対し、階段の下に登場する人物(カラフ、リュー、ティムール、ピン、パン、ポン、群衆など)は地味で目立たない衣装を着けていることです これは、演出者オリエの「物語に存在する冷酷な社会階層の世界」を目に見える形で反映させたものです…
 
 
私もこのオペラを観るたびに「王子と姫という上流階級の二人だけが幸せになるなんて、死んだリューが浮かばれない プッチーニは本当にこれで良いと思っていたのだろうか」と疑問に思っていました。
その点では、今回の演出に共感を覚えるところがあります。

しかし、今回の斬新な演出でも死んだリューは救われません いずれにしても、アレックス・オリエは今回の演出によって、従来のオーソドックスな「トゥーランドット」の演出に挑戦状を叩きつけたと言えるでしょう…
 

最後に特筆すべきは、大野和士指揮 バルセロナ交響楽団による迫力に満ちた演奏です METライブビューイングで観た「トゥーランドット」のスケールの大きな演奏を思い出しました そして、新国立歌劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、びわ湖ホール声楽アンサンブル、TOKYO FM少年合唱団の合唱が「これぞ、トゥーランドット」という迫真に満ちた合唱を聴かせてくれました…

プッチーニの「トゥーランドット」は持ってない。
LPであるのは、「ポエム」「マダム・バタフライ」「トスカ」「外套」「修道女アンジェリカ」「ジャンニ・スキッキ」
CD、DVDはなし
you tubeで予習
ブログの記事から予習して行った。

2019/08/04、札幌文化芸術劇場hitaru 歌劇「トゥーランドット」を聴いた。
4階席なのでステージから遠い。
結末のどんでん返しが、見えない。
4階席、音楽を楽しむだけ。
音の響きが良かった。
オーケストラ・ピットを見ると通常のオペラの管弦楽団より人数が多いと感じた。
トゥーランドットだから人員が必要なのかも…
大野和士指揮、バルセロナ交響楽団の実力…
迫力があった。

私が読者登録しているブログ~Enoの音楽日記~2019/07/20、2019/07/21の記載から~2019/08/04のプッチーニ「トゥーランドット」の予習に活用した

2019年08月11日 | メモ

私が読者登録しているブログ~Enoの音楽日記~2019/07/20、2019/07/21の記載から~2019/08/04のプッチーニ「トゥーランドット」の予習に活用した

 

Enoの音楽日記
オペラ、コンサートを中心に、日々の感想を記します。
トゥーランドット(1)
2019年07月20日 | 音楽
 「トゥーランドット」は問題作だろう。(1)まず未完の作品であること、(2)アルファーノの補筆に否定的な評価があること、(3)リューの死後トゥーランドットとカラフが結ばれるハッピーエンドに疑問の声があること、以上の3点が主な理由だ。

 リューの存在はたしかに扱いが難しい。女奴隷たるリューが、ひそかに愛するカラフのために命を捧げる。その時点で、観客の同情を一身に集める。では、その後のドラマ展開はどうすればいいのか。

 そもそもリューはプッチーニと2人の台本作者が作り出した登場人物だ。原作のカルロ・ゴッツィの戯曲には登場しない(正確にいえば、ゴッツィの戯曲に基づくシラーの翻案、そしてそれをイタリア語に訳したものが原作ということになるが)。さらに遡ると、ゴッツィの戯曲はペティ・ド・ラ・クロワの「千一日物語」の中の話が素材になっている(題名からわかるように、「千一日物語」は「千一夜物語」に倣った作品)。

 では、「千一日物語」の中ではどういう話になっているのか。幸いなことに、その翻訳が出ている。最上英明氏の「《トゥーランドット》と《妖精》」(アルファベータ社)の第5章がそれだ。それを読むと、リューの原型のアデルミュルク(他国の王女だが、今は捕らわれの身となり、トゥーランドットの侍女になっている)という登場人物がいて、その人物がどんな動機で、どんな行動をとるかがわかる。

