大坂「危なかった」、ハレプ欠場で王座維持に追い風 ポルシェGP (AFPBB News 2019/04/24)
【AFP=時事】女子テニスのポルシェ・テニス・グランプリ(Porsche Tennis Grand Prix 2019)に出場する世界ランキング1位の大坂なおみ(Naomi Osaka)が23日、ポイントで肉薄する同2位のシモナ・ハレプ(Simona Halep、ルーマニア)が臀部(でんぶ)のけがで同大会の欠場を発表したことを受け、「危なかった」と話した。
今週、ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で今季のクレーコートシーズン初戦に臨む21歳の大坂は、ポイント差が200を切っているハレプの欠場について「彼女は目の前に迫っていた。危なかったと思う」とコメントした。
今週、ドイツ・シュツットガルト(Stuttgart)で今季のクレーコートシーズン初戦に臨む21歳の大坂は、ポイント差が200を切っているハレプの欠場について「彼女は目の前に迫っていた。危なかったと思う」とコメントした。
ハレプの欠場により、王座維持へ追い風が吹いている大坂だが、今大会では勝つことがすべてではないと考えている。
2017年のポルシェ・テニス・グランプリでは予選から本戦に勝ち上がった大坂は「『優勝する』なんて大げさなことは言いたくない」「純粋に楽しんでドイツのお客さんを体験してみたい。前回ここにいたときの私は無名だったから」と話した。
全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)、全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)と四大大会(グランドスラム)を2大会連続で制したことで、大坂は間違いなく「無名」ではなくなったが、手にしたばかりの世界的な名声に対応するのは難しいと明かしている。
「あっという間の出来事だった。自分自身に大きなプレッシャーをかけてしまい、最初は苦しかった」「今はできていないけど、自分がやらなくてはいけないことがあると感じている」
また、1月に全豪を制して以来優勝から遠ざかり、直近3大会連続で早期敗退に終わっている大坂は、コーチを務めていたサーシャ・バイン(Sascha Bajin)氏との決別については話そうとせず、「その手の質問に答えると迷惑をかけてしまう。相入れない考え方の違いがあった」と話した。
5月に開幕する全仏オープンテニス(French Open 2019)に向けてクレーコートに慣れたいと考えている大坂は、「他のどのサーフェスよりもクレーでの経験が少ない」「ボールの跳ね方が違うし、球に合わせてスイングしないといけない。フラットに打てないので、それが自分にとっては少し難しい」と語った。
大坂は25日に行われる2回戦で、先月のマイアミ・オープン(Miami Open 2019)で敗れた謝淑薇(Su-Wei Hsieh、シェ・スーウェイ、台湾)と対戦する可能性がある。
【翻訳編集】AFPBB News