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Murder On The Orient Express 2001 TV Version

2018年03月08日 | YOU TUBE ポアロ

wikipedia

『オリエント急行殺人事件』(Murder on the Orient Express)は、アガサ・クリスティによって1934年に発表された長編推理小説である。著者の長編としては14作目、エルキュール・ポアロシリーズとしては8作目にあたる。

ストーリー
中東での仕事を終えたポアロは、イスタンブール発カレー行きのオリエント急行に乗り、ヨーロッパへの帰途に就く。一等車両にはポアロの他、様々な職業、国の出身者が乗り合わせ、季節外れの満席となっていた。その中の1人、アメリカの富豪サミュエル・ラチェットがポアロを知り、話しかけてくる。彼は脅迫状を受け取っており、身の危険を感じてポアロに護衛を依頼する。しかしポアロは興味を持たず、またラチェットに良い印象を持たず、これを断る。
列車がヴィンコヴツィとブロドの間で積雪による吹き溜まりに突っ込み立ち往生する中、翌朝、ラチェットの死体が彼の寝室で発見される。彼は、何らかの刃物により全身を12か所に渡ってメッタ刺しにされて殺害されていた。現場には燃やされた手紙が残されており、そこから解読されたのは「小さいデイジー・アームストロングのことを忘れ」という言葉だった。ラチェットはかつて、富豪アームストロング家の令嬢である幼いデイジーを誘拐して殺害した犯人だった。最初に容疑者と目されたデイジーの子守り役の少女は投身自殺し、妊娠中だったアームストロング夫人が事件のショックで早産して母子ともに死に、夫のアームストロング大佐も夫人の後を追って自殺した事件のことはポアロもよく知っていた。ラチェットの正体を知ったポアロは捜査を始め、友人で国際寝台車会社(ワゴン・リ)重役であるブックと、乗り合わせた医師コンスタンチンと共に事情聴取を行う。雪に閉ざされた列車からは犯人は逃げられないはずだが、乗客たちのアリバイは互いに補完されており、誰も容疑者に該当しない。
困惑しながらもポアロは真相を導き出し、乗客たちに二つの解答を提示する。一つは、何らかの理由でラチェットと対立していたギャング等の人物が途中の駅で列車に乗り込んでラチェットを殺し、すでに列車から降りたというもの。列車がすでに違う標準時に入っていることをラチェットも乗客たちも忘れていたとすれば、乗客たちの証言とのつじつまは合う。それはあり得ないというコンスタンチンたちに対し、ポアロはもう一つの解答を話し始める。
 

登場人物
サミュエル・エドワード・ラチェット (Samuel Edward Ratchett)
アメリカ人。部屋は2号室。60歳代の老人で、実業家。一見柔和そうに見えるが、眼光や雰囲気には狡猾で獰猛な態度が表れており、ポアロには不愉快さを感じさせていた。デイジー・アームストロングを誘拐して身代金を奪った後、彼女を殺害した犯人で、本名はカセッティ。莫大な保釈金を支払い釈放された後、名前を変えて外国で暮らしていた。金ずくでポアロに護衛を頼むが断られ、その夜のうちに寝台で刺殺された。

ヘクター・マックイーン (Hector MacQueen)
アメリカ人。部屋は6号室。30歳前後の長身の青年で、ラチェットの秘書。ラチェットとは約1年前にペルシャで知り合い秘書となったが、ラチェットとの個人的な面識はあまり見られない。

エドワード・ヘンリー・マスターマン (Edward Henry Masterman)
イギリス人。部屋は4号室。ラチェットの執事で、無表情でかしこまった中年男性。

アーバスノット大佐 (Colonel Arbuthnot)
イギリス人。部屋は15号室。40歳代程の男性で、インドから帰って来た。イギリス人らしい慎重な性格で、バグダッドではデブナムと意味深な会話をしていた。

メアリー・デブナム (Mary Debenham)
イギリス人。部屋は11号室。バグダッドで家庭教師をしていたと言う。ポアロの観察によれば28歳前後と見られる背の高いほっそりとした女性。整った顔立をしており、落ち着いて世慣れた聡明な性格を持つ。