 最後は自害するのだが、読者の同情はアデルミュルクには向かわず、トゥーランドットとカラフが結ばれることを素直に喜べる。

 だが、アデルミュルクをリュー(女奴隷で、カラフに叶わぬ愛を捧げる)に置き換えたとき、その破壊力は大きく、ドラマトゥルギーを根本的に変えた。

 しかもリューの最後のアリア「氷に包まれた貴女様」の歌詞は、台本作者ではなく、プッチーニが自ら書く念の入れようだ。

 当然その音楽にはプッチーニの想いが込められている。

 リューはそういう厄介な存在でもある。それを今回の新国立劇場での演出家アレックス・オリエは見事に解決した。

 第1幕の幕開き以来、女奴隷として地にひれ伏していたリューが、「氷に包まれた貴女様」で立ち上がり、トゥーランドットと対等に向き合い、愛の意味を説く。

 トゥーランドットは(そして周りのすべての人物も)、その事態に息をのむ。トゥーランドットはリューの言葉を理解し、その帰結としての結末を迎える(その間の心理の推移がアルファーノの補筆部分に重なる)。

 これがアレックス・オリエの読み解いたドラマトゥルギーで、わたしにはたいへん説得力があると思われた。(続く)
(2019.7.18.新国立劇場)


トゥーランドット(2)
2019年07月21日 | 音楽
(承前)新国立劇場の新制作「トゥーランドット」をめぐって、前回はアレックス・オリエの演出について書いたが、今回はその他のことを書いてみたい。

 まず歌手だが、主要な歌手はすべて高水準だった。タイトルロールのイレーネ・テオリンは声のコントロールが抜群だ。

 ワーグナー(ブリュンヒルデやイゾルデ)を歌うときより余裕をもって歌っているように感じた。

 カラフはテオドール・イリンカイという歌手が歌ったが、声の強さは文句なし。

 リューは中村恵理が歌ったが、歌の切れの良さと情感の豊かさが十分で、かつ演技では一頭地を抜いていた。

 その他の歌手では、アルトゥム皇帝を歌った歌手のイタリア語の発音に癖があるのが気になった。ピン、パン、ポンを歌った3人の歌手は、アンサンブルはいいのだが、弾けるようなコミカルさに欠けた。3人の出番は意外に多いので、その部分でドラマの流れが停滞するきらいがあった。

 指揮の大野和士は、オーケストラの掌握、歌手との一体感、ドラマの構築、安定感、そのどれをとっても一流のオペラ指揮だった。

 オーケストラは大野和士が音楽監督を務めるバルセロナ交響楽団が務めたが、弦の音色に独特の艶があり、また木管のソロも光った。

 特筆すべきは合唱かもしれない。新国立劇場合唱団、藤原歌劇団合唱部、びわ湖ホール声楽アンサンブルの混成チームだが、幕開き早々、圧倒的な合唱を聴かせた。「『トゥーランドット』って合唱オペラだったっけ」と蒙を啓かれる思いがした。

 舞台装置は、高い壁が三方をふさぐ巨大な地下牢のようだった。その威圧感は息苦しくなるほどで、わたしはその晩、夜中に目が覚めて、眠れなくなった。地下牢の中にすっぽり入ったような感覚だった。

 その地下牢はトゥーランドットの専制支配の暗示だが、それは同時に、第一次世界大戦を経験したプッチーニが、やがて訪れる全体主義を予言するようでもあり、また(プッチーニの文脈から離れて)近未来に訪れる危険のある全体主義への警告のようでもあった。

 地下牢なので、舞台は暗いのだが、随所に差し込む光の美しさが印象的だった。照明はウルス・シェーネバウムという人だが、センスの良さを感じた。

 演出について細かい点を補足すると、ピン、パン、ポンは3大臣ではなく、飲んだくれの労働者になっていた。地下牢の住民の退廃の表現だ。また首切り役人のプーティンパオが6人もいて、視覚的な迫力があった。(了)
(2019.7.18.新国立劇場)

私は、4階席、ステージから遠い。
結末のどんで返しが、判然としなかった。
トゥーランドットの音楽を聴くだけ。
大野和士指揮 バルセロナ交響楽団は、響きが抜群に良かった。

大坂なおみ、セリーナにストレート負けも世界1位復帰「とてもうれしい」(スポーツ報知/報知新聞社 2019/08/10)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど
 
セリーナにストレート負けも世界ランク1位復帰が決まった大坂(ロイター)
© スポーツ報知/報知新聞社 セリーナにストレート負けも世界ランク1位復帰が決まった大坂(ロイター)

