豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

ヘリコプターの呼び方 補足の補足

2007年04月06日 | 山を飛ぶヘリコプター
前回の補足記事に付け足しです。


まず始めに、用語の間違いを訂正させていただきます。恥ずかしながらずーっと間違えたまま使っていたのですが、

誤 ダウンバースト
正 ダウンウォッシュ

です。すいません。
ブログ内の記事は、すべて書き直しました。




そして遭難救助のヘリコプターを語る際に、忘れてはならないことを思い切り書き忘れていました。


それは、

ヘリコプターの後ろには近づかない

でことです。


着地による救助、あるいは下界に着陸してヘリコプターから降りる際には、絶対にヘリコプターの後ろ半分に行ってはいけません。テイル・ローターが高速で回転してますから非常に危険です。それにヘリコプターの後ろ半分はパイロットから死角になります。

ヘリコプターから降りて機体から離れる時には、パイロットが見える方向に進むのが原則です。



画像は東邦航空の「ラマ」です。白馬山麓のヘリポートにて。

またヘリコプターの後ろに行こうとする人を見つけたら、絶対に止めます。止めるときには声で注意せず、体を引っ張ります。どんなに大声で注意しても、エンジン音で聞こえないからです。

私は小屋番時代、ヘリコプターレスキューの「神」から直接これらの注意を学びましたが、その時はヘリコプターの後ろに行こうとするヤツがいたら「殴れ」と、ドスの効いた声で言われました。


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