ドラゴミロフ公爵夫人 (Princess Dragomiroff)
フランスに帰化したロシア人。部屋は14号室。所謂亡命貴族の老婦人で、夫がロシア革命前に財産を海外に移していたため大富豪となった。名前はナタリア。容姿は極めて醜いが、それを不快に感じさせない高潔さを持つ。

ヒルデガード・シュミット (Hildegarde Schmidt)
ドイツ人。部屋は8号室。ドラゴミロフ公爵夫人に15年仕える女中で、無表情で静かな中年女性。

ハバード夫人 (Mrs. Hubbard)
アメリカ人。部屋は3号室。陽気でおしゃべりな中年女性で、他の客相手に娘の話を延々と聞かせていた。犯行の夜、同じ部屋に犯人らしき男がいたと声高に主張している。

グレタ・オルソン (Greta Ohlsson)
スウェーデン人。部屋は10号室。愛想の良い中年女性で、ポアロによれば「どこか羊を思わせるような」穏やかな顔をしている。就寝前に間違ってラチェットの部屋のドアを開けたらしく、確認されている限りでラチェットと最後に会った人物でもある。

アンドレニ伯爵 (Count Andrenyi)
ハンガリー人。部屋は13号室。外交官をしている、30歳ほどの美男。妻を事件にあまり関わらせないよう擁護している。

アンドレニ伯爵夫人 (Countess Andrenyi)
ハンガリー人。部屋は12号室。アンドレニ伯爵の妻で、まだ20歳ほどの若い娘。貞淑な美人で、多くの人物がその美しさを認めている。

サイラス・ハードマン (Cyrus Hardman)
アメリカ人。部屋は16号室。派手な服装をしており、チューインガムをくちゃくちゃして軽薄さを演出している。セールスマンとして通していたが、実は私立探偵でラチェットに依頼されて身辺護衛を行っていたことを尋問の際に打ち明けた。

アントニオ・フォスカレリ (Antonio Foscarelli)
アメリカに帰化したイタリア人。部屋は5号室。自動車のセールスマンで、色の浅黒いイタリア人気質の大男。

ピエール・ポール・ミシェル (Pierre Paul Michel)
フランス人。ポアロたちが乗るオリエント急行の車掌で、ラチェットの死体の発見者でもある。

ブック (Bouc)
ベルギー人。国際寝台車会社の重役で、ポアロとはポアロがベルギー警察にいた時期からの知人。寝台は1号室だったが、後に別車両に移った。所用でオリエント急行に乗っていたところ事件の発生を知り、会社としてポアロに事件の究明を要請する。

コンスタンチン博士 (Dr. Constantine)
ギリシャ人。医師で、ラチェットの検死を行った。

エルキュール・ポアロ (Hercule Poirot)
ベルギー人の私立探偵。イスタンブールに数日滞在する予定だったが、関わっていた事件の発展によりオリエント急行での帰還を余儀無くされた。客室が満員になっていたため、予約客が現れなかった二等寝台の7号室に通され、その後ブックが使っていた1号室に移動した。

テレビドラマ
スペシャルドラマ(アメリカ)
2001年4月22日に放送されたアメリカ製作の長編ドラマ。ポアロはアルフレッド・モリーナが演じた。日本では『オリエント急行殺人事件〜死の片道切符〜』のタイトルでDVDが発売された。

Cast
Alfred Molina as Hercule Poirot
Meredith Baxter as Mrs. Caroline Hubbard
Leslie Caron as Sra. Alvarado
Amira Casar as Helena von Strauss
Nicolas Chagrin as Pierre Michel
Tasha de Vasconcelos as Vera Rossakoff
David Hunt as Bob Arbuthnot
Adam James as William MacQueen
Dylan Smith as Tony Foscarelli
Peter Strauss as Mr. Samuel Ratchett
Fritz Wepper as Wolfgang Bouc
Kai Wiesinger as Philip von Strauss
Natasha Wightman as Mary Debenham