豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

白馬岳でFOMA

2007年06月02日 | 白馬岳など北アルプス北部ネタ
私は2年前に携帯をDocomoのmovaからFOMAに変更しました。





あまり深く考えずに購入したので、その年の夏、北アルプスで全然使えないことに気づいて愕然としました。

白馬岳周辺の場合、ほとんどの稜線で通話が不可能です。大雪渓では葱平から上部の通称「雷鳥」看板(標高2500mぐらい)まで。白馬大池周辺は部分的に通話可能なところがある程度。白馬三山を越えて鑓温泉分岐では使用可能。鑓温泉でようやくガンガン使える、という感じです。

頂上宿舎でも使用可能なポイントがありますが、一般の人は立ち入り禁止です。またそこへ行くのがかなりメンドウです。白馬山荘にも使用可能なポイントがありますが、これまた一般の人は立ち入り禁止ですし、敷地内とはいえけっこう距離があります。


というわけで、パトロールで大雪渓を下降している時にあわただしくメールチェックしたり、サイトを巡回しているわけです。

白馬乗鞍岳のピークにある大きなケルンに登ると、FOMAが使えたり使えなかったりします。夕方、誰もいない頃にケルンに登っては、必死になって携帯を天にかざしています。ほとんど○○ですね。

FOMAユーザーでもアタマのいい人は、movaの携帯を別に持参していました。これだと山小屋の前でメールチェックができます。私はFOMAに変更した時点でmovaの携帯を放棄したので、再度movaの携帯を買う気にはなれませんでした。




しかし、この状況が今年から変わるかもしれません。



ドコモのサイトから引用しました。
ピンク色は従来のエリアです。そして水色の部分が2007年6月末までに拡大するエリアです。

だいぶ稜線に接近してきました。


水色のエリアは「FOMAプラスエリア」です。FOMAは2GHZ帯の周波数を使用しているため直進性が強く、山間部には向いていません。しかし「FOMAプラスエリア」は800MHZ帯を使用するため電波が回り込むようになり、基地局から広範囲で通話が可能になります。


問題は、古いFOMAだとプラスエリアに対応していないことです。

私が持っている機種はプラスエリア対応前のものなので、この恩恵に与れません。仕方がないので、ヤフオクか何かで白ロムを探してみることにしました。今年の夏は携帯を新旧持参して、通話チェックしてみたいと思います。


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