ココスジャパン(9943)、株主優待の休止と業績予想の下方修正を発表して夜間取引で株価が17%超も下落!優待券と割引カードの優待は2019年3月末が最後に… (ザイ・オンライン 2019/04/15)
ココスジャパン(9943)、株主優待の休止と業績予想の下方修正を発表して夜間取引で株価が17%超も下落!優待券と割引カードの優待は2019年3月末が最後に… (ザイ・オンライン 2019/04/15)
ゼンショーHD子会社で、ファミレスの「ココス」を展開する株式会社ココスジャパンが、株主優待を休止することを2019年4月15日の15時に発表した。
ココスジャパンの株主優待は、毎年3月末と9月末時点の株主を対象に実施されており、従来の内容は「100株以上を保有する株主に年2回、保有株数に応じて『食事優待券』と『飲食代割引カード』を贈呈」というものだった。
しかし、今後は2019年3月末実施分を最後に休止される。
ココスジャパンが株主優待を休止する理由は「同日開示の『業績予想の修正に関するお知らせ』の通り、2019年3月期の業績予想は大幅な下方修正になる見込みです。このような経営状況に鑑み、検討を重ねました結果、誠に遺憾ながら、株主優待制度を休止させていただくことといたしました」とのことだ。
ココスジャパンの株主優待は、ゼンショーHD各店舗で利用できる優待券など。株主優待目当てで保有していた個人投資家も多かったかもしれないが、業績予想の下方修正を理由に、すでに実施された2019年3月末分を最後に休止されることになった。
開示情報によると、もともと前期比で減収減益予想だったが、売上も利益も予想をさらに下回る見通しとなった。
本日(2019年4月15日)15時の「株主優待の休止」と「業績予想の下方修正」の発表を受けて、SBI証券の夜間取引(PTS取引)では一時、本日の終値2238円より388円も安い1850円(マイナス17.33%)を記録している。
ただし、同社は同時に上限20億円の自社株買いを実施することも発表しており、明日(2019年4月16日)以降の株式市場で株価がどのように反応するかが注目されそうだ。