 テニスのロジャーズ・カップは9日、トロントなどで行われ女子シングルス準々決勝が行われ第2シードの大坂なおみ(21)=日清食品=は、昨年の全米オープン決勝以来の対決となったセリーナ・ウィリアムズ(37)=米国=に3―6、4―6のストレート負けを喫した。

 女子ツアーを統括するWTAによると、8月12日に発表される世界ランクで大坂の1位復帰が決定。

 現在世界ランク1位のアシュリー・バーティ(23)=オーストラリア=が今大会で初戦敗退し、同3位のカロリナ・プリスコバ(27)=チェコ=も準々決勝で敗れたため。

 大坂は6月24日付の世界ランクで約5か月間、キープしてきた世界1位の座をバーティに明け渡していた。

 試合後、ツイッターを更新した大坂は「数日間で多くのことを学びました。1位に戻り、そして試合中でも笑顔になれた。正直、とてもうれしい」と充実感をつづった。

 連覇を狙う全米オープンは8月26日に開幕する。


ソウルで安倍首相糾弾の集会 輸出規制を批判、4週連続 (共同通信社 2019/08/10)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど

 【ソウル共同】ソウル中心部の日本大使館前で10日、日本の輸出規制強化を批判し、安倍晋三首相を糾弾する集会が開かれた。

 開催は4週連続。韓国警察によると、約1500人が参加した。

 日本大使館は集会に近づかないよう在留邦人らに注意喚起したが、混乱は起きなかった。

 参加者は「ノー・アベ」と書かれたプラカードを掲げ、元徴用工問題や輸出規制強化を念頭に「(戦時中の)強制徴用に対し謝罪せよ」「経済侵略を糾弾する」とシュプレヒコールを上げた。8月下旬に更新の判断期限を迎える日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA)の破棄も訴えた。


人権問題で日本批判の韓国 国際社会から人権問題追及される (NEWSポスト・セブン 2019/08/10)

2019年08月11日 | ネット・ニュースなど
 
  

 韓国経済が世界に誇る代表と言えばスマホシェア世界1位のサムスンだが、その労働環境への批判が世界では高まっている。

 ベトナムの市民団体CGFEDと国際環境団体のIPENの調査によって、ベトナムにあるサムスンの工場では失神や生理不順が相次いでいることが発覚。

 それをまとめた報告書を受けて昨年3月、国連が「国連人権専門家たちが労働環境について憂慮を示した」との声明を発表した。

 さらに国連は「報告書の発表以後、サムスンが『外部の人にサムスン内の労働環境について話せば訴訟を起こす』として、労働者を脅迫した疑いがある」とし、「これについてもサムスンに説明を要請した」と明らかにしている。

 次いでフランスでは、パリ地裁がアジアの労働者の労働基本権侵害などを理由に、サムスンを起訴した。

 フランスには「フランス企業の人権実践責任法」という法があり、国外で起きた労働権侵害にも責任を問うことができるという。

 人権問題で日本を批判してきたはずの韓国が、いまや人権問題で国際社会から追い詰められているのが実情なのだ。

 だがこうした事実は、韓国国内で知られることがほとんどない。韓国事情に詳しいジャーナリストの河鐘基氏は言う。

「韓国では、(日本の対韓輸出管理強化をめぐる)WTO提訴問題についても徴用工問題にしても、海外で報じられたことであっても自国にネガティブな内容の場合はほとんど報じられることがありません。ハンギョレ新聞など一部メディアがライダイハン問題(*注)やサムスン問題などを取り上げていますが、それも一般の人の目に触れることはほとんどありません」

【*注:ライダイハンとは、ベトナム戦争中に派兵された韓国軍兵士がベトナム人女性に生ませた子供のことで、最大3万人とも推計されている(韓国「釜山日報」)。なかには、強姦によるものも多く含まれており、韓国軍による「戦争犯罪」として一部では問題視されてきたが、韓国政府が黙殺してきたこともあり、広まることはなかった】

 こうしてますます、韓国と世界の認識は乖離していくことになる。「世界で最も韓国に甘いのが日本だ」と言われるようになる日も近い。

※週刊ポスト2019年8月16・23日号