ツアー登山の参加者を放置プレイするツアー会社って、まだ存在するのね

七ツ石小屋のツィートですが、バテた参加者を小屋に置き去りにしようとしていたので宿泊を断ったとのこと。

そのツアー会社にもいろいろ都合があるのだとは思いますが、お客様を途中の小屋に「一人で」置いていこうとするなら、当小屋ではご宿泊はお断りします。うちのブログなんて読まずとも山の常識なのですが。https://t.co/NoYKOK0rJt

— 七ツ石小屋 (@nanatsuishigoya) November 10, 2018

他のツィートやリプライでは、山行中にパーティを解散することができると約款に書いてあるとか、離脱届！を書かされたとか、空恐ろしいことが書かれていますわ。お客さんからカネとってるんだから、ちゃんと面倒みろよと思います。

それにしても、どこの会社だろ。２社ほど思い浮かびますけど、こっちの方でもツアーやっているのかな？（意味深

そもそもバテで動けなくなる参加者を出してしまうことが自体が問題です。七ツ石小屋を通るってことは、恐らく鴨沢から雲取目指していたのだと思いますが、標高差は相当なものだったはず。まともな会社なら、初見の参加者をいきなり連れて行かないでしょう。もっと楽なコースで脚力を見極めてから参加させると思います。仮に遅れがちな参加者が出たとしても、まともなガイドがついていれば放置プレイに至ることは考えられないですな。

何度か書いていますが、バテバテになった人の多くは体力が無いわけではなく、歩き方が悪いだけのことが多いです。八方尾根や白馬大雪渓などでコースタイムの２～３倍かけて登ってくるような登山者と何度も同行していますが、ちゃんと指導しながら歩けばコースタイムから極端に遅れることなく目的地の山小屋に到着します。要は休む時間が多すぎるだけであり、休まずに歩けるペースがわかっていないのです。

関連ネタ：サ・ヨ・ナ・ラ　ツアー ／豊後ピートのブログ
参加者に対してあらかじめ誓約書を書かせておき、バテで遅れたら北アルプスの稜線から単独で下山させるケース



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