豊後ピートのブログ

元北アルプス南部の小屋番&夏山パト十数シーズン経験。今はただのおっさん

ヘリの風圧で発生した落石で遭難者が死亡?  の続報

2018年12月05日 | 山岳遭難
昨年の5月ですが、山梨県丹波山村の山中でヘリコプターによる救助活動中に落石が発生し、遭難者に当たって死亡という事故がありました。

ヘリの風圧で発生した落石で遭難者が死亡? /豊後ピートのブログ

この件について、このほど運輸安全委員会による報告書が公表されました。

ヘリの風で?落石、救助中の遭難者死亡 山梨の事故
朝日新聞  2018年11月29日10時02分

そこで久しぶりに運輸安全委員会のサイトから報告書を読んでみましたけど、これはもう、地形的にかなり厳しいところですな。

朝日の記事からの引用ですが、

引用
男性は、急斜面にある幅約3メートルの枯れ沢の中腹で左足首の痛みを訴えて動けなかったが、
引用おわり

現場は小室川に面した斜面ですが、それに加えて涸れた沢の中に遭難者がいたようです。

運輸安全委員会の報告はここから読めます。リンク先の「説明資料」がわかりやすいかな?

ホバリング高度は50メートル弱なのですが、狭い涸れ沢の中に吹き込んだために相当強い風になったのだと思います。しかも沢筋であることから、落石も発生しやすかったのかなと。


余談ですが、この事故調査ではヘリコプターのメーカーがあるアメリカからも代表者が参加していると報告書に記載されています。機体そのものには問題が無さそうなケースですけど、そこまでやるんですな。同様に要救助者が死亡したけど運輸安全委員会の調査が入ってない静岡のアレを、なんとなく思い出しました。↓↓↓

富士山救助失敗で遺族が静岡市を相手に起こした訴訟が年内に判決の模様/豊後ピートのブログ


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